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エベレスト街道トレッキングに持って行って良かったアイテム10選とか必要なかったあれこれまとめ

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エベレスト街道トレッキングのレポートを一通り書いたらまとめようと思ってた記事です。旅の直後より少し日を置いた方が冷静に振り返れるかなと思って……。

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エベレスト街道に必要な装備については先人達のレポートがネット上に溢れていて私も参考にしまくったので、ググって貰えば色々と見られると思いますが、自分が調べた中では「この辺あまり見かけなかったな」ってのを中心にピックアップします。

当然、「超音速備忘録」からぱた氏のエベレスト街道・厳選10アイテム記事はごりごりにチェックしていたので、それとは被らないように選んだつもり。

ちなみにからぱた氏の記事で最高にナイスだった情報が「ココナッツビスケット(COCONUT CRUNCHEES)」。日本から少しだけ持って行った行動食以外は、ほぼこのクッキーばかり食べ続けました。安くて美味くて高カロリー。全てのネパールトレッカーに教えたい!

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あとウェットティッシュはメンソール系のも用意しましたが、赤ちゃん用のお尻拭きが最強です。全身どこでも拭けるので顔拭いて体拭いて最後に足の裏かお尻拭いてフィニッシュと無駄がない。
ついでにトイレットペーペーは全トレッカー必携アイテムですが、どんな環境のトイレでも首にぶら下げておけば快適なのでそのためのスズランテープ等をお忘れなく。

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今回、登山装備的なアイテムは(定番過ぎるので)殆ど挙げていませんが、普段夏山からちょっとした雪山まで登ってる人なら手持ちのアイテムで全て事足ります。登山経験全くないけどエベレスト街道歩きたいって人は…… えーと、ある程度の体力があれば大丈夫だとは思いますが、知らない人に適当なことも言えないので、素直にガイドを雇うのをオススメ。カトマンズからなら装備一式見繕ってくれるはずです(激安パチモノが揃ってるので、数万円で揃うはず)。
ソロトレッキングで頑張りたい人は頑張ろう。全ての選択が自分の自由なのでマジ最高です。

①SIM2FlyのプリペイドSIMカード

トレッキング中のネット接続については「必要になったら宿で有料Wi-Fi使えばいいでしょ……」位に考えていたけど、現地ではネット環境があるとないでは情報収集他の快適度が段違い。念のため用意しておいたSIM2FlyのプリペイドSIMが大活躍でした。ログカメラに感謝!

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ただしネパール国内ではNcell(エヌセル)という国内2位のキャリアにローミングされて、エベレスト街道の途中の街までしか使えないので、カトマンズかナムチェバザールでNTC(ネパールテレコム)のSIMを買うのが圧倒的正解のはず。現地でのやり取りが不安な人は、お守り代わりにSIM2Fly持ってこ。

我が家は「4GB/15日間(世界70カ国)」と「3GB/8日間(アジア14カ国)」を買っていって両方普通に使えました。ちなみにAISはタイのキャリアですが、何故かSIM2Flyはタイで使えないので注意(笑)(タイは空港でフリーSIMが手軽に買えます)。

あと、現地のロッジで売られているWi-Fi「Everest Link」はそこまで混雑期でない春シーズンでも、激遅で使い物にならないことが多かったので、余程のネットジャンキーやツイ廃(私だ)でなければ手を出さなくてもいいかも。

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②ナムチェバザールで買ったパチモンクロックスCROOS

行動中に履くのはトレッキングシューズですが、各村のロッジで過ごす際にサンダルがあるとなにかと快適です(食事とか散歩とか夜のトイレとか)。行きはルクラ便の余計な荷物になるので、トレイル前半のナムチェバザール(車の通ってない富士山ぐらいの標高にアウトドアショップやATMがばんばんある不思議な街)でクロックスの偽物を購入しました。2個で1500円位だったかな?

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帰りにルクラで捨てるつもりだったのですが、一度サンダルのある生活に慣れると手放せなくなり、その後のチトワン国立公園〜タイ観光でも履きまくった上、結局サンダル履きのまま日本まで帰ってきてしまった相棒感溢れるやつらです。本家クロックスよりも軽くて最高。

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ナムチェバザールのこの辺の店に売ってます

ちなみにトレッキングシューズは柔らかいもので十分という声もありますが、距離と道の状態を考えるとよほど山を歩き慣れてる人以外はそこそこソールの固い登山靴が良いです。ガチガチの縦走靴でなくてもいいけど、10〜15kg背負って山道10日以上歩くイメージは持っておきましょう。
あと夜のロッジは冷えると聞いてましたが春ならテントシューズ(象足)が必要になるレベルではなかったです。象足履いる外人トレッカーもいましたけど。

③YAMAP及びオフライン版の電子地図もろもろ

紙の地図は日本からナショジオのものを1部と、カトマンズで1部買いましたが、1/50,000縮尺では大まかな情報しか載ってないので、行動中に見てたのはほぼ電子地図です。

メインに使ったのはYAMAPで(なんとYAMAPには海外の有名トレッキングルートの地図が用意されてる!)スマホ版とスマートウォッチ版の両方を事前にダウンロード。縮尺によって表示が微妙だったりもしましたが、等高線入りで、次の街の名前も分かるし、主なルート表示がされているので必要十分。

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左がMAPS.MEのナムチェ、右はYAMAP地図のカラパタール付近

その他、スマホではGoogleMapのオフライン版(日本以外のエリアでは可能なサービス)をダウンロードしてたものと、MAPS.MEも併用しました。GoogleMapにはロッジやレストランの評判もかなり細かく載っているので、回線があるうちにキャッシュしておくといいです。歩く場所は山道でも、宿泊するのは街(村)なので情報は重要。

YAMAP / ヤマップ

YAMAP / ヤマップ

  • YAMAP INC.
  • スポーツ
  • 無料

後は疲れてくるといちいちスマホを取り出して現在位置を確認するのが億劫になるので、YAMAPが入ったスマートウォッチ(カシオ WSD-F30)は相変わらず重宝しました。GPSログの取得などもこれで行いましたが、充電が必要になる電子機器が増えるのでマストアイテムではないかも。

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④電子版「地球の歩き方」「神々の山嶺」他Kindle書籍もろもろ

高度順応の都合で1日に移動できる距離には制限があるので、案外ロッジで暇を持てあますこともあります。常に世界のトレッカーや現地人と交流して過ごすぜ!ってバイタリティがある人は兎も角、電子書籍があれば退屈な停滞やロッジの空き時間を退屈せずに過ごせます。

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ガイドブックの「地球の歩き方」や「ロンリープラネット」はとりあえず電子版を持っておくと何かと安心ですし、エベレスト街道で読む「神々の山嶺」はマジ最高(ここはあえて谷口ジローの漫画版で。エベレスト街道の描写があるのは3〜4巻あたり)。後は電子積ん読だった「羊と鋼の森」と「黒部の山賊」を停滞日に読みました。
ネット回線が細くなってから漫画をDLするのは地獄なので、日本かカトマンズにいるうちに何冊か落としておきましょう。私はスマホがあるからと置いていきましたが、バッテリー消費するので素直にKindle持って行けば良かった(妻は持って行った)。
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⑤Anker PowerPort Solar(ソーラーチャージャー)

スマートフォンに一眼カメラ(2台)、スマートウォッチと電子機器の多い自分はAnkerのソーラーチャージャーを持って行ったのが大正解でした。
行動中&宿に到着したら太陽が隠れるまで、ひたすら2台のモバイルバッテリーを充電して、夕刻から各機器をチャージするターン。無料で電源使い放題だったナムチェのロッジを除いて、ロッジの有料充電は一度も買わずに歩ききりました。

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私はパネル3枚の21Wタイプ、妻はパネル2枚の15Wタイプを使いましたが、15Wタイプでもスマホ+スマートウォッチの充電なら普通に足りていたそう。
私は21Wで10000mAhと5000mAhのモバイルバッテリーを充電し続けて結構ギリでした。カメラ2台を1日使うと、充電池2本で10000mAhバッテリーをほぼ使い切ってました。

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バックパックやアタックザックの背中にソーラーチャージャーを固定できるよう、小型のカラビナ(オモチャでも可)は少し多めに用意しておくといいです。

⑥Newmowa デュアルチャンネル バッテリーチャージャー

カメラ用充電池の充電は、Newmowaの互換チャージャーがめちゃくちゃ役に立ちました。モバイルバッテリー経由のUSB給電で、カメラ充電池2本を同時に充電できるので毎晩使ってました。一応、予備としてメーカー純正の充電器も持って行きましたけど。

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最近は直接USB充電できるカメラも多いので、カメラ1台のみなら必要ないかも?
ちなみにカメラ充電池はカメラ2台に対して6本持って行きました。1日のうちにそれぞれ2本目に突入する所までだったので、結果的には4本でも回せたかもしれませんが、2本は予備だと思えばまあ順当だったかと。

⑦海外キャッシング設定してあるクレジットカード

これはエベレスト街道に限らず海外旅行全般に必須かもですが、ネパールの現地通貨ルピーは日本の空港では両替できないので、ATMからカードキャッシングでルピーを引き出すのが一番手軽かつ手数料も少ないです。クレジットカードやドル払いできる場所も多いですが、カードの手数料は標高が上がる程取られるので(ナムチェで15%くらい?)現金を持っておくのが確実です。

キャッシングできるATMがあるのは自分が確認した範囲だとナムチェに数カ所と(夜19時過ぎまで明いてた)、あとクムジュン村にもありました。ルクラからナムチェまでの2日間の間に、1日に使う金額の概算を出して、帰りのナムチェまでの現金は用意しておくと何かと安心。

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我々は日本で計画していった以上に現地でお金を使うことが分かったので、行きのナムチェで数万ルピーキャッシングしましたね。マジ無計画。

⑧テーピングテープ

からぱた氏のブログではコンプレッションタイツを挙げていますが、自分は寒い時期にコンプレッションタイツを履かない宗派なので(ジオラインやメリノウールの保温タイツを気温に応じて着用します)、必要に応じてテーピングテープで膝をテーピングしていました(あるセミナーで着圧タイツと同じ効果があると聞いた)。用意したのはキネシオとニューハレの2ロールですが、毎日使うのでなければ1人1ロールあれば十分でしょう。

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ハサミがあると便利だけど、機内持ち込みしないよう注意

帰路を中心に下り坂が続くような日は膝にテーピングをしていましたが、結果、夫婦ともに足の不調は発生することなく無事に踏破することができました。
今までコンプレッションタイツは結構重要視してたアイテムですが、今後は日本の夏山もキネシオテープでいいのでは?なんて思ってます(今シーズンは積極的に試すつもり)。

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⑨ブリーズライト(鼻腔拡張テープ)

標高が上がると、特に3500mを超えた辺りから睡眠時の呼吸が浅くななると言われますが、その対策として持って行ったのがグラクソ・スミスクラインのブリーズライト。鼻の上にペタって貼っておくと、鼻腔が広がり鼻の通りが良くなります。

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出発までに日本の花粉に鼻腔をズタズタにされていて、ネパール滞在中も鼻の中は瘡蓋だらけのガビガビな状態でしたが、就寝時の鼻の通りはこいつに助けられた気がします。
実際どこまで効果があったのはかは分かりませんが、4000m、5000mを超えても寝苦しさを感じることもなく、単純にダイアモックス(ゾラマイド)による尿意で起こされるのみでした。でもってダイアモックスの利尿作用は半端ないよ!

ブリーズライト スタンダード 鼻孔拡張テープ 肌色 レギュラー 30枚入

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  • 発売日: 2013/08/28
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

⑩500mlナルゲン+折り畳み漏斗+1Lプラティパス+粉末スポーツドリンク

もはや1アイテムじゃないけど、飲料関連ってことでまとめてしまいましょう。
からぱた氏の記事で紹介されてる1Lナルゲンボトルは欧米トレッカーの使用率もやたらと高いのですが、行動中に使うにはどう考えてもデカ過ぎる(個人の意見です)。ドリンクホルダー等での携行しやすさを考えたら500mlボトルが扱いやすいし、就寝時の湯たんぽにする際のタトパニ(熱湯)の量(料金)も半分ですみます。

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さらに1Lプラティパスとシリコン製の漏斗(ろうと・じょうご)があれば、湯たんぽとしても使えますし、水の携行にもなにかと便利。トレッキング中の飲料水はミネラルウォーターを買うか、湯たんぽに使った湯冷ましを飲むかだと思うのですが、500mlのプラティパス+1Lナルゲンがあれば、水の携行やら一時保存で困ることはないです。

お腹を壊した際の水分補給用と念のため持って行った粉末のスポーツドリンク、つまりポカリ&アクエリ。ネパール滞在中にお腹を壊すことはなかったのですが、トレッキング帰路で妻が体調を崩した際の飲料として、さらに乾燥や埃で喉がやられやすいエベレスト街道なので、甘い飲み物には後半戦かなり助けられました。そしてこのスポドリを作るのに、プラティパスや漏斗が結構役立つのです。

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そこまで大量には必要ないですが、1L分の粉末を1人2〜3個持って行くといざというときに助けられます。あとは、ミネラルウォーターに比べて美味しくない冷ましタトパニを飲む際に使えます。

次点アイテム

さらに10選に入れる程でもないけどやっぱり紹介しておきたいし、人によってはなくても良さそうなアイテムをもう少し。まあ、そもそもデジカメの充電器にしても全ての人が必要でもないので、全体見て気になるアイテムあったらチェックしておいてください。

パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)

妻の提案で買って行った血中酸素の濃度を測るパルスオキシメーター。これがあれば楽になる、という訳ではないのですが、高度を上げるにつれて血中酸素濃度が徐々に下がっていくことが目視でき、呼吸法を意識することで数値を回復する様子が分かると、行動中の息切れなどにもすぐ呼吸で対応するクセが付くようになります(深呼吸は疲れやすいので、速く吸ってゆっくり吐く感じ)。

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体調不良時の停滞や一時撤退の判断にもなりますし、むしろソロトレッカーほど持っていてもいいと思ったアイテム。我が家は妻が日本の山でも3000mを超えると息切れしやすかったり、飲酒で頭痛が出やすい体質なので心配していましたが、セオリー通りの高度順応を行うことで無事カラパタールまで登ることができました。

保温ボトルは必要か?問題

エベレスト街道の荷物として保温ボトルは必要か不要か? 全く使わなかったという意見も結構あってどうするか悩んだのですが、念のため500mlサイズの山専ボトルを1本だけ持っていきました。結果使ったのは明け方前からカラパタールに登った日のみでしたが、氷点下の中風に吹かれ、日の出を待ちながら飲んだお湯は本当においしかった……。その日意外はずっとザックの一番下に転がっていましたけども。

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この絶景を眺めながら凍えてました……

そのために280gの荷物を増やすかはあなた次第です。

携帯ウォシュレットは途中まで使える

少し前にブログでも取り上げた手動の携帯ウォシュレット。エベレスト街道でも使っていましたが、標高が上がるにつれ水が冷たくなって夜間に使うのは厳しいアイテムになってしまいました(笑)
ナムチェあたりまでの限定アイテムですが、通常の旅行ならば必須アイテムでよいかと。

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あと、実はエベレスト街道って食事はダルバートやモモなど野菜や大豆が多く、肉類の摂取が少なくなるせいか、お通じが平均的に少なめかつスッキリしていた気がします。あくまでサンプル数2の感想ですけど。

BUFF的ネックウェア、或いはマスク

何度か書いてますがエベレスト街道はヤクやゾッキョがそこら中にウンコをしていて、標高の低いうちや雨の後は結構臭います。そして4000mを過ぎると今度は空気の乾燥+砂埃や乾燥したヤクの糞等に悩まされることも。マスクをしているトレッカーも結構見かけますが、私は必要に応じてBUFF(筒状のネックウェア)を口元に上げてマスク代わりにしていました。

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エベレスト街道トレッキング中は基本風呂やシャワーに入れないので、BUFFはバンダナ的にも使えますし、首まで下ろせばマフラー代わりにりもなります。
使い捨てマスクも持って行きましたが、白いマスクをしているアジア人は日本人だと一発でバレます(笑) 黒や色の付いたマスクはカトマンズやナムチェで普通に売ってます。

使わなかった&見直しても良かったアイテム

必要だと思って持って行ったものの結局出番がなかったアイテムたち。トレッキング後半になると何度も投げ捨てたい衝動に駆られましたが、なんやかんやでお守り程度にはなってくれたのかも?

お守りのチェーンスパイク

カラパタールやチュクンリに行くのに軽アイゼンが必要かは、季節や年によって情報が色々とあるので、念のため軽アイゼンとしてのチェーンスパイクを持って行きました。氷河の端っこを歩くのに一瞬使っても良かった程度で、結局は一度も使うことがありませんでしたね。雪も何度か降ったけどアイゼンが必要な程は積もらなかったし。

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ちなみにゴーキョピークとカラパタールを掛け持ちする場合は、結構雪深い峠を歩くみたいです。あとアンナプルナBCも標高の割に雪が沢山だったと他のトレッカー情報にて。
現地ガイドはザックにチェーンスパイクをぶら下げてる人もいるので、状況次第だと思いますし後はナムチェやディンボチェあたりまでなら現地で買うこともできます。荷物を減らしたいなら持って行かずに、上から下りてくるトレッカーと情報交換しつつ必要ならナムチェで買えばいいのかなと。

ミニ三脚は完全に錘

持って行ったけど結局使ったのは1度のみで、それもなければないで別にやり方もあった程度……。作品撮りや撮影メインでもなければ個人的に三脚は不要だと思いました。
記念撮影も人に頼むか、後は魚眼レンズを使って自撮りばかりしてました。

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雪山用のハードシェルよりレインウェア

雪山用のハードシェルを防寒着として使ったのは5000mを超えてからの数日のみで、しかも日中の行動中は脱いでしまうことが多かったです。防水透湿素材なのでレインウェアとしても使える訳ですが、雨の中の行動着にしてみると表地の撥水効果が落ちてくると生地が厚手な分水を含みやすくなり、乾くのもレインウェアに比べると遅い……。

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やはりハードシェルは雪の中で使うものであって、春のエベレスト街道にはオーバースペックなアイテムかなと。レインウェア(3シーズン用シェル)で十分だと感じました。
国内残雪期にしても行動着はソフトシェルばかりですし、雨が降る時期はレインウェアを携行する位がいいのかなと、その辺の微妙な時期に着る用で、中にインサレーションを着られるように少しサイズに余裕のあるレインウェアを購入しました…… 帰国してから。

持って行けば良かったアイテムたち

現地で欲しくなった、或いは帰国してから持って行かなかったことを後悔したアイテムたちもあります。

ショーワグローブ 防寒テムレス

基本的にエベレストBCまでは日中の行動なので、少々冷えるぐらいならウインドストッパーのグローブ(マムートのシェルターグローブ)で十分でしたが、明け方からカラパタールに登った日だけは、さすがに冷えたのでBDの冬山用グローブを使いました。
これはこれで暖かくて良かったのですが、雨降りの中で使った結果、オーバーグローブもビショ濡れになってしまい、レイングローブの類を何も持ってないことを後悔しました(日中とはいえ、ずっと濡れているとかなり手が冷えます)。

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手持ちのグローブだとGORE-TEX製のグローブなどもありますが、完全防水の防寒テムレス持ってくれば良かったねぇ……と妻とよく話をしていました。

山座同定アプリ PeakFinder AR

ガイドなしのソロトレッキング。とにかく何をするのも自分たちの判断という自由さが良いですが、周りに見えているヒマラヤ名峰の名前がサッパリ分かりません(笑) 近くのガイドの説明に聞き耳を立てたり、地図を見て推測するのですが、ブログ記事で書いた山の名前の多くも帰国してから地図と写真を照らし合わせて同定したものばかり。

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via: PeakFinder モバイル

最近筆者の周りでも話題の「PeakFinder AR」。存在を知ったのがネパールからの帰国後ということで、かなり惜しい思いをしました。海外に登山やトレッキングに行く際は絶対に入れておくことをオススメします。

PeakFinder AR

PeakFinder AR

  • Fabio Soldati
  • 旅行
  • ¥610

風邪薬は余裕を持った量を

常備薬として用意していた風邪薬は4回分(2日分)、妻も同じ位持っていましたが、帰路で妻が体調不良を訴え発熱してから回復するまで3日ほど。途中私も喉風邪っぽい症状が出て薬を飲んだので、手持ちの薬を飲みきってしまい、やや不安な状況となりました。

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ナムチェバザールの薬局で風邪薬や喉飴は買うことができましたが、2週間のトレッキングでの常備薬はもう少し多めに用意しておくべきでした。

その他装備一覧

その他、エベレスト街道のトレッキングで使ったザックの中身とカメラ装備一式について、以前の記事から改めて貼っておきます。

ウェア関係は下着、ベースレイヤー系は各3組用意していましたが、1組減らしても大丈夫だったと思います。今なら防寒、ウェア、三脚、その他を見直して1〜2kgは軽量化できるかも? 

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【ザック&シュラフ】
バックパック(パーゴワークス カーゴ40)(PaaGo Works / CARGO 40)
トレッキングポール(モンベル ォールディングポール)
アタックザック(バーグハウス 18L)
シュラフ(モンベル アルパインダウンハガー#3)
コンプレッションバッグ(モンベル コンプレッションスタッフバッグS)
ドライバッグ(カリマー 40L)
カメラバッグ2個(パーゴワークス フォーカス新/旧)

【ウェア関連】
登山靴(マムート テトンGTX)
サンダル(ナムチェで購入)
トレッキングパンツ(TNF バーブパンツ)
ドライレイヤー2枚(ファイントラック 半袖スキンメッシュ、長袖アクティブスキン)
長袖ベースレイヤー3枚(薄1枚、中2枚)
タイツ2枚(モンベル ジオラインMID、スーパーメリノウールEXP)
フリース(ファイントラック ドラウトレイ)
ソフトシェル(ファイントラック ニュウモラップ)
ハードシェル(ファイントラック エバーブレスグライド)
レインパンツ(モンベル ストームクルーザー)
インサーレーションジャケット(パタゴニア ナノパフフーディ)
ダウンパンツ(モンベル スペリオダウンパンツ)
靴下3本(スマートウールPhD ヘヴィ2本、ミディアム1本)
インナーソックス3本(ファイントラック、インジンジ)
バラクラバ(ファイントラック メリノスピン)
ハット、ビーニー、バフ
速乾ハンカチ2枚

【その他備品】
地図
ヘッドライト2個
サングラス2個
もってこタオル2枚
日焼け止め
1DAYコンタクト20日分
予備2WEEKコンタクト
メガネ
歯磨きセット
キネシオテープ2本
チェーンスパイク
グローブ2枚(厚手、中手)
インナーグローブ2枚
ツェルト
エマージェンシーキット
常備薬
ダイアモックス(ゾラマイド)
小型ナイフ
爪切り
ハサミ
トイレットペーパー
ポケットティッシュ
ウェットティッシュ
携帯ウォシュレット(手動)
ナルゲンボトル(500ml)
山専ボトル(500ml)
プラティパス(1L)
折りたたみ漏斗
行動食

【カメラ、ガジェット類】
カメラ(オリンパス OMD E-M1 Mark ×2台)
レンズ(オリンパス M.ZUIKO 12-100mm F4.0 PRO、M.ZUIKO 8mm F1.8 Fisheye PRO)
予備レンズ2本(参照
SDカード(参照
Apple iPhone8
Apple iPhone7(予備スマホ)
スマートウォッチ(カシオ WSD-F30)
プリペイドSIM(SIM2Fly)
ソーラー充電器(Anker PowerPort Solar)
モバイルバッテリー2個
コンセント変換プラグ
各種充電ケーブル
カメラバッテリー6個
カメラバッテリー充電器2個
カメラメンテ用品各種
ミニ三脚(Leofoto MT-03 + LH-25)
PeakDesign CAPTURE V3 2個

使ったカメラ機材

旅を通じて使ったカメラはオリンパス OMD E-M1 Mark ×2台とM.ZUIKO 12-100mm F4.0 PRO、M.ZUIKO 8mm F1.8 Fisheye PROの2本のレンズ(この写真を撮っているTG-5は主に妻に使って貰いました)。予備として持って行ったレンズを使うことはありませんでした。

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携行アイテムはいつも登山で使っているパーゴワークスのフォーカスを2個とピークデザインのキャプチャーを2個使いました。キャプチャーはメインのバックパック(PaaGo Works / CARGO 40)とアタックザックの両方に付けっぱなしで、どちらでも使えるようにしておきました。

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準備編
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