レンズ込み255gのマイクロフォーサーズ最軽量！？なカメラを作ってみました。
LUMIX DC-GF10とLUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.の組み合わせがとても良い感じで「やはり40mm相当は使いやすい、RICOH GR IIIxが人気なのもわかる！」なんて思ってたのですが、せっかくなら使ってないLUMIX DMC-GM1を使って「GR IIIと同じ28mmセットも作ってみるか」なんて考えてしまいました。
Panasonic LUMIX G 14mm/F2.5 II ASPH. / H-H014A-K
となればレンズはパナソニックの「LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. 」（H-H014A）しかありません。1型（H-H014）は以前使っていたので4年ぶり2本目。2型といっても外装デザインしか変わってないことも知ってましたが、せっかくなので新しくなった2型（といっても発売は2014年）を買ってみました。
今回は中古で、マップカメラで1.8万円でした。
35mm判換算で28mm相当となる焦点距離14mmの単焦点レンズ。重量は55gでマイクロフォーサーズ用のAFレンズでは恐らく最軽量クラス。このレンズより軽量となると、後はオリンパスのボディキャップレンズ（MFというかパンフォーカス固定）ぐらいしかないのでは……？
開放絞りはF2.5とそこまで明るくないものの、この圧倒的なコンパクトさを考えたら納得のスペック。ありがちなF2.8でなく、1/3段だけ明るいところにパナソニックの拘りがあるようなないような？
焦点距離で1mm違いの「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」と並べてみるとほぼ半分のサイズ、重量もSUMMILUX 15mmは115gなので半分弱です。
14mm、15mm、20mm（この他に17mm F2.8もE-P1のボディキャップ代わりにある）。
SUMMILUX 15mm / F1.7はLEICAのブランド名を与えられているだけあって良いレンズですし、F1.7の明るさも魅力なのですが、GM1／GF10に組み合わせた際にせっかくの小型ボディが凸ってしまうこともあり（これはこれで十分にコンパクトなレンズではあるのですが）、最近は少々出番が減っていました。
本体重量204gのLUMIX GM1に装着すると255g。レンズ交換式カメラながら、GR IIIの257gとほぼ同じ重量。残念ながらGRのような薄さとはいきませんが、この季節のアウターならばポケットに突っ込んで使えるレベルのコンパクトさ。マイクロフォーサーズのカメラボディとAFレンズの組み合わせでは、モニターのないOLYMPUS AIR A01を除けばこれが最軽量システムになるはず！？
絶賛愛用中のGF10＋LUMIX G 20mm / F1.7もそこそこにコンパクトな組み合わせではありますが、並べてみるとさらに一回りコンパクト。28mm、40mm相当の単焦点、これはGR III / GR IIIx 相当（笑）
ということで、40mm相当に続いて28mm相当のコンパクトなシステムが完成しましたが、今の所特に使う予定がないのが目下の悩みというか……。それでもせっかくGM1があるので作ってみたかったのです。
作例
以下、作例というほどでもないけど、散歩がてらに軽く使ってみました。まずは是政橋4枚！
ボディは全てGM1です。40mm相当に一度慣れてしまうと28mmの普通さはなかなかに難しい。もちろん使い慣れた画角ではあるのですが、何を撮っても見たままにしかならないので却って難しい。
広角でマイクロフォーサーズのF2.8なのでボケは少なめだけど悪くはない。0.2倍相当とそこそこ寄れます。
AFは普通にサクサク。20mm / F1.7みたいなもっさりではありません。
開放から中央部の描写は良いですが周辺減光がやや目立ちます。1〜2段絞れば落ち着きます。
今回もレンズフードやフィルターは使わずステップダウンリングを“枠だけ保護フィルター”として使用。
LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.の主な仕様
- 品番：H-H014A
- マウント：マイクロフォーサーズ
- 焦点距離：14mm（35mm判換算28mm相当）
- レンズ構成：5群6枚（非球面レンズ3枚）
- 開放絞り： F2.5
- 最小絞り：F22
- 最短撮影距離：0.18m
- 最大撮影倍率：0.1倍（35mm判換算：0.2倍）
- フィルター径：Ø46mm
- 絞り羽根：7枚（円形虹彩絞り）
- 最大径×全長：Ø55.5×20.5mm
- 重量：約55g
- 希望小売価格：52,250円（税込）
