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ユニクロとワークマンで組み立てる冬の散歩道防寒レイヤリング

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今週のお題「防寒」なんてあったんですね(odai2)。

冬の防寒は普段着からアウトドアも状況に応じて様々なパターンがありますが、今回は日頃近所の河川敷などをバードウォッチングやカメラを持って散歩する際の防寒について紹介します。

別に散歩なので何を着ても良いのですが、2時間前後、距離にして10km程度歩いていると結構汗をかくこともあります。保温ばかり求めて着込んでしまうと、熱がこもったり汗冷えすることなども……。寒さとオーバーヒートを防ぎつつ快適に歩くことを求めた結果、こんな感じに落ち着いています。

ファストファッション中心のレイヤリング

基本的には登山やアウトドア活動の際に用いるレイヤリング(効率的な重ね着)の応用で、それをアウトドアウェアでなくユニクロやワークマンなどのファストファッション中心に組み立てる感じ。

アウトドアウェアを使わない理由ですが、まず普段着として雑に洗濯したいから(特に肌着)。アウトドアウェアの多くは素材の機能性を活かすため洗濯方法が指定されてるものも多く、洗剤を選ぶもの、柔軟剤や乾燥機の使用をNGにしているものもあります。アウトドアウェアはいざ使う際に性能を発揮して欲しいので、普段着との洗濯は別にしておきたいのです。

山なら少し派手でも構わないのですが……

あとはやはり山で使うものと普段着は用途を分けておきたかったり、手持ちの山着アウターは派手めの色が多い(コテコテのアウトドアウェアで町中を歩き廻るのもなんだか……)などなど。なんにせよ普段着のままなるべく着替えずに、散歩に出掛けらた方が良いですね。

下半身

まず下半身から。河川敷を歩ていると上半身は暖かそうなダウンコートなのに、下半身はジーンズという人をよく見かけますが、寒くないのでしょうか……?
ここ何年かワークマンのウォームパンツ系を何本か履いてみて、保温性は抜群で気に入っていましたが、汗ばむとベタついたり汗抜けが悪いこともあり(防風素材系は特に)、昨シーズンからユニクロの「ヒートテックウォームイージーパンツ」に落ち着きました。

表地はリップストップ生地、裏地はヒートテックのフリースになっていて、1着でちょっとした重ね履きぐらいの保温性があります。裏地はフリースなのであまり激しい運動には向きませんが(汗をかいたら微妙だと思う)、軽量で適度に通気性もあり、表面は軽い撥水加工、濡れた際の乾きもこの手の厚手のパンツにしては良いので、今シーズンは買い足して着回すことにしました(少しデザインが代わりました)。あとワークマン系はウエストの調整に別途ベルトが必要なのものが多いので、こちらの方がお気に入り。

少しダボめなシルエットなのでSサイズを履いています(ユニクロはストレッチパンツ系だとMなのですが……)。パンツのシルエットはワークマンの方がスッキリしていていい感じなんですよね……。
あと、ユニクロにしては少しお高めの4,990円という価格ですが、とりあえず2本あれば今は十分かな。

もう少し気合いを入れるならワークマンのメリノタイツを組み合わせますが、東京の冬だと日中に氷点下を切ることがまずないので、よほどでないと出番はない。散歩程度でいちいちタイツを履くのも面倒ですし、雪の日でも上からレインウェアのオーバーパンツを履く程度で大丈夫でした。


靴下はやはりワークマンのメリノウール混のもの。靴はよほど寒くなければ歩きやすさ重視でいつものサロモンのトレランシューズですが、真冬や雪の日はコロンビアのウインターブーツなども(そろそろ買い替え)。

上半身

ベースレイヤー(肌着)は秋頃に買ったワークマンメリノウール100% 長袖シャツ。早速使うようになりましたが、肌触りも良くチクチクしませんし、軽く汗ばむ程度ならば常にサラッとした肌触りがキープされます。1着試してみて良い感じだったのですぐ買い足しました(黒と紺)。

かつて愛用していたヒートテック肌着には化繊負けするようになってしまい、無印の「綿であったかインナー」は普段着には最適ですがコットンなので汗乾きが悪い。昨シーズンまでは山では着なくなったモンベルのジオラインなども使ってましたが、今回はファストファッション中心ということで……。

ワークマンとはいえ普段着にメリノウールは少々贅沢かと思いましたが、歩き回る用途や寒暖差のある野外、屋内を移動する際にはピッタリでした。メリノウール100%の長袖肌着が1,900円はアウトドアブランドを見慣れていると驚異的な安さです(ワークマンメリノシャツ、静電気が起こりやすいと言われてますが、確かに単独では脱ぐ際にパチパチすることもありますが、次に紹介するヤクウールセーターとの重ね着では不思議と気になったことがありません)。

ベースレイヤーの上には薄手のウールセーターを重ね着。ウール+ウールになってしまうのですが、フリースだと着膨れするし熱が抜けにくいので、私はセーターの方が合っていました。
私が愛用しているのは無印良品のヤク混ウールセーター。ユニクロのスーパーファインメリノウールより少し厚手で、柔らかく着心地がとても良い。数年前から完全に冬場のユニフォーム状態になっていて、今シーズンも買い足しました。現在セール価格になっているので3,000円ほどで手に入ります。

このレイヤーは山着だったら機能性フリースが選ばれる場面ですが、どうやらユニクロやワークマンにもグリッドフリース的な商品があるようです。ユニクロの「ストレッチフリースジャケット」はかなりそれっぽいので試してみたかったですが今季はもう買えませんね、残念。

山用フリースには汗抜けが良く濡れ戻りしにくい機能性があるものも

ちなみにここまでは部屋着セットとしてもかなり優秀。パンツ(下着)と靴下を除けば、上下で3着だけなので身軽ですがそこそこ温かい。暖房をギリ使わないぐらいの時期(まさに今)はだいたいこの格好です。

保温効果の高い中間着、インサレーションですが、歩き回る際にあまり保温性を高めてしまうと汗をかきやすくなるので、少し寒いと思ったらセーターの上にユニクロ ウルトラライトダウンのベストを着ています。コンパクトになるので暑くなったら脱いでバッグの隙間へ押し込みます。

真冬の一番寒い時期はベストでは流石に腕が冷えるので長袖のダウンにしたり(ウルトラライトダウンも持ってますが少し嵩張るのでモンベルの薄いモデルで)、あとは次のブロックテックパーカの代わりにパタゴニアのナノパフ(化繊インサレーション)をアウターにしたりなど。
そうえいば山着は普段着にしない…… とか言ってたくせに、ナノパフだけは便利なので買い物など普段からよく使ってる気もします(洗濯機で洗えるし)。セーターの上に着るならもう少し薄くても良いけど。

今探してるのは普段着用の(ナノパフより少し地味な色の)化繊インサレーション。ワークマンにもありそうですが、モンベルの「U.L.サーマラップ ジャケット」が価格も手頃で良さげ(見た目がもう少し良ければ……)。この手のインサレーションは風がそこまで強くないなら、通気性もあるので行動用アウターとして熱がこもらないのが良いですよね。

アウターはここ数年街着アウターにしているマムートのソフトシェルか、前シーズンに買ってみたユニクロの「ブロックテックパーカ」。ブロックテックパーカはレインウェアのような防水の軽量シェルで保温性はありませんが、主に風や雨、雪を防ぐのが目的。透湿性もある素材ですが、汗ばんだら素直にジッパー開けて調節してます。あと胸元のポケットにスマホが入るのが地味に良い


あと、ユニクロの「ウルトラストレッチアクティブジャケット」これはここ数年かなり気に入ってる化繊ジャケット。良く言えば薄手のソフトシェル、要はジャージですが、秋頃は上着として今ぐらいの季節ならばセーターの代わりの中間着としても重宝しています(もちろんセーターの上にジャケットとして着るのもあり)。

ブロックテックパーカとウルトラストレッチアクティブジャケット

普通にアウトドア用途でも使えそうですし、通年売って欲しいアイテムですが、秋頃に一瞬売ってたと思ったらすぐに消えてしまうので見かけたら買っておきましょう!?

首元&頭、手袋

首にはワークマンの「ロングネックウォーマー」(メリノ100%)。最近首元が寒いとよく使っていますが、これがかなり優秀でほぼBUFFと言っても過言ではない。メリノウールのBUFFは持っていて確か4,000円近くしたと思いますが、それが980円で買えてしまうのはすごい。山用にもう1本買っても良いかも……。
口元まで上げれば防寒のフェイスガードの他、エチケットマスク的にも使えます!?

赤い方がBUFF(メリノウール)、黒いのがワークマン

頭の防寒はだいたいビーニー。今シーズンはやはりワークマンの「ロングビーニー」を使うつもりですが、ネックウォーマーに比べるとやや厚めになので(表地は化繊、裏地がメリノウール100%になっています)、気温によって薄いビーニーと使い分け。写真を撮る際はビーニーのみだと逆光で眩しいこともあるので、ツバのあるニット帽子やキャップの上にビーニーを被せたりもします。

手袋は過去、色々と紹介してきましたが相変わらず気に入っているのは、雑誌PEAKS付録のフィンガーレスミトン(とても良いのでまた出して欲しい……)かマムートのシェルターグローブ。カメラやスマートフォンも操作しやすいですし、東京の冬の寒さならば自分はこのどちらかで十分です。

以上、基本的に保温よりも行動時のオーバーヒートや汗冷えを防ぐことを重視した防寒です。調整も楽なので、汗ばんだり車や飲食店に入った際にもすぐ対応できます。どれも1点1点は軽く嵩張らないものが大半なので、脱いでもあまり荷物にならず、バッグの隙間等に詰めておくこともできます。

動かない防寒なら素直にダウン

ただし動かずに耐えるような防寒(長時間の待機を伴う撮影、釣りなど)には全く向かないので、そのような場合は素直に羽毛たっぷりのダウンジャケットを着ましょう。なんやかんやでダウンが最強。
下半身の防寒もやはりダウンパンツ。登山やキャンプをやらないと馴染みの薄いアイテムですが、足元の冷えに悩んでいたらダウンパンツやダウンシューズ(象足)を試してみるとその保温力に感動すると思います。

これは山で使ってるダウンパンツとダウンシューズ

今週のお題「防寒」