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府中市郷土の森博物館の常設展示が再開。2023年9月より今度は本館の改修工事へ……

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少々今更ではありますが、府中市郷土の森博物館の常設展示室が再開されたので覗いてきました。

2020年の10月から本館の天井改修工事のために長らく閉鎖されていた、府中市郷土の森博物館本館2階の常設展示室。無事に工事が終わり、今年の4月1日から展示が再開されていたようです。


展示は大國魂神社の例大祭「くらやみ祭」のコーナーから始まり、府中市のある武蔵野台地の地質や地形、旧石器時代から現代までの府中市の歴史を辿るかなり見応えのある展示です。個人的にも好きな展示で、今まで何度も訪れてはその時々に関心のある時代の展示を楽しんでいます。

展示内容自体は閉鎖される以前とほぼ変わってないはずです。


今年は大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が放送されてることもあり(ドラマで描かれている時代からはかなり時が経っているものの)その鎌倉幕府が滅ぶことになる、新田義貞の挙兵や分倍河原の戦いにも注目が当たることも多いようです(?)。

時代ごとの大型ジオラマも見応えがありますし、近代の府中の鉄道の歴史なども個人的には興味深い展示。


昭和29年のの府中市観光案内図。廃線となった国鉄下河原線も見られます。是政橋付近の多摩川左岸には梨?と思われる果物のイラストなども見られます。


常設展示の最後はハケ(府中崖線・国分寺崖線)や武蔵野台地に残された自然に関する展示。

鳥たちの剥製はクリーニングされて以前より少し綺麗になっているかな?

現在開催中の企画展は「文字から探る古代の府中」、こちらは10月30日まで。

さて、この常設展示がある府中市郷土の森博物館本館ですが、来年2023年の9月から再び10ヶ月程度の改修工事に入ってしまうそうです。前回は天井部分の改修でしたが、今度は建物全体の改修ということで、プラネタリウムを含む森博物館本館の全てが閉鎖されてしまうそう。

郷土の森博物館本館改修工事に伴う本館休館等のお知らせ
郷土の森博物館本館は、開館から30年以上が経過し老朽化が著しいため、改修工事を実施いたします。
この工事に伴い、本館(プラネタリウムを含む)は、令和5年9月から10か月程度、休館(閉鎖)いたします。
工事期間中は、大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解・ご協力のほど、お願い申し上げます。
なお、園内にございます、復元建築物、芝生広場、水遊びの池、梅園、休憩所、売店等の施設は、通常どおりご利用いただけます。
また、休館(閉鎖)期間等の詳細が決まり次第、随時ホームページ等でお知らせいたします。

再開したばかりの常設展示がまた見られなくなってしまうのは寂しいですがまだ1年は先なので、気になった方は今見頃のヒガンバナや秋の紅葉、年が開けてからの梅、アジサイなどの鑑賞と併せてどうぞ。

隣接する郷土の森観光物産館では、府中産の野菜や果物を手に入れることもできます。稲城市ほどではありませんが、多摩川を挟んだ左岸側の府中市でも果物を作っている農家はそれなりにあるようです。

今回は「多摩ゆたか」なるブドウを買ってみました。見た目はマスカット風の緑色ですが、皮は固めでシャリシャリしていて味も適度に酸味があります。皮は食べられるとも食べないとも情報がありますが、今回買ったのは皮は食べない方が良かったかなあ。シャインマスカットは私も大好きですが、とにかく徹底的にキャッチーな味なので、酸味や皮周辺の渋みを少し感じられるブドウも美味しいですよね(高尾のバランスが好き)。


データ:府中市郷土の森博物館