家でくつろいでいると、突然すっごく小さな虫が視界を横切るように飛んだりしないでしょうか? ショウジョウバエとかチョウバエとか、それよりも小な虫。とまってる瞬間を捕まえると1m程度の小さな甲虫です。色は薄茶色、ネットで調べてみると恐らくシバンムシ(タバコシバンムシ/ジンサンシバンムシ)とかヒメカツオブシムシの類(虫に詳しくないので同定は不可)と思われる害虫です。
※追記:記事ラストに1年後の経過、更にフェロモントラップと呼ばれる駆除アイテムの使用レポートについて追記しています(一度での完全駆除は無理でしたが、2018年後半〜2021年までシバンムシの発生は確認していません)。
- シバンムシを駆除するには…?
- 「アースレッド」はあまり効果がないかも?
- 遂に煙のバルサンに手を出す
- バルサンで自宅を燻煙
- 追記:バルサンを炊いた後…
- 追記:そして1年後…? フェロモントラップを使った効果は?
シバンムシを駆除するには…?
実際問題、奴らは特別何か悪さをする訳でもないですし、目立つ大きさの虫でもないので何ならば無視を決め込んでもいいレベル…? しかし、家のどこかで小さな虫が湧いていると思うと、それはそれで気持ち悪い。どうせなら駆除、徹底的に殲滅したいものです。
タバコシバンムシ - Wikipedia
ジンサンシバンムシ - Wikipedia
プロがすすめるシバンムシの駆除対策・タバコシバンムシの退治方法 - 虫知識.COM
■シバンムシの駆除
発生したシバンムシは、スプレー殺虫剤で駆除できます。
タバコシバンムシ成虫が室内に大発生している場合は、くん煙剤などで室内空間を一気に殺虫剤処理すれば、室内を飛んでいるシバンムシ成虫を駆除できます。
(雌成虫は、新たに被害を拡大させる(他の食品に産卵する)可能性があるので、室内をタバコシバンムシが多数飛んでいるときは、くん煙剤または捕獲して駆除しましょう。)しかし、食品の中に潜っている幼虫や成虫には効果が出ませんので、くん煙剤処理後は発生箇所を探し、被害食品を破棄し清掃することが必要です。
我が家はそれほど大量に見かける訳ではないのですが、日に1〜2度位の頻度で視界に入るのでやはりなんとかしたい。奴らは乾物や乾燥植物の類を好んで餌にするらしく(幼虫が?)、発生源を見つけて叩かない限りなかなか駆除が難しい虫のようです。
米や乾物など食品の保管にはかなり気を使っていますし、目視でもこれら食品の周辺から虫を見つけることができません。畳が原因になることもあるようですが、我が家に和室はありませんし…。
現在、日中自宅にいるので徐々に家の断捨離(という程でもなけど)を進めてはいるのですが、こちらは引き続き続けつつ、何度か試しているのが燻煙系の殺虫剤です。所謂、アースレッドやバルサンというアレですね。
「アースレッド」はあまり効果がないかも?
虫の発生源を探しつつ、定期的に燻煙系の殺虫剤であるアースレッド(アース製薬)を使ってみたのですが、6月以降ひと月1度くらいのペースで使ったものの、未だにリビングや自室で小さな虫を見かけてしまいます…。
使用した薬剤は、こちらの「虫コロリ一撃必殺」を2度。
この通常(?)のアースレッドも1度試しています。
2LDKの賃貸マンションに対して1回あたり3個。食品個、シンク周りなどの扉は全て開き、念のため洋服ダンスまでオープンにして燻煙に晒したというのに根本的な効果が見られないのが非常に切ないです。
私の感覚では上記のアースレッドでは、成虫にもさほど効果はないのでは?という印象。シバンムシもカツオブシムシも適用害虫のリストに入っているのですけどね… 困ったものです。
その他害虫用 | 虫ケア用品(殺虫剤・防虫剤) | アース製薬 製品情報
遂に煙のバルサンに手を出す
水を使うタイプのアースレッドは部屋を2時間も空にしていれば、戻ってきたときの匂いもほぼしませんし、煙が残っていることもありません。なんとなく電子機器の類にも優しい気がして(気のせいだと思いますが)これまでアースレッドを使ってきましたが、一向に効果がないので遂にバルサンを炊くことにしました。
マッチをこするように火を付けて煙を出す「バルサン」。水タイプとどう違うのか、正直よく分かっていませんが、処置後になかなか煙が消えず匂いも残りやすいというのが、私のバルサンのイメージ。
正直あまり使いたくなかったのですが、最後の頼みということで昨日試してみました。使ったのは「バルサン いや〜な虫 不快害虫用」を3個。アースレッドもですが定期的には使うには、結構お高いんですよね…。
奴らは蚊のように刺す訳でもなければ、ゴキブリのような圧倒的な恐怖もなければ、(我が家では)大量に発生してる訳でもない、日に数度見るかどうかのごく小さな虫の駆除にどれだけ使ってるんだ… という感じもするのですが、ここまで来るとこっちも意地です(笑)
ごくごくまれに見かける、小さなクモ(ぴょんぴょん跳ねるやつ)ぐらいなら見逃してあげてもいいのですけど…。
バルサンで自宅を燻煙
まずは、アースレッド使用時と同様に火災報知器が反応しないように付属のビニールなどでマスキングします。我が家は既に4度目なので在庫がかなりの数あります。足りなければサランラップなどでマスキングするのもいいでしょう。
ひもは取り外すためのものじゃなかったのか!
テレビやパソコン、楽器などは煙が直接触れないようカバーを掛けます。以前は丁寧に大きポリ袋を割いてカバーを作っていましたが、最近は気になる機材のみケースに待避させたり、タオルをかけたりとその程度。あまりよくないのかもしれませんけどね。
こいつがマッチの頭側にあたる部分。
蓋についているこの部分でこすって火を付けます。すぐに煙が出るので、家を閉めきって外出したら2〜3時間ほど放置しましょう。私はその足で夕飯の買い物に出掛けました。
買い物をすませて帰宅すると… アースレッドを焚いたときよりも室内が白く曇っていて、しかも薬剤の匂いが残っています。やはり水タイプに比べて煙が強烈ですね。家中の換気扇を回し、窓を網戸にして換気をしますが落ち着くまではしばらくかかりそうです。
このまま、虫が消えてくれるといいのですが、どうなることやら…。
そういえば、観葉植物が原因になる可能性もあるのだとか。枯れた葉や乾燥した腐葉土など… 丹念に眺めてみたところ、特に虫の死骸やら幼虫らしきものも見えないので残してあげたいのですけども。
結婚前から育てていたもので、手のひらサイズだった頃から随分ワサワサと育ってくれた、我が家唯一の植物ではあるのですが… ここは心を鬼にするべきなのか。ひとまず、鉢ごとポリ袋で密閉して数日放置して様子を見ることにします。ちなみに燻煙系の殺虫剤を使用する際、本当は観葉植物は外に出す必要がありますが、これまでこいつらは何度も煙に燻されながらも特に問題なく繁っております。
追記:バルサンを炊いた後…
ひとまず、今の所は一度も飛んでいる虫は見ておりません…
と書いて、期待を孕ませつつこの記事を〆るつもりだったのですが、つい今し方モニターの前を奴が横切って飛ぶ姿が……(怒)。モニターの明るさに釣られてくるのか、PCに向かっている際によく目にするのですよね。こんな機械とCD棚ぐらいしかない部屋になぜ…? しかもこの部屋の中央でバルサンを炊いて、完全なガス室状態となっていたはずなのに…。
奴らとの戦いはまだまだ終わらないようです。燻煙剤はお金の無駄なのでもう使いたくないな(涙)。
殺虫剤ではありませんが、発生場所を特定するために、こういった「フェロモントラップ」を使った方が良いのでしょうか?
追記:そして1年後…? フェロモントラップを使った効果は?
この記事を書いたのが夏の終わりということもあり、以後奴らを家で見かけることはなくなりました。
…しかし、翌年の6月頃に入り、突然奴らが復活。やはり1日数度のペースで見かけることとなったので、再度バルサン(上記と同じもの)を2週間感覚で2度炊いたところ、それから1ヶ月は出現しなくなりました。
しかし、やはり幼虫(卵?)までは完全に殲滅できていなかったのか、しばらくすると再び奴らの姿が現れました。どうやら燻煙剤ではイタチごっこになってしまうようなので、今度こそ「フェロモントラップ」を使ってみることにします。購入したのは以下の「富士フレーバー ニューセリコ」です。
このニューセリコ、実際にかなりの数の虫が捕獲され、発生源を特定した訳ではないのですが、その後ほぼ駆除に成功したようです。ニューセリコの使用については次の記事にまとめています。
翌年に若干の発生があったため再びフェロモントラップを使用、それからは3年以上我が家でのシバンムシ発生は確認していません(最終更新:2021年9月現在)。