1ヶ月レビューの記事でも書きましたが、スバルXVには後付けのドライブレコーダーを装着しています。今回はそんなユピテル製のドライブレコーダーについて紹介します。
- 純正ドライブレコーダーは高いので社外品を後付けしました
- Yupiteru DRY-ST2000c
- 録画時間、画質設定、Gセンサー感度など
- SUBARU XVへの取付
- DRY-ST2000cで録画した動画サンプルなど
- 保険としては十分ですが、もう少し考えても良かったかも…?
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純正ドライブレコーダーは高いので社外品を後付けしました
スバルには純正のドライブレコーダー(以下ドラレコ)がディーラーオプション(ナビオプション)として用意されていますが、結構いい値段がします。だいたい5万円位。
この純正ドラレコはリアビューカメラ(バックカメラ)と連動して後方録画もしてくれるので、ケチらずに付けてみるのもアリだったかな… なんて思ったり思わなかったり。
メーカー純正ドラレコの搭載は見送った我が家ですが、ドラレコ自体は2台前の車から付けていたので、何も付いてないのはとても不安。最近は煽り運転絡みトラブルなども話題になりますし、最低限前方のカメラだけは付けておきたいものです。
ちなみにこれまで「ドラレコの録画に助けられた助けられた」等のエピソードは一切ありませんけども(笑) 気持ち的には任意保険の一環みたいな感じです。
そんなこともあり納車直後に近所のオートバックスに立ち寄って、店頭に在庫のあった中からコスパが良く性能のそこそこまともそうな機種を(その場でネット検索しつつ)選んで購入。車内配線込みの取付までして貰いました。
Yupiteru DRY-ST2000c
購入したのはユピテル製のドライブレコーダー。DRY-ST2000cはユピテルの現行ラインナップの中では真ん中位のモデル。一応「ハイグレードシリーズ」に分類されてますが、価格的にも普及帯のモデルだと思われます。
DRY-ST2000c|ドライブレコーダー|Yupiteru(ユピテル)
Full HD(1080p)対応、HDR映像、内蔵GPS、オプションで動体検知録画機能なども付けられるので、必要最低限のスペックは押さえていると思われます。
レンズ画角は対角130°と最近のドラレコの中ではそこまで広い訳ではありませんが、闇雲に広くても写って欲しい情報の精細さに欠けては身も蓋もないので必要十分でしょう。
以前、使っていたTranscend製のドラレコはWi-Fi内蔵でスマートフォンで動画をチェックできる機能があったのですが、ユピテルのこの機種にはWi-Fi機能やスマホ連動はありませんでした。まあ、結局殆ど使ったことのない機能ですし、スマホに動画を転送するのも遅すぎて実用的はありませんでしたが…。
価格は現在1.3万円程度、私が買った4月頃はもう少し高かったですが、オートバックスのセール価格はほぼ同じでした。別途、工賃と内部配線用のケーブル等で5000円程かかった気がします。
お買い得なネット専用モデルもある
実は、このDRY-ST2000cと全く同じ本体で簡易包装、説明書なし(メーカーサイトからDL可能)の「WD300」というネット通販モデルだと1万円程度で買えてしまうので、アクセサリー電源から配線を引いたり、自分で綺麗に隠せる人はこちらの方がお買い得。まあ、配線の見た目を気にしないならシガーソケットって方法もありますけど。

ユピテル 事故時非常用電源搭載ドライブレコーダー WD300 200万画素 GPS機能 1年保証 常時録画 衝撃録画 ロードサービス無料(約3000円相当)
- 発売日: 2017/11/21
- メディア: Automotive
録画時間、画質設定、Gセンサー感度など
録画時間ですが付属の8GB SDカードだと最大画質のフルHD(1080p)ではなんと1時間程度しか録画できません。というのも本機のSDカードの使い方がやや特殊で、全容量の半分しか常時録画に使われない仕様のよう。
https://my.yupiteru.co.jp/upload/save_image/manual/pdf/DRY-ST2000c.pdf
残り半分を動体検知や設定した衝撃以上を感知した際の保存エリアに残しているようですが、これ単純にその手のファイルはロックをかけて保護してくれるだけでもいいのに…なんて思います。
なので32GBのSDカードを入れた場合、なんと16GB分がそんな無駄な領域になってしまうようで、結局1080pでの録画時間は4時間程度。だからといって記録画質(解像度)を720Pに落とすのも悔しいので、フレームレートだけ27.5fpsから20fpsに落としています(いっそ10fpsでもいいかも…)。
当初、この辺りのチェックが甘く16GBのSDカードを入れて八ヶ岳に行って帰ってきたら、記録されていた動画は帰路の途中からのみで驚きました(現地での林道走行の動画を残しておきたかったのに…)。
事故などの重要な動画がうっかり上書きされないように保存する衝撃検知機能ですが、「Gセンサー感度」という項目で調整することになります。デフォルトの各1.0Gのままだと、道路の段差程度で反応してしまうので少し鈍感に設定してます。これでも林道などでは反応し過ぎなので、もっと上げてもいいかも。
ちなみに本機はGPS内蔵なのでカレンダー(日時)は自動で設定されます。
SUBARU XVへの取付
スバルのアイサイト搭載車へのドラレコ取付位置ですが、以前の記事にも書いたようにアイサイトカメラと干渉する可能性のある禁止エリアを避けて装着することになります。
恐らく最も美しい(というか目立たない)のは2つのカメラの間、ルームミラー脇。セラミックバイザーの端に本体と取り付けて、下にカメラを覗かせる方法。純正ナビなどはその位置です。
ただし、ディスプレイやSDカードスロット一体型のドライブレコーダーだと、ミラーの脇(人間側からは裏)というのは少々扱いづらいかもしれません。
ということで、結果的にNGエリア等を避けつつ、かつワイパーの可動域(でないと雨の日に使い物になりません)に取り付けると、運転席の真上という最も運転手にとっては少々邪魔な位置になります。
慣れてしまうと運転中は特に気にならないレベルなのですが、この辺が許せない人は純正品又は、セラミックバイザー付近への取付を検討するといいでしょう。
車外から見るとこんな感じで、アイサイトカメラの主張が大きいので気にならないといえば気にならないかな? 「ドラレコ付けてる感」はそれなりにあります。
この位置の利点があるとすれば、手を伸ばせばすぐに届くのでSDカードのフォーマット作業(説明書によると1〜2週間に1度必要らしい)やSDカードの抜き差し、設定の変更、位置の調整などがシートベルトを外さず着座したまま行えることですね(笑)
当然ですが録画中(走行中)のディスプレイ表示はOFFにできるので、頭上のディスプレイが光って気になるようなことはありません。
DRY-ST2000cで録画した動画サンプルなど
SDカードをMacで開くとMOV形式のファイルが1分刻みで分割保存されています。音声は32kHz/16bitで無駄(?)にステレオ録音。「EVGS」というフォルダにはGセンサー感知で保護されたファイルが移動されて保存されていますが、通常ファイルとファイル名が変わっているので、どこから抜かれたものだか微妙に分かりにくい…。
ちなみにWindowsだと専用のビューアソフトが用意されているのですが(公式サイトよりDL)、Macでは特にないので普通にQuickTime Prayer等で見ることになります。
サンプル動画(日中・逆光・夜間高速・夜間一般道)
DRY-ST2000c録画した動画をいくつかYouTubeにアップしてみました。動画は1080pでアップしてありますので、画質をチェックする場合は表示レートなどご確認ください。
まずは日中(夕方)のもの(冒頭付近、Gセンサー反応のビープ音が大きいので注意)。思ったより階調がどぎつい印象もありますが、実質1万円程度のドラレコだとこんなものでしょうか…。細かく停止してみると周囲の文字などはしっかり判別できますし、一応必要十分な性能はあるようです。動画の右下には日時の他、GPSの位置情報が記録されています。
続いて日中(夕方)、正面から強烈に西日が差し込む逆光のシチュエーション。フロントガラスの映りこみが気になりますがひとまず情報は撮れています。冒頭、これだけ接近していれば前方の車のナンバーもクッキリ読み取れます。
そして深夜の高速道路。車線規制されたトンネル(小仏かな)内から抜けて前方のトラックを追い抜く流れ。さすがに高速走行ぐらいの車間距離だと前の車のナンバーは読めませんが(追い越し直前で一部のみ読めます)、案内板などはしっかり見えます。
最後もやはり夜間の一般道(高速を降りた直後)。信号待ちで前に停まっているバスのナンバーはしっかりと判別可能です。
画質に長けた機種は高価格帯のものも含めれば他にも色々とあると思いますが、1万円以下で売られている格安機種のデモ動画などと見比べても値段なりの性能はありそうですね。
保険としては十分ですが、もう少し考えても良かったかも…?
「ドラレコ付いてないと不安」という気持ちで、殆ど下調べしないまま取り付けてしまったユピテルのドラレコ。ファイルの保存周りにやや不満はありますが、基本性能とコスパに関しては十分見合った製品だと考えて良さそうです。
ただし、実はスバルのナビオプションでうちの車に取り付けているKENWOODの彩速ナビに対応したドライブレコーダーなどもあって(純正の安い方のドラレコ、2.8万円位)、もしかしたらそっちでも良かったのでは?とか、むしろ市販の彩速ナビ連携ドラレコで行けたのでは?とか、ドラレコ周辺についてはもう少し検討しても良かったかも。ちと早まりすぎたかな…(笑)

ケンウッド(KENWOOD) 彩速ナビ連携 ドライブレコーダー フロント用 DRV-N530
- 発売日: 2017/10/17
- メディア: Automotive