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川崎・生田緑地で師走の紅葉狩りと展望を楽しむ丘陵散歩

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久しぶりに川崎市の生田緑地へ。もう12月半ばだというのに思いの外紅葉を楽しむことができました。

師走の生田緑地を歩いてみる

生田緑地は、川崎市の多摩区と宮前区にまたがる多摩丘陵東端の広大な緑地です。鉄道の最寄り駅は小田急線の向ヶ丘遊園駅で、駅名の由来である向ヶ丘遊園(2002年に閉園、ここも生田緑地でした)跡地の一部は「生田緑地ばら苑」(春と秋、バラの開花時期のみ公開)として整備されています。

起伏のある丘陵の敷地内にはプラネタリウムのある科学館(常設展示も見ごたえあります)や「岡本太郎美術館」もあり、枡形山と名付けられた丘陵の山城跡(枡形城)からは関東平野が360度見渡せる展望台もあります。少し離れていますが「 藤子・F・不二雄ミュージアム」も生田緑地内の施設。

以前、生田緑地について紹介した記事はこちら。

府中からも府中街道でほぼ一本道で行ける好きな緑地なのですが、近いわりに津久井道(都道3号)との交差点など時間帯によっては混雑しやすいポイントも多く、訪れるのは数年ぶりになります。今回はメインゲートである東口の駐車場に車を停めました。1時間200円、以降30分毎100円と比較的良心的な料金。

まずは枡形山を目指して坂を登っていきます。山といっても標高84mの小高い丘レベルなのであっという間。緑地内の遊歩道はほぼ舗装路か階段になっています。


まだまだ紅葉が美しい枡形山

12月も半ばですっかり冬の気配ですが平野部だけあって、まだ色づいた木々を楽しむことができるようです。



というかまだまだ鮮やかな紅葉を見ることができました。


奥に見えているのは園内にある「日本民家園」の古民家。


まだこれだけ見事な紅葉が見られるなんて、久々に来た甲斐がありました。


午後なので既に太陽は傾いてますが、その分差し込む光線と木々の陰影が楽しめます。


そんな紅葉を眺めながら歩いているとあっという間に枡形山の山頂です。



枡形山山頂のパノラマ展望台

枡形山の山頂。鎌倉時代には枡形城という山城が築かれた城跡でもあります。


枡形山の展望台。階段の他エレベーターで上がることができます。

富士山の左手前にこんな大きな建物ありましたっけ…… 専修大学の生田キャンパス内かな?

都心方面もよく見えます。午前中ならもっと綺麗な青空が楽しめたかな。

味スタに向こうのタワマンは武蔵小金井でしょうか。ムサコ。

こちらは武蔵小杉のタワマン。ムサコ。

湾岸のタワマン群とレインボーブリッジも見えてる。

富士山、丹沢、奥多摩、房総半島から天気が良ければ赤城山や筑波山まで、関東平野のパノラマを楽しめる展望台。これだけの展望は意外とありそうでないですし、双眼鏡や望遠レンズがあるとかなり楽しめます。

引き続き紅葉散歩

園内を西門方面へ、伝統工芸館や岡本太郎美術館の方までぐるっと歩いてみます。




西門あたり、こちらも紅葉がいい感じ。他にも「戸隠不動尊跡」「つつじ山」など紅葉が見られそうなスポットはあるようですが、今回は時間の都合で回ることはできませんでした。



岡本太郎美術館の正面あたりにある奥の池周辺にも見事な紅葉。カワセミはいませんでした。



メタセコイア並木ゾーンへ。


メタセコイアの紅葉が夕方の陽光を透過して凄い色になっています。

季節は完全に冬ですが、思いのほか楽しい紅葉散歩となりました。


日没まで少し時間があったので「かわさき宙(そら)と緑の科学館」へ。プラネタリウムもある科学館ですが、天文関係だけでなく自然に関する展示、多摩丘陵の地形や地質、緑地や多摩川に暮らす動物などの展示が充実しています。それにしてもヤマシギの目の位置、すごいですね(360度近い視野があるらしい)。

枡形山展望台で日没を見る

再び枡形山の展望台へ。日没前の淡い空の色が綺麗です。


東京競馬場のスタンド、右奥は秩父の武甲山?

薄ピンクに染まった空に浮かぶスカイツリー。

この時間帯は数分ごとに空の色が変化していくので面白い。

多摩水道橋(津久井道)、下り車線は渋滞中。

大山?の横あたりに太陽が沈んで行きます。


太陽と富士山の間の建物、2015年の写真を見返したらやっぱりありませんでした。やはり専修大学内の新校舎で2017年頃に完成していたみたい……。富士山に掛かっていたら大ブーイングだったのでは。

AFが手前に引っ張られたOM-1、まあこれはこれでアリか。

武蔵小杉アーベントロート。

よみうりランドと奥多摩の峰々。大岳山は相変わらず分かりやすい。

富士山と大室山。

二子玉川マジックアワー。

手前は生田緑地、奥は武蔵小杉、少しガスが出ていい雰囲気。


飯室山広場〜生田長者穴横穴墓群

足元の明るいうちに飯室山へ。この辺りは未舗装の丘陵歩きを楽しめます。

飯室山広場、ここにもちょっとした展望台。展望が開けているのは都心方面のみ。


丘陵の端を下りて行きます。

「生田長者穴横穴墓群」という横穴墓群があります。



東口のビジターセンターに戻ってきました。やっぱり楽しいですね、生田緑地。

15時前から2時間ほどの散歩でしたが、この記事の格好で丁度いい感じ。ダウンベストは車に置きっぱなし。

データ:生田緑地

  • 所在地:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
  • 枡形山展望台の開放時間:9:00〜17:00
  • 公式サイト:https://www.ikutaryokuti.jp/