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スナップから旅行のサブレンズまで、パナソニック LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH. の魅力

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使い始めてからそろそろ1年が経つので少しまとめてみます。

パナソニックのマイクロフォーサーズ用パンケーキレンズの「LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.」、かつて1型を使っていた時期もあるので(E-PL6 → E-PL7 → GX7MK2で使用)2度目の購入です。

焦点距離は14mm、マイクロフォーサーズなので35mm判換算で28mm相当の画角となります。
LUMIX G 14mm II | Gシリーズ 交換レンズ | 商品一覧 | LUMIX(ルミックス) ミラーレス一眼カメラ・デジタルカメラ | Panasonic

マイクロフォーサーズ初期からあるレンズのデザインを変更した2型で設計はやや古いものの。静音設計のステッピングモーターが採用されているので、静かでスムーズなAF。GM1、GF10、OM-1等で使用していますが、AF作動はサクサクと決まってストレスを感じることは全くありません。

F2.8よりほんの少し明るいF2.5という控えめな開放値ではありますが、厚さ20.5mm、重量55gとマイクロフォーサーズ用のAFレンズでは最薄、最軽量で、手のひらにすっぽり収まってしまうコンパクさ。LUMIX GM1に装着した場合、レンズ込みで255gとRICOH GR III(257g)に並ぶ軽さを実現しています。画角も28mm相当ですし、マイクロフォーサーズで作るジェネリックGRはこのレンズで決まりでしょう!?

以前は1mm違いの「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」を愛用していて、写りはもちろん、マニュアル操作できる絞りリング(ただしパナソニック製ボディのみ)や質感など申し分なしのレンズだったのですが、改めて14mmを手に入れたことで全く使わなくなってしまいました。

これにはやはりパンケーキレンズの「LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.」を使うようになったことも大きいかも。スナップ用途で1本選ぶならば15mmが万能でしたが、20mmも使うとなると14mmの方が画角の差もありますし、用途やその日の気分によってパンケーキレンズを使い分ける方が楽しくなって行きました。

一時期に比べると写欲が減退気味なこともあって、日常の記録ならスマートフォンで済ませてしまうことが増えましたが、鞄のスペースと気持ちに余裕があればパンケーキレンズを付けたGM1やGF10を持ち出すようにしています。どちらかといえば、20mmを装着したGF10の方が出番が多いですが(こっちはジェネリックGR IIIxか?)、広めに撮るシーンがありそうな場合は14mmかLUMIX G VARIO 12-32mmを使うこともあります。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F5.0
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

マイクロフォーサーズの広角レンズで開放F値もほどほどなので大きくボケることはありませんが、ピントが近い場合はそれなりに背景をぼかすこともできます。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

1〜2段絞った方が描写は安定しますが開放でも特にそこまで甘くなる訳ではないので、スナップの場合は開放で撮ってしまうことが多いかも。屋内や夜景はほぼ開放のまま。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

屋外で遠景を撮る際には気持ち絞ったりしますが、描写のためというよりは明るすぎるからという程度。GM1やGF10とこのレンズで動体を撮ることは殆どないですし、電子シャッターで1/16,000秒まで使えるので、そこまでガッツリ絞ることもありません。絞ったままで取り続けて、手ブレしてしまう方が困りますし。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F5.6

開放ではやや周辺の光量落ちが目立ちますが1〜2段絞ればかなり解消されます。

F2.5 / F4.0 / F5.6

軽いので登山や旅行にもいいですね。登山の際は広角ズームを使うことが多いですが、このときはメインのカメラで望遠レンズを使っていたので、予備で持ってきたGF10に装着したこのレンズで風景スナップを撮ることができました。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F5.6
LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F7.1

小さなカメラでノールックでサクサク撮れるのでお祭りの記録にも重宝します。それこそスマホで十分なシーンかもしれませんが、RAWで撮っておくことで後で色々な使い方や現像もできますし、余裕があるならカメラで撮っておきたいかな。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.8
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

群衆写真も好きなのですが、どうしても人の顔が映り込みやすくなってしまうので最近はあまり積極的に出そうと思わなくなっていて、広角ならば目立ちませんし、モノクロで現像してみるのもひとつでしょうか。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

逆光は条件によってゴーストが出やすかったりもしますが、特に著しい画質低下もなく問題なく使えるレベル(あまり逆光の作例がなかったので、そのうち追加するかも)。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F5.6

スナップカメラといえば、もちろん飲食での飯撮り。広角なので寄りすぎると歪みますが、スマホ写真が普通になったお陰か広角の飯写真って結構見慣れている気がします。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

トリミングして使うつもりで少し引いて撮ってみたいりもするけど、あまり使いませんね。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

座った状態でお盆全体を入れるなら広角が使いやすい。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

最短撮影距離は0.18m(最大撮影倍率0.2倍相当)とそれなりに寄れます。

LUMIX GM1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

あとは予備レンズとして旅行に持って行くことが結構ありました。旅館やホテル、レストランでは大きなレンズを付けたカメラよりも、パンケーキレンズに交換しておいた方が悪目立ちしませんし!?
パンケーキレンズならば中型ミラーレス機でも小さなポーチ等にも収まりが良くなりますし、旅行の際はF4.0通しのズームレンズを使ってることが多いので、屋内では明るい単焦点レンズの方が撮影結果も上々です。

用途はもっぱら食事の席になります。

OM SYSTEM OM-1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
OM SYSTEM OM-1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
OM SYSTEM OM-1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

ズームレンズより明るいので、旅行の際に星を撮るのにも使えます。もう少し広いと嬉しいのですが仕方ない。

OM SYSTEM OM-1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5
OM SYSTEM OM-1 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

画角のせいか漠然と使っていると漠然とした写真しか撮れないこともあって、1年間使ったにしては大して出せる写真が思いの外少ないのですが、スマホだと物足りないけど大きなカメラ(レンズ)を持ち出すのもちょっと…… というシーンではちょいちょい活躍してくれたレンズです。

LUMIX DC-GF10 + LUMIX G 14mm / F2.5 II ASPH.:F2.5

このところ、RICOH GRやフジのX100などは品薄が続いて中古価格も高騰していますが、マイクロフォーサーズなら少し古い小型ボディならばかなり安く手に入りますし(PEN E-PLシリーズやGFシリーズなら2万円台でもあります)、14mm F2.5にしても1型なら1万円台から入手可能。ボディとレンズのセットで4〜5万円程度で、マイクロフォーサーズのスナップカメラが手に入るってなかなか悪くないですよね。