ブロッコリーの茎を使ったスパゲティ。すっかり我が家の定番パスタで、ブロッコリーを買うと花蕾部分はサラダやシチューに使い、茎部分(と花蕾を少し)は必ずパスタにして食べています。
過去にも何度かブログ記事にしていますが、もうかれこれ10年近く作っているんですね……。
元々はブロッコリーは生の状態からクタクタになるまで煮込むレシピだったのですが(プリエーゼ?)、何度も作っているうちにサラダに使うために先に茹でておいてブロッコリーを使うようになり(茎も一緒に茹でておくと刻むのが楽だしすぐに火が通る)、オイルで熱を入れたら茹で汁を足して、乳化させたらそのまま仕上げる感じの作り方になって行きました。
ブロッコリーもクタクタというよりは茎がホクホクになる程度の柔らかさで仕上げるのが好み。当初はかなり細かく刻んでいたのが、食感を楽しめるよう(面倒なのもあり)サイコロ状に大きく刻むことも。ブロッコリーを煮込んだパスタというよりは、ブロッコリーのアーリオオーリオ(ペペロンチーノ)って感じでしょうか?
さて、最近ワンパン系のパスタをたまに作るようになったので、今回は少し作り方を変えてみました。
フライパン1つで作るワンパン系のパスタは洗い物が少なくなる一方で、茹で汁が煮詰められてドロドロになったりと、特にディチェコなどの輸入パスタを使って作るのには向いてない気がしています(「パスタはなるべくたっぷりのお湯で茹でる」の教えで育ったし)。
ただ、少し前に話題になった暗殺者のパスタとか、リュウジ氏レシピのカルボナーラとか、ワンパンならではの作り方の面白さもあるかなとひと頃よりは抵抗がなくなっていました。
話題になってた暗殺者のパスタを作ってみた。悪くないけど自分はお焦げ要素はいらないかなあ…
— OKP (@iamadog_okp) 2022年12月29日
結局チーズかけてしまった(当然うまい) pic.twitter.com/yGhBes459T
一方でブロッコリーをクタクタにするレシピも少し前に話題になっているのを見たので、しっかり茹でるならワンパンスタイルでブロッコリーもパスタも一緒に煮込んでしまうのもありかなと思いました。
それでは作って行きます。ブロッコリーは茹でて冷凍保存しておいたものを使います。ただでさえ解凍で少し柔らかくなってしまってるので煮込むのには向いてるかも?
にんにくと鷹の爪、ベーコンをオリーブオイルで熱し、刻んだブロッコリーを加えます……
水を加えて煮込む。いつもはアンチョビを使いますが、今回はなんとなくなしで。
パスタ投入。
水分調整しつつパスタが茹で上がるぐらいのタイミングで火を強めて一気に水気を飛ばして完成。
完成。いつもよりクタクタになったブロッコリーの茎パスタ。心なしか麺も緑色っぽい? このパスタにはチーズが合うと思います。黒胡椒は先程のレシピのマネですが、鷹の爪も効いてるしなくても良かったかも……。
ということで、まあそれなりにおいしい。ブロッコリーがクタクタになっているのはそれはそれでアリですが、やっぱり糊化した茹で汁が気になるかなぁ…… ソースだと肯定的に捉えてもいいのだけど、いつものオイルを乳化させた程度のサラッとした仕上がりの方が自分は好みかも。
糊化した茹で汁はカルボナーラやクリームソース系だと特に気になりませんが、オイル系や塩味のシンプルな味付けのパスタだと好みが分かれるかもしれません。あとは使うパスタの種類によっても変わりそう。国産のママーやボルカノのパスタは最初からツルツルしてて粉っぽくないですし、糊化も適度なのかも?
追記:ワンパンで作った印象が残ってるうちに、パスタは別茹でにしてブロッコリーはクタクタになるまで煮込むバージョン。ベーコンは使わずにアンチョビ、塩、ニンニク、鷹の爪のみで基本に戻った作り方で。パスタを和える際に追いオリーブオイル。やはりこちらの方が茹で汁の糊っぽさがなく遥かに美味しく感じました。
ということでブロッコリーをクタクタになるまで茹でるかは好みや気分次第だとしても、今のパスタ(ディチェコ)を使っている限りは麺は別茹でにしておいた方が間違いないようです。