3ヶ月前にこのブログで紹介した、KALDI(カルディ)のいわし水煮缶とトマトのスパゲティ。手軽に作れて美味しいのですが、あまりに簡単だからとリピートし過ぎてうっかり飽きたら困る…… と、別のいわし缶パスタを考えていたら、またまためちゃ美味な簡単スパゲティが爆誕したので紹介します。
ヒントにしたネタ元は同じ「いわし缶と松の実のスパゲティ」
……といっても私がイチから考えたのでなく、やはり前回の記事でも紹介した地元イタリアンで食べたスパゲティがヒント、というか真似を目指したものです。下の写真の左側がそのイワシのパスタ。ラグーソース(煮込みソース)状のイワシの身に、松の実が入っていたことを覚えています。
これを再現するつもりで何度か作ってみたのですが、さすがにここまで身がペースト状になるまで煮崩してはいません。それでも味としては十分満足できるレベルだと思いますし、手軽さ重視で個人的にはOKとしました。使う材料はこんな感じ。
松の実を常備してる家庭は少ないかもしれませんが(私もジェノベーゼを作るために初めて買ったレベル)KALDIでナッツ等と並んで売っているので、いわし缶と一緒に仕入れてしまいましょう。
材料(2人分):
- パスタ:200g前後(1.7mmを使用)
- カルディオリジナル いわしの水煮 190g(1缶)
- ニンニク:1〜2片
- 松の実:適量(20g前後?)
- 白ワイン:適量
- 醤油:小さじ1
- 黒胡椒(お好み)
- オリーブオイル
- パセリ等
松の実を鍋やフライパンでから煎りします。量は適当ですが2人分ね最低これぐらいあれば、そこそこに存在感があっていい感じ。松の実は高いので(45g/500円くらい)ついケチケチしてしまいますが、ジェノベーゼ程は使わないので助かります。
(必要以上に松の実が焦げましたが気にせずに……)オリーブオイルと刻んだニンニクを投入。この辺の順序ってこれでいいのかなぁ…… 松の実は別行程にして、後で入れた方がいいのかな? よく分かりませんが、とりあえず私はこんな手順でやってます。
KALDIいわし缶を汁ごとドバーっと。缶の汁を使うかはお好みですが、私は好きなので入れます。
身を崩しつつ白ワインを加えて煮込みます。前回のレシピで魚の匂いが気になるという声があったので、多少匂い消しを意識して。私は全然気にならないのですが、これでもダメって人は缶の汁は半分ぐらいでいいかも。でも美味しいんだよなぁ……。
適当なタイミングで醤油を投入、このパスタは少し醤油が入った方が味がしまって美味しいと思います。ナンプラーとかアンチョビペーストとかでもいいと思いますが、元々いわし缶の汁をタップリ使ってますし魚醤よりも醤油かなぁ。この辺はお好みでアレンジしてください。
いわしは既に水煮になっているのであまり長時間煮込む必要はありませんが、私はいわし缶を投入したタイミングぐらいからパスタを茹で始めています(8分)。あとは煮詰まらない程度に、ゆで汁を足したりしてもいいですが、塩気が強くなりすぎないように注意しましょう。
茹で上がったパスタをよく絡めたら完成。黒胡椒はお好みで。少しピリっとさせたいなら入れても美味しいです(鷹の爪よりは胡椒の方が合うと思います)。
色合いが地味なので緑を添えるといい感じ
全体的に色が茶系寄りのスパゲティなので、パセリ的な緑を添えるだけでいい感じになります。
というかパセリのアクセントがちょいちょいいい味出してくれます。乾燥でもいいので入れましょう。
あとはこの季節、自家製のいくらとか少し乗せてみると、さらに幸せ度合いが増します。
いわし缶トマトパスタと比べても手間はほぼ似たようなものなので(トマトが松の実になった程度)、簡単メニューの1つとしていいと思いますが、味に関してはあちらに負けず劣らずの美味しさですし、同じような手順と材料ながら不思議と別のパスタだと感じることができます。
松の実に特別な美味さがある訳じゃないのですが、ローストした松の実とイワシ、ほんのり醤油味のパスタを一緒に食べるとこれがなんともいえない相乗効果を生むのです。やはりプロが作ったパスタにはちゃんと意味があるのだなぁと、取り合わせの妙に感心してしまいます。
トマトの方を試して美味しいと思ってくれた方は、ぜひこちらのレシピも試してくださいませ。
いわし缶の在庫が3個を切ると不安になって、買い足しにいく必要を感じます。
このいわし缶を使ったパスタはいくらでも応用が効くと思うので、世に溢れる生いわしやオイルサーディンを使ったパスタのレシピは全てそのまま置き換え可能でしょう。例えばキャベツと鷹の爪といわし缶…… 想像しただけですが、絶対に合いそうですね。