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2011年と2018年の皆既月食を思い出しながら、5月26日の皆既月食&スーパームーンに備える

明日、2021年5月26日(水)は日本全国で皆既月食が観測できるようです。さらに2021年で最も月と地球が近づく満月、つまりスーパームーンの皆既月食となるようです。

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2011年の皆既月食より

いつ梅雨に入ってもおかしくない東京ですが現時点では明日は晴れ予報(夕方から崩れるとの予報もあるようですが)。どうなるかは分かりませんが、せっかくの久々の貴重な天体ショーです。観測&撮影の準備だけはしておこうと思います。

2021年5月26日(水)の皆既月食の情報、お天気のチェック

明日の皆既月食についての情報、見え方、タイムスケジュールなどは、国立天文台やウェザーニュース社のサイトでチェックしておくと良いでしょう。

www.nao.ac.jp
weathernews.jp

国立天文台の動画も短くて分かりやすいです。

www.youtube.com

当日の天気予報については好きなアプリなり気象サービスでチェック。
上空の雲の予報についてはカメクラお馴染みの「SCW」がグラフィカルで分かりやすいです。現時点では首都圏全般に少々厳しめかも……。東京西部はワンチャンあるかな?
supercweather.com

ちなみに本日25日の夜は晴れて月がよく見えそうなので、月の見える方角を確認したり、撮影のリハーサルもバッチリだと思います(スーパームーン前夜なのでそれなりに良い月見ができそうですね)。

皆既月食の撮り方はstudio9やデジタルカメラマガジンを参考に!?

久々の皆既月食なので過去の撮影を振り返りつつ撮影方法についてまとめようと思ったのですが、studio9の中原さんがめちゃめちゃ詳しい記事をまとめてくださっているので、こちらを見ておくと良いでしょう。
photo-studio9.com

基本的には普段月(満月)を撮る方法に準じておけば良いと思いますが、月食が進むにつれて徐々に月が暗くなるので、感度を上げたりシャッター速度を落として対応することになります。あまり感度を上げずに撮りたい場合は、どうしてもスローシャッターになるので三脚を使うことになります。

さらに、最新の『デジタルカメラマガジン 2021年6月号』にも特集企画として「絶対に失敗しない 皆既月食の撮り方」が掲載されています。Kindle版ならすぐに読むことができますし、Kindle Unlimitedの対象にもなっています。

デジタルカメラマガジン 2021年6月号[雑誌]

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  • 発売日: 2021/05/20
  • メディア: Kindle版

記事の抜粋版はデジカメWatchでも読むことができます(月を撮り慣れてる人ならこれだけでもある程度分かるかな)。
dc.watch.impress.co.jp

ということで、上記の記事にも一通り目を通しておきつつ、私も過去の皆既月食の撮影データを振り返りながら、カメラの設定確認と気持ちの準備をしておきたいと思います。

2018年1月31日の皆既月食は曇り空

日本で見える皆既月食は数年周期であるようですが、私の記憶にあるものだと(部分月食や天候で見られなかったときを除くと)2011年と2018年の皆既月食を一眼カメラを使って撮影していました。

2018年の皆既月食当日(1月31日)は立川で飲み会の予定が入っていたこともあり、飲み会の最中に10分ほど中座して、店を抜け出して多摩モノレールの駅前から空を見上げたのでした。

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明るい繁華街にいる上、生憎この日の多摩の空模様は曇りがちで、月はかすかに見えている程度。雲の合間から少しだけ顔を覗かせた瞬間に撮った、恐らくほぼ食が最大の頃のブラッドムーン(赤い月/赤銅色とも)。なんだかモヤモヤですね(笑)

カメラはE-M1 Mark IIと40-150mm PROにMC-14を付けての420mm相当(飲み会に望遠レンズを持って行くぐらいなので、月食があることは意識していたようですね)。設定はF4.0、ISO3200でシャッター速度は1/13秒、当然三脚なんてないので手持ち撮影です。

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本当はISO800〜1600ぐらいで撮りたいと思ってたはずですが、雲のせいか思った以上に月の光量がなく(特に皆既食の際は最も暗くなる)かなり感度を上げて撮っていたようです。明日の天気予報を見ると、この日に近い状況になるかもしれないので、感度を上げることやスローシャッターの可能性も考えておくと良さそうです(三脚は固定カメラの別構図で使いたいので、できれば手持ちで撮りたいんですよね)。

飲み会の後、月食から徐々に明けてきたタイミングで撮っていたのがこちら。やはりまだモヤががりの月。月が細いうちはやはりISO3200ですが、半分以上見えてる状態だともうISO800の1/10000秒なので、もっと感度を落としても大丈夫だったと思います。

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2011年の皆既月食は初めての一眼レフを買ってから半年後

そして、2018年の前に私が皆既月食を撮ったのは、一気に2011年まで遡ることになります。2011年の5月に初めて一眼レフ(中古のオリンパス E-520)を買ってから約半年後の12月10日のこと。
月食当日にはなぜかカメラは既に2台目のオリンパス E-30になっていました。レンズはフォーサーズのED 70-300mm F4.0-5.6で600mm相当、一眼買ってすぐの初心者でも気軽に600mmの超望遠を体験できるのが、フォーサーズの良いところでしたね(MFTにも受け継がれていますが)。

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ベランダに激安の三脚(2000円ぐらいで買ったやつ)を立てて撮っているようですが、月食の始まりからブラッドムーン、そして後半戦までちゃんと撮っていたようです。

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EXIFを見てみると感度はISO200、絞りF5.6でシャッター速度を1/640秒〜最大2秒ぐらいで調整しているようです。さすがに現在のE-M1 Mark IIIを使っても600mm相当での手持ち2秒となると厳しいので(1/4秒ぐらいが限界でしょうか)、食の最大では感度を上げるか三脚を使った方が良さそうです。

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小型三脚のエレベーターを目一杯伸ばしているので描写などもやや甘いですが、初心者なりにも試行錯誤して撮影しておいたおかげで、10年後に振り返ってみてもいい思い出になりますね。

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恐らくこのときは気象条件が良かったのか、都内のマンションからも適当な機材でもこれだけ皆既月食の撮影を楽しむことができました。

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ちなみにこのときは、撮影中にストラップを引っ掛けて三脚を倒してしまい、E-30の液晶(バリアングル液晶を開いて撮影してました)のサイドを割ってしまいました。

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カメラ初心者が半年で初めて受けた手痛い洗礼でもあります。特に暗い中での撮影に慣れてない初心者の方は、くれぐれも気をつけましょう(ストラップ等の引っ掛け、三脚足の向き、三脚ロックの緩み、雲台・プレートの緩みなど)。

明日の皆既月食に備えて

ということで改めて明日の皆既月食のタイムスケジュールを確認してみます。東京の場合、

  • 18:44 18:37に月の出、直後から部分食が始まり
  • 20:09 皆既食が始まる(月が地球の影に完全に入った状態)
  • 20:19 食の最大(ブラッドムーン)
  • 20:28 皆既食はここで終わり。つまりブラッドムーン状態は約18分間。
  • 21:53 22時前に部分食が終わります

といった感じ。

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via : https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2021/05-topics03.html

日没時間は18:48(東京)なので、その頃から南東の空をチェックして月が見えればラッキー。19時頃にはかなりはっきり月が欠けているのが分かるはず。

写真を撮る場合、部分食の間は満月から徐々に月が暗くなっていくので、普段満月を撮影する設定からスタートして(マニュアルモードで感度ISO200〜ISO400、絞りはF5.6〜F8位に固定が目安)、明るさはシャッター速度で調整しながら、いよいよ暗くなってきたら感度を上げるなり、三脚を使って対応すれば良いでしょう。皆既月食の様子を撮っておきたいという記念写真レベルならば、月の明るさを見ながらの対応でも十分に間に合うはず(露出の三要素の関係は知っておきましょう)。

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一応準備してみた

今回も自宅ベランダから夕飯の準備ついでに撮ろうかと思っていましたが、電線等の障害物も多いようなのですし、せっかく気候的にも過ごしやすい季節なので、多摩川の河原あたりまで行ってみるかもしれません。天気が怪しければ自宅から、夕方まで天気が良いようなら外で撮るのも考えてみます。

追記:5月25日、夕方よりかなり雲が出てしまった東京ですが、なんとか月が見えました。19時過ぎだとまだ青空が残る中での部分食となりそうですね。晴れてくれるといいのですが……。

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