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神奈川県立東高根森林公園でトンボを探して歩いたけど見つからなかった日

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川崎市高津区宇奈根あたりの多摩川河川敷でブルーインパルスを見物した後、同じ高津区内の「神奈川県立東高根森林公園」を歩いてきました。


目的は最近何かと気になるトンボ。多摩川河川敷でもブルーインパルスの展示飛行中にはちょいちょいトンボの姿があって写真にも写り込んでいたのですが、終わる頃にはどこかへ行ってしまいました。
東高根森林公園には池の他に小川が流れていたり、湿生植物園もあるそうなので、多摩川の河川敷で探し続けるよりはきっとトンボも多いはずでは?と期待。
県立東高根森林公園 | 神奈川県川崎市の自然公園

移動中に見掛けたカナヘビ。ニホントカゲ、ニホンカナヘビはちょくちょく見かけるけどカメラを出そうとしている間に逃げられがち。まずはGF10と14mm F2.5で撮ってから望遠セットを取り出します。

正面から。かわいい。


東高根森林公園があるのは久地駅の南側。地形的には生田緑地や長尾から伸びる多摩丘陵の東端になります。丘陵に入り込んだ谷戸を利用した自然公園で、公園の東には川崎市営緑ヶ丘霊園が広がっています。

いかにも多摩丘陵らしい丘にある緑ヶ丘霊園。

霊園を抜けて谷戸の中に下りて行くと……

東高根森林公園の湿生植物園に出ます。公園の入口というよりは裏口?

木道が整備された立派な湿地帯。足元には谷戸の湧水を流してると思われる小川が流れています。


東高根森林公園は11haを越える広大な緑地(県立公園)で、湿生植物園の他、神奈川県の天然記念物にも指定されているシラカシ林、神奈川県指定史跡の東高根遺跡(古代芝生広場)などもあります。2つの谷戸の奥から流れ出した流れが南口(下地図の右手側)に向かって流れています。

湿生植物園は5つのゾーンに分かれていて、様々な水辺の植物を楽しむことができます。

白い葉のハンゲショウが花を咲かせています。

湿地を流れる水は水田や子どもたちが遊ぶ池などを流れて、恐らく近くを流れる平瀬川に注ぐのだと思われます。平瀬川は津田山で2つのトンネルに分かれて久地円筒分水で二ヶ領用水を合流する多摩川の支流。

園内の池や川では多くの子供連れがザリガニ釣りを楽しんでいました(一応、園内は動植物の採集禁止となっていますが、まあザリガニぐらいならいいのでは……)。

キレイなトイレが各所に整備された公園です。この先が、恐らく公園のメインゲートになる南口。駐車場もこの南口の近くにあって、平日無料、土日祝日でも普通車550円で停められるそう。同じ川崎市内の生田緑地(1時間300円、平日は当日最大1000円)よりも利用しやすいですね。

丘陵の高低差を歩ける遊歩道も多く、軽い運動がてらの散歩にもピッタリかも。

アジサイも多いのでもう少し前ならば見頃だったことでしょう。

ヤブカンゾウやムクゲなども花を咲かせています。

いい感じの流れがあるのですがトンボは見つからず。時間帯なのかタイミングなのか……?


結局シオカラトンボとオオシオカラトンボを1匹ずつ見たのみでした。

ハシリグモはいた。

シラカシ林の中を抜ける木道。

カワセミやルリビタキ、アオゲラも見られるらしいですが、この日はカルガモのみ。

水辺に咲く花いろいろ。



雰囲気は抜群なんですけど、トンボはいないなあ。


園内一番奥の北側にある谷戸を上から。

東高根森林公園の北口。

すぐ横には東名高速が走っています。

古代芝生広場。この台地状の丘の両側に2つの谷戸がある感じです。

東高根遺跡は調査の後、埋め戻されているようです。


シラカシ林を上から。大きな黒いアゲハチョウが飛んでいましたが写真は撮れず。


もう1つの谷戸を上から。

アジサイを見ながら下りて行きます。


園内を1周半ぐらい歩いてみましたが。結局トンボは完全に不作でした。まあそれなりに緑の中を歩いてリフレッシュできたということで、久地駅に戻りました。

谷戸の中はすっかり薄暗くなっていましたが、丘陵を出るとまだまだ明るいんですよね。


多摩丘陵を利用した自然公園、森林公園は川崎市、横浜市から町田市、八王子市にかけて数多くありますが、この東高根森林公園もとてもいい公園でした。機会があればまた歩きに来たいですね。

付近をハイキングするなら、二ヶ領用水や久地円筒分水もセットにしてみると楽しそうですし、あとは東名高速を越えれば、長尾のアジサイ寺(長尾山妙楽寺)も比較的近く。そしてもう少し足を伸ばせば生田緑地です。

データ:県立東高根森林公園