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多摩川を飛び回るイワツバメを再びカメラで追いかけてみた

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先週に引き続き多摩川のイワツバメを撮ってきました。

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今回はムクドリの衝撃シーンはありませんので最後まで安心してご覧くださいませ。

多摩川に飛来するイワツバメ。コンクリート製の構造物に巣を作ることが多い鳥のようで(元々は名前の通り岩場に営巣する鳥らしい)、多摩川に掛かる関戸橋(鎌倉街道)も有名な営巣地とのことで、今回は関戸橋に行ってみようと思ったのですが、そういえばしばらく前から関戸橋は架け替え工事が行われていて、そろそろコンクリート製の旧橋梁が撤去されている頃かも……。

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これは稲城大橋

Twitterで検索してみると2019年までは取り壊し作業の進む旧橋梁でも営巣していたようですが、今年はイワツバメの姿が見られなない(新橋では営巣していない)との情報も。実際に見てきた訳ではありませんが、空振りしてもなんなので先週と同じ、下流の稲城大橋方面を目指しました。
イワツバメが営巣している多摩川関戸橋の架け替え工事: ツバメブログ2

是政橋や稲城大橋のような比較的新しめの鋼鉄の橋ではあまり営巣しないのか(ムクドリは鉄骨の隙間などにも巣を作っているようですが)、イワツバメの姿が多く見られるのは少し古いコンクリート製の橋の周りです。

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この日もいましたたくさんのイワツバメたち。ここは営巣している橋の裏側が覗き込めない場所なので(川に立ち込まないと)、今回もひたすら飛んでいるイワツバメを狙います。あまり巣に近づいて子育て中の鳥たちにプレッシャーを掛けてもいけませんしね。

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見るからにツバメ的な素早い動きでヒュンヒュン飛び回っている鳥だけど、よく見ると長い尾羽根がなく腰のあたりが白くなっているのがイワツバメ。

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今回もイワツバメに混ざってハクセキレイの姿。やはりスピードが少し遅いので多少撮りやすい!?

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橋桁の周りでホバリングしてると思ったら、コンクリートについている乾燥したコケのようなものを食べているみたい。

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ということでイワツバメ飛翔いろいろ。
相変わらずめちゃめちゃ素早くて難しいですが、前回よりも撮り方のコツというか設定が分かってきたような……。今回も大量にシャッターを切っていて、外しているショットの方が圧倒的に多いのですが、前回ほど闇雲にシャッターを切り続けるのでなく、AFが反応するのを待ってシャッターを切るぐらいはするようになりました。

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両眼視でほぼ意識は左目のドットサイトですが、右目のファインダー側に「ピント来た!」ぐらいはうっすら分かるのでのタイミングでレリーズ。青空バックもいいですが、背景のある所でちゃんとフォーカスが合って撮れると嬉しいですね。

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下から見るとずんぐりした流線型ボディから羽根が広がったシルエットがよく分かります。

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飛行時には足を羽毛の中に隠れていますが、たまに突き出したものも。

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当然、構図を整える余裕なんてないので、画面の中央付近に捉えられえればラッキー。

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ぎりぎり構図の端っこに収まっていたのを、あえてアリとしてみるなど。

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イワツバメを撮ってる間に、近くをカルガモが飛んでいたりすると、なんて撮りやすいのだと。

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カルガモぐらいの速度と大きさだとファインダー側に意識を移す余裕もそこそこあります。

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昔は飛んでるカモすらそんなに撮れなかった気はするので、少しずつですが動きモノに慣れてきたのか、単にドットサイトがあるおかげなのか。

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鳥が飛んでる写真を撮ってると、羽根の位置は上げてるときと下ろしているときのどちらが写真として良いのかな?なんて思ってしまいます。個人的にはどちらも好きなので選べないんですけどね(笑)

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ということで今回のお気に入り写真。バラバラに飛び回っていた何羽ものイワツバメが、時々まとまった場所で飛び交う瞬間があるのですが、そんな集中した瞬間から。

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空を飛び回る鳥なのですが、なんとなく海の中の魚のようにも見えてきます。

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あとこれは前回から思ってましたが、イワツバメってなんとなくシャチっぽい?

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ずっと一箇所にいる訳でなく移動しながら撮っていますが、消波ブロックの上でカメラを振り回していると、久しぶりに釣りをしている気分にもなれますね。ロッドを振って魚を釣るのも面白いですが、動物や野鳥の撮影はどこか釣りに似た楽しさもあります(探したり、観察したり、待ち構えたり……)。

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梅雨前のぐずついた天気が続く中、この日は丁度1週間ぶりの快晴。素早いイワツバメを高速シャッターで撮るので(1/2500秒を基準にしてます)それなりに光量がないと難しい。この日はよく晴れてくれたので、太陽が傾くまでたっぷりイワツバメ観察と撮影を楽しむことができました。

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