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1.4万円の大口径中望遠:銘匠光学 TTArtisan 50mm f/1.2 C(マイクロフォーサーズ用)ファーストインプレッション

最近レビューっぽい記事を書こうとすると色々と詰め込んでどうにも長くなりがちなので、さっぱり目のファーストインプレッション的な更新もしてみようと思います。

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銘匠光学 TTArtisan 50mm f/1.2 Cを買ってみた

紹介するのは少し前から使っている銘匠光学のTTArtisan 50mm F1.2です。同じシリーズのTTArtisan 17mm F1.4を発売前のモニターとして使わせて貰っていたのですが、これを気に入ったこともあってTTArtisan 50mm F1.2を買ってしてしまいました(モニター提供ではありません)。

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APS-C用のレンズですがマイクロフォーサーズで使った場合、35mm換算で100mm相当となる中望遠レンズ。マイクロフォーサーズの中望遠レンズは40〜45mm付近(80〜90mm相当)のものが多いのですが、そういえばフォーサーズ時代に50mm F2.0というスペックの人気マクロレンズがありましたっけ。

17mm同様に45mm単焦点もオリンパスのF1.2 PROレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO)を持っているので、あえてマニュアルフォーカスのレンズが必要という訳でもなかったのですが、自分の使い方だとマイクロフォーサーズはズームレンズでのシステムがほぼ完成してますし、最近になって単焦点レンズは(魚眼やマクロなどのピンポイント以外)あえて大きく重いレンズを選ばなくても良いのでは? と思うようになってきました。

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どちらも開放F1.2の中望遠レンズ

大きなボケが必要ならばm4/3に拘らず、素直にフォーマットを変えた方がトータルバランスや場合によってはコストパフォーマンスが優れていることもありますし、m4/3の単焦点に関しては軽量なレンズや安価な中華レンズで個性も含めて楽しむのも悪くないなと。

以前ソニーの35mm F1.8と17mm PROレンズを比較したときからうっすら感じていたのですが、縁あってPergearやTTArtisanのレンズをモニター試用させて貰ったり、普段出番の多いパナライカの25mm F1.4などを使っていてもやはりこのフォーマットの持ち味はそちらかなと(もちろんPRO単焦点シリーズが素晴らしいレンズであることには変わりないのですけども)。

とは言え実際に使ってみないと分からないこともあるので買い求めてみました。価格は税込13,950円、なんと45mm F1.2の約1/10の価格です!(笑) 性能の全く異なるレンズなので単純に比べられるものでありませんが、選択肢としてF1.2クラスの大口径レンズが、これだけ手軽な価格で楽しめるのはとても素晴らしいことだと思います。

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OM-D E-M1 Mark II/IIIとの相性もバッチリ

早速届いてから何度か使っているTTArtisan 50mm F1.2ですが、これが本当に良いレンズなのです。

よくボケて開放から実用的な中望遠単焦点

まずは単純にこの大きなボケ。中望遠であることに加え、開放F1.2の明るさによる被写界深度の浅さもあり、カメラを構えているのは同じ場所のままですがフォーカス位置を最短付近から徐々に移動させるだけでこれだけの変化を楽しむことができます。

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ボケは柔らかくピント面も開放から比較的ハッキリしていて、シャープという程でもないもののちゃんと芯があるので、積極的に開放から使っていけます。よくボケるけど全体に描写が甘くなりすぎて使うのが難しいタイプの開放でなく、実用的なF1.2だと感じます。

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ほとんど同じ構図のまま後ろボケと前ボケを切り替えることで、これだけ雰囲気の違う写真になります。

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ピント面、アウトフォーカス面が比較的近い場合は前ボケ、後ろボケ共に非常に柔らかいのが特徴。

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少し距離を取った際の後ろボケは木々の描写などでボケが少しザワッとすることもありますが、全体としては悪くない立体感です。この辺も全て開放で撮っています。

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最短撮影距離は0.5mなので、十分なクローズアップ撮影が可能です。

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100mmはスナップ用途には長すぎると感じる人もいるかもしれませんが、花を撮ったり散歩中に見掛けた印象的なスポットを切り抜くのに丁度いい画角だと思います。

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私自身、以前は中望遠に苦手意識を持っていたのですが、最近は「あの辺の雰囲気いいな」と近付き過ぎないタイミングでカメラを向けると丁度いい構図になる感じで、中望遠の距離感がしっくり来るようになりました(さらに長い60mm Macroを中望遠レンズとして使っても長過ぎると感じなくなりました)。

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最近はアジサイを始めとする花を撮りに行くことが多かったこともありますが、一緒に持っていった広角レンズ、ズームレンズよりもむしろこのレンズの出番の方が多かったぐらいです。TTArtisan 17mm F1.4と50mm F1.2の2本があれば、日常的なスナップ用途は殆どカバーしてくれる気もします。

もうしばらく使ってからちゃんとレビュー予定

TTArtisan 17mm F1.4もでしたが、この50mm F1.2もAPS-C用レンズながらマイクロフォーサーズで使って十分に楽しいレンズ。ちゃんとしたレビューはもう少し使い込んでからまた書きたいと思いますが、もうしばらく使ってみて特に問題がないようならPRO F1.2単焦点は手放してしまっても大丈夫そうだと感じています。

AFレンズが必要になったら、パナソニックのLUMIX G 42.5mm F1.7を買ってみるのもいいかな?

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