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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

マイクロフォーサーズのボディ、ズームレンズと単焦点の使い分けとか

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長らくマイクロフォーサーズのカメラを使ってきた結果、ボディやレンズの使い分けに傾向ができてきたというか、かなり落ち着いて(枯れて)きたように感じるので少しまとめてみた。

OM-D/OM-1には単焦点よりズームレンズ

冒頭の写真は現在所有している主なマイクロフォーサーズのボディとレンズなのですが、以前使っていた「M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO」の2本のPRO単焦点レンズは現在手元にはありません。


どちらも文句なしに写りは良かったですし、スナップから旅行や登山に持ち出してもそれぞれ面白さがあって気に入っていたのですが、やはりズームレンズの利便性には勝てず、徐々に出番が減って行きました。

単焦点ならではの描写、当時のオリンパスが拘った「美しくにじむボケ」は大きな魅力でしたが、私自身がそこまで画質やボケに拘った撮影をしなかったことも……。
このような比較をしたこともありますが、似たような画質で大きなボケを求めるならば、結局はフルサイズを使ってしまった方が手っ取り早いですし、場合によってはフルサイズのシステムの方が安価でコンパクトなレンズの選択肢があったりもします(もちろん上を見たらキリがないですし)。

大きな単焦点レンズ(m4/3の中では)をあえて使ってまで、それらを求めることは今の自分にはないかなという結論。
OM-DやOM-1のようなこのフォーマットの中では重量級のボディを使っているのは、耐環境性や堅牢性とシステム全体のコンパクトさのバランス故で、やはりPROズームレンズ中心としたシステムが自分の使い方では一番しっくり来るようです。結局以前からずっと使っていたこの辺りに落ち着いてしまいました。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II」はPROレンズではないものの例外的に素晴らしいレンズなので、ぜひ防塵防滴の3型を出して欲しいぐらい。

単焦点はコンパクトなボディで楽しみたい

……とはいえ、単焦点レンズの描写だったり画角が固定されてることによる撮影体験も好きな訳で、それはもうm4/3らしいコンパクトなボディとレンズの組み合わせで楽しめば良いじゃない、となってきました。

LUMIX G VARIOのキットレンズ2本はオマケということで……

F1.2とF1.7ならボケ量にしてもせいぜい1段程度の違い。その差でこれだけコンパクトなシステムが組めるなら、自分はこの方が楽しめます。
GX7MK3を使っていた頃からその傾向はあったのですが、GM1やGF10を使うようになって改めてm4/3ならではの楽しさだと思うようになりました。42.5mm F1.7は最近手にいればばかりですが、このコンパクトなシステムでマクロから立体感のある中望遠まで満足の描写で最高。


「LEICA DG SUMMILUX 15mm」も良いレンズで相変わらず気に入ってますが、GF10で使うならもっとコンパクトでも良いぐらい。「LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.」(2回目)とか「LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.」あたり気になってしまいますね。

例外もあるけど……

この辺りはやや例外というか、軽量コンパクト路線とは言えないものの(他フォーマットに比べたら十分コンパクトですが)手放せない単焦点レンズ。

マクロレンズと魚眼レンズは替えの効かない特殊用途ですし、標準画角の「LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.」はE-M1 Mark II(一線を退いたはずが実は一番使ってる)との組み合わせで、普段のテーブルフォトや物撮りに欠かせない。

実はSUMMILUX 25mmはオリンパスボディとの組み合わせ時に、絞り羽根の動作が少し微妙なこともあって、いっそF1.7/1.8のコンパクトレンズに変えるか、或いは相性を重視して「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」とか買ってみても、 なんて考えたこともありますが、絞りの件とフォーカスリングのゴム以外は不満もないので保留。むしろ、明るくそこそこコンパクトで写りは文句なしのレンズ。

その他、中華レンズやトイレンズ。一時期面白がってよく使ってましたが、MFレンズはどうしてもペースが変わりますし「今日は使うぞ」と決めて持ち出さないとなかなか積極的には使わないかも。TTArtisan 50mm f/1.2 Cなどは今でも良いレンズだと思ってますし、人を撮る機会などがあれば使ってあげたい。


ちょっとしたレポートならスマホ+GF10でも…

そういえば先日、こんな組み合わせで記録写真を撮ってハイキングの記録をしてみたのですが、ブログレポート程度ならこれでも十分だったりしますね。広角、超広角は全体の雰囲気が伝われば細部の描写には目をつぶりますし、しっかり見せたい場合はGF10の描写を活かす感じ。


近々出かける予定の旅行もこの組合わせで行ってみようかとも思いましたが、本当にOM-1の出番がなくなってしまうのも寂しいので、恐らくやりません。なんだか上手くまとまらなかったので今回はこの辺で……。