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川崎のあじさい寺「長尾山妙楽寺」丘陵の境内に咲き乱れる1000株のアジサイが見事過ぎた!

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雨の日の午後、川崎市多摩区の生田緑地から長尾丘陵にある妙楽寺まで歩いてアジサイを見てきました。


生田緑地は多摩丘陵の一部ですが、多摩川が流れる沖積低地との堺になる丘陵の北の端なので、複雑な谷戸が入り組んだ地形となっています。今回訪れた「長尾山妙楽寺」がある長尾は「長尾丘陵」と呼ばれる丘陵地になり、生田緑地とは地図上では隣り合っているようで、間にはいくつかの谷戸が存在します。
宮前区歴史ガイドまち歩き 長尾地区について - PDFリンク

生田緑地から妙楽寺に掛けての複雑な丘陵地形

さて、生田緑地からの道では何度か軽く分岐などを間違えつつ(住宅地の隙間に徒歩のみの階段とかあるので……)、妙楽寺に到着したのはもう16時過ぎ。相変わらず雨は降り続いています。

大きなお寺で参拝者のための駐車場も用意されていましたが、周辺は住宅地でアジサイの季節の週末は混み合うと思われるので公共交通を利用した方が良いかも。JR南武線の宿河原駅、久地駅からなら徒歩20分程度、平日・土曜日には登戸駅・久地駅を経由するコミュニティバス「あじさい号」が運行しています。
川崎市:長尾台地区:あじさい号

今週末の日曜日、6月18日には妙楽寺で「長尾の里あじさいまつり」が行われるとのことで、あじさい号の直行便が臨時運行されます。「会場には駐車場はございません」とアナウンスされてますし車は止めましょう。


第25回「長尾の里あじさいまつり」開催 | 多摩区観光協会

  • 開催日程:2023年6月18日(日)9:30~13:00(雨天決行)
  • 開催場所:長尾山 妙楽寺
  • 当日の催し物:長尾こども太鼓の演奏(オープニング)、野点、紫陽花の苗等、和菓子、あられ、くず餅、ライフビスケット、地場産野菜、おにぎり、飲み物、ルイボスティ茶等の販売
  • 交通アクセス:
    • JR南武線「宿河原駅」「久地駅」より徒歩20分
    • JR南武線/小田急線「登戸駅」より川崎市バス「登05または登06菅生車庫」行き「切通し上」下車徒歩10分
    • 小田急線「向ヶ丘遊園駅」より東急バス「向01梶ヶ谷駅」行き、「切通し上」下車徒歩10分。または川崎市バス「溝06溝口駅前」行き「長尾」下車徒歩10分
    • 東急田園都市線「梶ヶ谷駅」より東急バス「向01向ヶ丘遊園駅南口」行き「切通し上」下車徒歩10分                                          コミュニティーバス:JR南武線「久地駅」より「あじさい号」の臨時運行を行います。
  • 会場には駐車場はございません。当日は混雑が予想されますので、公共交通機関にてご来場ください。

長尾山妙楽寺は天台宗の寺院で、「木造薬師如来両脇侍像」「紙本着色五趣生死輪図」といった指定文化財も所蔵しています。
川崎市教育委員会:妙楽寺

それでは境内の広いお庭を拝見します。

釣り鐘のあるお堂の方へ歩いて行くと……。

斜面一面にアジサイが花を咲かせています! これはすごい!
アジサイの規模は28種類、約1000株とのことですが、今まで訪れた多摩エリアのどんなアジサイスポットよりも、アジサイの密度が濃く感じられます。というか実際は1000株以上あるのでは……?

丘陵の斜面に境内があるので、一面のアジサイを上から見渡すことができます。

この日は超広角レンズを持ってなかったのでスマートフォンにて。この広さでこの花の密度、本当にすごい!

どこを歩いても色鮮やかなアジサイの花が目に飛び込んできます。これ、普通に入場料を取ってもいいのでは……。お賽銭を気持ち多めにしないと申し訳なくなるレベルかも。


こんなに素晴らしいアジサイスポットが比較的家から近くにあったなんて!




本堂へ。


手水にもアジサイが添えられていました。

立派な本堂ですが。あまりに境内のアジサイが見事で舞い上がってしまいましたが、先にこちらで手を合わせるべきでしたね。

本堂の奥にもさらにアジサイ……?


こちらもまた見事な斜面一面のアジサイ。

まさにあじさい寺。


墓地への階段。丘陵のお寺は境内の高低差がいいですよね。


どこから見ても素晴らしい。

超広角レンズ持ってくれば良かった(スマホで)。



あまりに見事で同じ場所を3周ぐらいしてしまいました。



釣り鐘のお堂もまたアジサイビューポイント。


薄暗くなってきましたが花はまだまだ鮮やか。


17時に本堂正面の門が閉じられます。


生田緑地に行くならば「近くに“あじさい寺”があるらしい?」と足を伸ばしたのですが、こちらが本命でなぐらいの見事なアジサイでした。これは妻にも見せてあげたいので、梅雨の間にぜひまた訪れたい。

さて、来た道をそのまま戻るのはややこしいので、少し回りして二ヶ領用水沿いの府中街道に下りて行きます。この道沿いも普通にアジサイスポットだったりして、長尾エリアは地域を上げてアジサイ推しのようです。

東生田と長尾丘陵の西半分をぐるりと反時計回りで移動しました。結構いいハイキングコースかも。

「藤子・F・不二雄ミュージアム」実はまだ来たことがありません。登戸駅からのバスがあります。

藤子・F・不二雄ミュージアムのお隣、懐かしい向ヶ丘遊園の大階段が見えました。

生田緑地に戻り雨に濡れたカメラを除湿袋へ、今回はOM-1にM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROでした。8-25mm F4.0 PROと少し迷ったのですが、アジサイなら広角より中望遠まで使えた方が良いだろうと…… 判断は間違ってなかったですが、妙楽寺に限っては超広角が欲しくなりました。


生田緑地に車を置きっぱなしだったので、駐車場代は少々嵩んでしまいましたが(近隣に最大設定のあるコインパーキングがあるのは知ってたけど面倒だったので……)、楽しい雨のアジサイ散歩となりました。
公共交通からのハイキングの場合、宿河原駅と向ヶ丘遊園駅をスタート(ゴール)にすると、生田緑地と長尾丘陵を繋いで色々と歩けると思います。多摩丘陵、まだまだ面白い場所がたくさんありますね。


データ:長尾山妙楽寺

雨の日の撮影で着ているレインウェアについてまとめました。