前回の記事で書きましたが、先週末犬連れで秩父にお花見に行ってきました。その際に使ったペット用のドライブシート(車のシートカバー)について紹介します。
犬連れでドライブに行くには…?
同行の犬は実家で飼っているジャックラッセルテリア。一般的には小型犬とされるJRTですが、うちの犬はなぜかすくすくと育ち体重10kg前後と中型犬に迫る勢いの奴。
今までも犬連れでドライブ旅行に行ったことは何度もありました。かつては助手席の妻の膝の上や(もっと幼く小さかった頃… 今は重くて無理)後部座席で自由にさせていたこともありますが、万が一の事故リスクも考えておくべきだと、ひとつ前の車(ウェイク)からはラゲッジに滑り止めのゴムマットやタオルを敷いて、ラゲッジ内のフックにハーネスを固定するなどして犬を乗せるようになっていました。
今回マイカーをXVに乗り換えるに辺り、犬との旅行をどうするか考えていたのですが、最初気になったのがスバル純正の「パートナーズカバー」。ただし2万円を越える価格は、常に犬とドライブする訳ではない我が家にはちょっとお高い…。
インテリア:SUBARU XV | アクセサリー | SUBARU
愛犬家に好評のSUBARU純正パートナーズカバー。SUBARU XVをしっかり守りながら、後席で愛犬と同乗できます。前後席間に換気メッシュがあるので、後席もしっかりエアコンが効くのも魅力です。
そこでちょっと調べてみるとAmazonに同系統のペット用ドライブシート(マット)が売っていることが分かりました。しかも値段は3000円前後と純正品と一桁違います!
ラゲッジ用や後部シート用などいくつかの形があるようですが、「後部座席取り付けのボックス形状」「隣に人が座れる」「ペット用シートベルト付属」だとこの辺でしょうか。
Kingstar「ペット用ドライブシート」
Amazonから届いた「ペット用ドライブシート」です。畳めばそこまで大きくないので、車のラゲッジに積んでおくこともできます。1度使って、そのまま実家にあげてしまったので(妹夫婦の車などでも使えるでしょうし)畳んだ状態のサイズを測り忘れてしまいましたが、並べた時計からなんとなく推測してくださいませ。
犬や人が座る側はキルティングっぽい仕上げですが、実際にステッチが入ってる訳ではありません。表面には滑り止めのポチポチがプリントされています。裏側はツルツルのゴム素材なので、シート全体で防水になっているようです。
Amazonの商品ページを見るとシートは「600Dオックスフォードクロス+PPコットン+210Dオックスフォードクロス+ゴム滑り止めマット」の4層構造で、「防水・消臭・抗菌・丈夫さ」を謳っています。
実際にもうしばらく使ってみないことには確かなことは言えませんが、水をこぼしてもまずシート側には抜けないかと思います。車でそうそうをしてしまう犬だったり、単純にシートの汚れ防止にも使えるかもしれませんね。
付属のペット用シートベルト。片側を犬のハーネスなどに取り付けて、シートベルトの金具に刺すことで、安全対策と合わせて犬が自由に移動できる範囲を調整することができます。ちょっとベルトが細いので、中型犬以上ならばもう少ししっかりしたベルトに買い換えてもいいかもしれません。同系統の製品は色々とあるようです。
ペット用ドライブシートをSUBARU XVの後部座席に取り付け
早速我が家のXVに取り付けてみました。今回は運転席の後ろ側を犬用のスペースにして、助手席の後ろには人(私の親)が乗る想定のレイアウトです。
まず後部座席のヘッドレスト2箇所に本体を吊り下げるように固定します。運転席側もヘッドレストに吊り下げ、サイドのベロ状の部分はジッパーを上げることで箱状になるので、やはり手摺りにベルトを固定すれば後部ドアの裏側もシートを覆うことができます。


後部座席全体を箱状にできますが、今回箱状にするのは運転席の後ろのみ。写真のように座席の足下が埋まりますが、小型犬程度ならばこの中で動く程度ではカバーがズレることはありません(実際に10kgの犬が乗っても問題ありませんでした)。
正面のシートには、外したリードを入れておける大きなポケットやドリンクホルダーなども付いています。
背の高い(室内高のある)ミニバンやSUVにも対応するように作られているので、車によっては少しぶかぶかになってしまうかもしれませんが、その辺はベルトの長さを変えるなどして調整すればいいかと思います。XVへの対応は見ての通りです。
人が乗り込む側(助手席の後ろ)はセンターにあるジッパーを開けることで、足下にカバーを垂らすことができます。サイドは折り込んでしまえば乗り降りの際に邪魔になりません。
当たり前ですがシートベルトを通す穴もちゃんと開いているので(マジックテープで閉じることも可能)、人もペットもしっかりシートベルトを使うことができます。
ドライブシート装着のXVに犬を乗せる
この犬は車が大好きなので、私の車だと認識した瞬間この状態…。
乗り込んだらすぐお座りで満足げな表情。シートベルトの長さを調節して、犬のハーネスに連結。首輪だとやや心配なので、やはりハーネスを使った方がいい気がします。
高速走行中に助手席から覗き込んで撮影。完全にリラックスしてます。
丁度、犬の毛が抜けまくる季節ということもあって、カバーにはもの凄い量の犬毛が付いていましたが、生地の表面がザラザラになっているのでフワフワと車内に毛が飛ぶこともありませんし、新車のシートをしっかりと守ってくれています。毛は後で掃除機やコロコロを使えば簡単に落とすこともできます。
犬連れで外出すると外を歩かせて車に乗せるたびに足を拭くのが面倒ですが、ドライブシートを付けているので、余程でなければそのまま上げてしまうことできます。まあ乗せてからじっくりウェットティッシュなどで足裏を拭いてあげればいいのです。
こうして秩父で1日遊びまくった犬。妻の実家にもちゃっかり上がり込んで、お義父さんの安楽椅子を占拠してしまいました。おい、頭が落ちてるぞ…。
…かと思えばこんどはお義母さんの座椅子を占拠して、アゴを乗せて寝るなどふてぶてしいことこの上ない。
一体誰に似たのだか…(私では?)。
翌日は合流した姪っ子がXVに乗りたいと言い出したのですが、姪にはセンターのシートベルトを使いつつ、犬もしっかりシートベルトを… してないだろお前!
ということで、シートベルトを付けないと元気な犬は乗り越えてきてしまうので要注意。
ちなみにXVでのドライブはアイサイトのツーリングアシストのお陰で驚く位に快適でした。特に前車追従のクルーズコントロールとレーンキープを組み合わせると、高速道路はほぼ自動運転で、まさに「未来がやってきた!」状態。この辺はまた改めて記事にします?
そりゃ犬も安心して寝るわなー(僕よりもアイサイトの方が運転うまいし)。
といった感じで、3000円弱の格安ペット用ドライブシートですが見た目の野暮ったさなどに目をつぶれば十分に満足できる製品でした。車の汚れ防止だけでなく、家族の一員である愛犬を安全にドライブに連れ出せることが第一で、こんなにいいモノならばもっと早く(以前の車から)導入しておくのでした。
実際に私が買ったのはこちらの商品(「2018版最新モデル」という記述を信じてみた)。
[asin:B07873W9YW:detail]