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スイス旅行記:5日目②[スネガ〜ツェルマット:マッターホルンを眺めながらのハイキング]

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前回の続き。ツェルマットのホテルにチェックイン後、軽いハイキングに出掛けることにしました。


ログハウス風のマクドナルドへ

移動があったので、既に15時をかなり過ぎていますがこれから昼食です。このログハウス風の店内は……?

そう、マクドナルド。スイス滞在中に一度入っておこうと思ったのですよね。期間限定のなんちゃらバーガーでしたが、味は日本のものと大差ありません。……が、予想はしてましたが値段がめちゃ高い!日本の倍ぐらいはします。

外観も街に馴染んだものになっています。

「+35°」って気温? かなり暑かったですけど、こんなにありましたっけね?(旅の後半の方が更に暑くなる印象なのですが、そこまでだったかな?と)

マッターフィスパ川はもの凄い濁流。水の色が白く濁っているのは、氷河から流れる水の特徴なのだとか。


地下ケーブルカーでスネガ・パラダイスへ

ホテルから歩いて数分の場所に、地下ケーブルカーの駅があります。ここから地下ケーブルカーに乗って5分、一気に標高2300mのスネガ(パラダイス)という展望台まで行けるのです。

切符を買って地下トンネルをしばらく歩きます。ここのトンネルの中が驚くほどに寒い。外の暑さとの落差が凄まじいです……。

スイスはこの手のバーコードや磁気カードのチケットで開閉するゲートが多いですね。

これが地下ケーブルカー、なかなか凄い角度ですね。地上に作らないのは雪が積もるスキーシーズンにも使われるからでしょうか。

かなりのスピードで斜面を登ってあっという間に標高2,300mの駅に到着。


スネガ(ズンネッガ)パラダイス(標高2,300m)

おおお、これはパラダイス! まだ雲が多いですがマッターホルンが頂上まで見えました

マッターホルンはスイスとイタリアの国境にあり、有名なこの形はスイス側から見たもの。イタリア側の南壁を見ると全く別の山に見えてしまうようです。

ツェルマット辺りから見えるマッターホルンは北壁と東壁で、中央の尾根から右側が北壁。アイガー、グランドジョラスと並ぶヨーロッパ三大北壁のひとつ。アイガーとはまた違った凄みのある“絶壁”ですね……。あまりに斜度が急なので東壁に比べてもほとんど雪がありません。

それではスネガからツェルマットまで登ってきた分を降りるハイキング。所要時間は2時間程度、時刻は17時前なので日本だと完全な山ナメ時間ですが、なにせ日没までまだ5時間はありますので。

足下に見える小さな湖は「ライゼー」。運が良ければ“逆さマッターホルン”が見えるそうなので降りてみることにします。

標高2000mを超えているというのに水着になって泳いでる人が結構いました! 海のないスイスは湖がビーチリゾートになると聞いてましたが、こんな山上湖でもとは……。そしてこの風とさざ波では、リフレクションは全くダメでした。

ちょっと振り返るとこちらにも凄い山…… 名前は分かりません。

中央の谷の底がツェルマット。手前に見える小さな集落の間を縫って歩くハイキングです。


コースを下っていくとエッゲンという石葺き屋根の古い家が並ぶ小さな集落に出ます。ちょっと雰囲気ありすぎですが、人は住んでいるのでしょうか?


前日までのエリアに比べるとお花畑はやや控えめ。緯度的に既にベストシーズンを過ぎてしまったか…… というか十分キレイなのですが、前日までの場所が凄過ぎました。


続いてフィンデルンというやはり小さな集落を通り過ぎます。



ネズミ返しのある穀物倉庫はこの地方独特の建築なのだとか。それにしてもこんな石積みの基礎、地震の多い日本では考えられないかも?



ここは本当にスイスか、奥多摩か……?

徐々にコースが針葉樹の森の中に入ってきました。こうなるとスイスアルプルを歩いているのか、奥多摩を歩いているのか分からなくなってきます(笑)


しかし奥多摩ではあの山は見えない。

なんて言ってるうちに登山鉄道の踏切を過ぎ、この先もう少し下るとツェルマット最奥の住宅地になります。

ところでこの写真、向こう側にいい感じの滝や立派な鉄道橋が見えているのに、見に行ってないようです。絶景見すぎて感覚が麻痺していたのか……!? 勿体ないことをしました。


ツェルマット住宅地〜市街地

山を降りてすぐの住宅地にはホテル以外に別荘風の建物や、素晴らしい庭を造っているお宅などが並んでいます。どうやったらこんな所に住めるようになるのでしょう?(笑) 今年はマッターホルン初登頂から150周年ということで、ツェルマットのいたる所で150周年を祝うセールや催しが行われていました。


ツェルマットの「犬のうんちポスト」はこのマーク。50mおきぐらいにあったような気がします。


可愛らしい看板。

立派なホテルがあちこちに。いかにもアルペンリゾートといった雰囲気満点ですね。


氷河から流れる真っ白な濁流。

アルプスで命を落とした登山家も多く眠る墓地。

教会前の広場で一休み。


↑の写真はこの面白い形のベンチに寝転んだ状態から見える光景。今回の旅は靴はローカットのトレッキングシューズを履いていきましたが、軽いハイキングには丁度良かったですね。日程によっては街歩きもあったので、これ以上本格的な靴は厳しいかなと。

ツェルマットの町並み。


ツェルマットは日本の妙高高原と姉妹都市を提携しているのだとか。

……と思ったら京都ツェルマット会のプレートも。

150年前、1865年にマッターホルン初登頂を果たしたエドワード・ウィンパー卿。初登頂の栄光と下山中に4名が遭難死するという悲劇、切れたロープのエピソードは、それからもツェルマット滞在中に何度も目にすることになりました。

「妙高」…… 和食のレストランでしょうか?

オーストラリア産和牛(?)はめっちゃ高い。ステーキ100gで1.3万円!

さて、この日はCo-opで適当に買い物をしてホテルの部屋で夕飯にすることにします。


会計を済ませた後で2方向に分かれるレジ台(サッカー台代わり)、なかなか合理的ですね。

ホテルのバルコニーで乾杯&夕飯。Co-opで買ってきた夕飯がべらぼうに不味くて驚きました。マカロニサラダ、おにぎり(何故か酢飯だった)、寿司(何故寿司買ったのか!?)全てがヤバかった……。

しかしメシマズだろうとこの山を眺めながらビールを飲めば全て吹っ飛びます。

続きはこちら。

今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2015夏」

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