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防塵防滴になったパナソニック LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.を購入

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久々にマイクロフォーサーズ用のレンズを購入しました。昨年8月に発売されたパナソニックの標準単焦点レンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.」です。

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マイクロフォーサーズ初期銘レンズのリニューアル版

このレンズは2011年にパナソニックから発売されたマイクロフォーサーズ初期のレンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH.」のリニューアル版(2型)です。SUMMILUX 25mm(1型)は当時、マイクロフォーサーズ用レンズとして最も明るいF1.4の開放値を持ち、ライカの品質基準をクリア、SUMMILUX(ズミルックス)を冠するレンズとして登場したもの。
デジタル一眼カメラ用交換レンズ H-X025 商品概要 | ムービー/カメラ | Panasonic
LEICA DG SUMMILUX 25mm | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

その1型の光学系を受け継ぎながら一部の硝材やコーティングを進化、AFの高速化(240fps駆動)、外装の一部を金属化、現行のパナソニックLEICAシリーズに合わせた外装カラー、さらに防塵防滴仕様へとアップデートさせたものです。
高速・高精度AFと防塵・防滴仕様が進化した LEICA DG 標準単焦点レンズを発売|パナソニックのプレスリリース

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これまでマイクロフォーサーズの標準レンズ(35mmフィルム換算で50mm相当)は、オリンパス「M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8」、コシナ「VoightLander NOKTON 25mm F0.95」、そして現在も使っているパナソニック「LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.」の3本を使ってきましたが、やはり被写界深度のコントロール幅に余裕のある大口径レンズが欲しいなと再び思うように……。

そうなると、来月から値上げされてしまう「M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO」が第一候補になるのですが、メイン機であるE-M1 MarkIIではPROズームレンズを使っていることが多く、410gという重量のF1.2 PRO単焦点レンズ(なんと標準ズーム12-40 PROより重い!)を頻繁に使う自分の姿がイマイチ想像がつきません。同じ重量のNOKTON 25mmは正直重かったし……。

これはこれで気になる案件なのです。25mmは解決した?として、17mm、45mm、うーん……???(結局増えた)

現在、マイクロフォーサーズの単焦点レンズを使うのはパナソニックのGX7MK2での運用が多いですし、それなら愛用の「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」の兄弟的なSUMMILUX 25mmの方が出番も多そうかな?と。描写傾向が近ければ焦点距離での2本の使い分けも明確になりそうです。

価格はAmazonで5万円台前半と、F1.2 PROを買ってた場合の半額の出費で済んだので結果オーライ(?)。ちなみに今なら1型がかなり安く手に入りますが(新品で4万、中古で3万円ぐらい)、AF周りの改良や防塵防滴の件もありますし、ここは2型以外の選択肢はありませんでした。

LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH. 開封・外観・比較など

発売から時間が経ってないせいか(しかも2型ということもあり)意外とネット上にはこのレンズの情報が少ないようなので、ファーストインプレッションの前に購入報告のみで1記事行ってみます。

外箱はこれまで手にした「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm / F2.8-4.0 ASPH.」「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」が6面真っ黒だったのに対して黒とグレーのデザイン。

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付属品はレンズフードに前後レンズキャップ、レンズポーチ(使わない)、取扱説明書、保証書。

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LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.と外観比較

同じパナソニックの25mm単焦点「LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.」と並べてみました。パッと見そこまでのサイズ差はありませんし、フィルター径も46mmで同じです。

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スペックを比較してみるとサイズ差があまりないのに対して、重量は1.6倍ほどと金属鏡筒やレンズ構成の差が感じられます。ちなみにSUMMILUX 25mm(1型)からは5gの重量増で、これは金属パーツと防塵防滴の差でしょうか。決してズッシリという訳でもなく、そもそもLUMIX G 25mmが軽すぎる(笑)

SUMMILUX 25mm LUMIX G 25mm
レンズ構成 7群9枚 7群8枚
最短撮影距離 0.3m 0.25m
最大撮影倍率 0.11倍(0.22倍相当) 0.14倍(0.28倍相当)
フィルター径 φ46mm φ46mm
大きさ φ63mm×54.5mm φ60.8mm×約52mm
重量 約205g 約125g

外径はひとまわりに満たない程度にSUMMILUX 25mm(2型)の方が大きいですがこの程度。

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そういえば「LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.」で付属のレンズフードを使わない際に装着するデコレーションリング、「LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.」にも欲しかったかも……。

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付属の角形フードは使わない……?

付属の角形フード(DZE2HXA025Z)は逆付けできないもので、1型の頃から型番は変わっているようですが見た目は一緒だと思います。

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正直あまりかっこよくないですし、せっかくのコンパクトなレンズなのに倍近い大きさになってしまうので、このフードを常用するつもりはありません(E-M1 MarkIIとならバランスは悪くないかも?)。

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フィルター径は46mm、オリンパスやパナソニックの25mm F1.7/1.8(パナ15mm F1.7とも)と同じ。このフィルター径のねじ込みフードは色々と持っているので、それを使えばOKでしょう。

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穴あきの金属フードはなかなか悪くないですね。ねじ込みの金属フードを付ける場合は、基本レンズフィルターは使いません。

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しかしここはよりコンパクトなフジツボ型のフードでどうでしょうか。15mm F1.7とフジツボパナライカ(ズミルックス)兄弟の誕生です。この2本で広角30mmと標準50mmに対応、重量も2本で300gちょいとGX7MK2とのお散歩も捗りそうです。

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こんな2台で出掛けてみるのも楽しそう?

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防塵防滴の軽量単焦点レンズ

リアのマウント側にはゴムパッキンが入っています。8-18mmのゴムパッキンはかなり細いもので、オリンパスボディと組み合わせた際にどの程度効力があるものが少々怪しい所もありましたが、このレンズはE-M1 MarkII装着時にもかなり(ヌルっとした)トルクが掛かっている感触がありますし、(メーカー推奨ではないものの)ある程度の防滴効果を発揮してくれそうに感じます。

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実はオリンパス、パナソニック共に防塵防滴のレンズはそれなりの本数が出ているのですが、軽量な単焦点レンズのラインナップとなるとかなり限られています。
先ほどはSUMMILUX 15mmとのお散歩コンビを紹介しましたが、オリンパスのM.8mm Fisheye PROとなら軽量防塵防滴単焦点コンビの完成です。

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魚眼に超広角(Fisheye補正)、50mmの単焦点レンズの画質と明るさを携えて、カメラ2台で1.7kgちょいで運用できるのはマイクロフォーサーズならではのアドバンテージかもしれません。

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雷鳥に遭遇しない山行ならば積極的に使って行きたくなります(?)。

LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.とのボケ比較

まだ本格的に使っていないので実写のファーストインプレッションはまた改めてする予定ですが、気になるF1.4のボケ味などを同じパナソニックのLUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.と比較してみました。ボディはどちらもGX7MK2。ISO200、ホワイトバランスは固定で比べてみました。

まずは開放、F1.4とF1.7なので約2/3段差といったところでしょうか。左手前のレンズはほぼ最短撮影距離の位置。背景ボケは確かにSUMMILUX 25mmの方が大きいです。明るさだけなら図抜けていたNOKTONの開放F0.95はかなりファンタジックな描写で使い所を選ぶところがあったので、実用的な明るさという点ではF1.4はいい落とし所かもしれません(重さを気にしなければF1.2 PROもありますが……)。

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(左)SUMMILUX 25mm / F1.4 (右)LUMIX G 25mm / F1.7

続いて60cmぐらい離れたTG-5にピントを合わせてみました。前ボケは若干F1.4の方がボケているようですが、そこまで大きな差を感じないかも?

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(左)SUMMILUX 25mm / F1.4 (右)LUMIX G 25mm / F1.7

続いてF2.0まで絞って比較。こうなるとボケ具合はほぼ同じに見えます。若干SUMMILUX 25mmの方が色ノリが濃いようにも感じますが、室内光の変化もあると思うので、描写傾向の差とは言い切れないかも。

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(左)SUMMILUX 25mm / F2.0 (右)LUMIX G 25mm / F2.0

ピントをTG-5に移動させてもほぼ同じかな。

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(左)SUMMILUX 25mm / F2.0 (右)LUMIX G 25mm / F2.0

ということで、開放側が約2/3段明るいところを以外では1/3程度の価格の「LUMIX G 25mm / F1.7 ASPH.」の健闘ぶりが光りますが、屋外光源を含む撮影もなると、また色々違ってくるかもしれません。その辺の細かな撮り比べをするかは分かりませんが(恐らく面倒くさいのでやらない)、SUMMILUX 25mmはこれから積極的に持ち出して使ってみたいと思います。

正直言ってしまうとF1.7のレンズを使っていても明るさが足りないと感じることは少ないぐらいですが、せっかく1段弱の余裕があるので、その分感度にも余裕ができますし、夜や暗い飲食店内などでも活躍してくれることを期待したいところ。

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GX7MK2との相性はもちろんですが、E-M1 MarkIIに付けてもなかなかバランスが悪くないので、どちらのカメラでも出番の多いレンズになってくれることを期待したいものです。

LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 II ASPH.の主な仕様

LEICA DG SUMMILUX 25mm | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | デジタルカメラ LUMIX(ルミックス) | Panasonic

  • 品番:H-XA025
  • マウント:マイクロフォーサーズ
  • 焦点距離:25mm(35mm判換算 50mm)
  • レンズ構成:7群9枚(非球面レンズ2枚/超高屈折率UHRレンズ1枚)
  • 開放絞り-最小絞り:F1.4-F16
  • 最短撮影距離:0.3m
  • 最大撮影倍率: 0.11倍(35mm判換算:0.22倍)
  • フィルター径:φ46mm
  • 絞り形式:7枚羽根(円形虹彩絞り)
  • 最大径×全長:φ63mm×約54.5mm
  • 質量:約205g
  • フード:付属
  • 希望小売価格:75,000円(税抜)

ファーストインプレッション

しばらく使ってみたのでファーストインプレッションをまとめました。

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