2月10日(木)、朝から東京を含む広範囲に降雪がありました。
都内に降る雪は今年に入って2回目。先月の降雪では多摩動物公園(現在は休園中)や高幡不動尊を訪れましたが、今回は昨年からずっと歩いている野川で野鳥たちが雪の中どのように過ごしているか観察に行ってみることにしました。動物園も楽しいですが、野鳥はなんといって最も身近な野生動物です。
普段は平日でも数人は野鳥の観察、撮影目的の人を見かける野川ですが、この日は一度だけ犬を散歩する人とすれ違った以外はほぼ人と合うこともなく、雪の中の野鳥たちを探して過ごすことができました。武蔵野台地の住宅地を流れる野川ですが、歩く度に身近な自然の豊かさを感じることとなります。
当初は朝から出かけようかと思っていましたが、午前中雪というよりはみぞれ状態だったので、しばらく自宅で様子見。昼前から徐々に雪っぽくなってきたので出発。積もるような雪ではなさそうなので、時間もないことだし車で出発(都内での降雪では、スノータイヤ未着用車による貰い事故が恐い)。
降雪は昼過ぎから午後に掛けてピークとなり、河川敷にもうっすらと雪が積もりましたが夕方にはまたみぞれ雪に。今回はそんな積雪の雰囲気も伝わるように時系列で野川の雪と鳥たちの写真を貼って行きます。
河川敷に出るといきなりのカワセミの姿。みぞれからようやく雪っぽくなってきた感じ。実は前日にカメラの設定を変えていて最初ISO12800で撮ってしまいましたが、Pure RAWを使ったら結構見られますね。
この日、あちこちで見かけたコサギ、雪の中元気にガサガサしています。
野川で一番多い鳥(遭遇率で)といえばカルガモ。
モズも雪の中元気に飛び回っています。
いつも同じあたりに1羽だけ居るハシビロガモのメス(?)、同じ個体なのかな。
雪が降る川にポツンとコサギ。
またカワセミ。雪の中でもいつもどおり狩りをしているんですね。
ポツンとコサギ。
カルガモの中にコサギ。かわいい。
ジョウビタキオス。まんまる。
ミミズを食べるジョビさん。
コサギカルガモ天国。
雪とカワセミ、少し周囲の枝がガチャガチャしてるかな。
見慣れた野川のカワセミですが雪が降っているだけで普段と違う雰囲気に……。
雪の中でもお魚ゲット。
1/500以上のシャッタースピードだと雪は止まって写ってくれます(後半暗くなるにつれ雨のように見える)。
プロキャプチャーも少々(防寒テムレスでシャッターコントロールが難しい)。
1羽だけうずくまってるヨシガモのメス?
セグロセキレイ。
オオバン。
こっち見た。
ムクドリとカラスの戦い!?
ラーメン休憩を挟みます。
雪の日の魁力屋 pic.twitter.com/FP4KOKWVXf
— OKP (@iamadog_okp) 2022年2月10日
この頃が降雪のピークだったでしょうか。河川敷にもうっすらと雪が積もってきました。
今日はカワセミ遭遇率高め? かなり雪が降ってる感出てきましたね。
マガモカップル。
キセキレイ。
ハクセキレイ。
コガモ。普段はカップルが多いのですが、珍しく大小2羽のオスが仲良く並走してました。
アオサギ。
ハクセキレイ飛ぶ。
橋の裏でカワセミが雨宿り(雪宿り)。
ゴミだらけの背景も雪の日はなんとなくそれっぽく見えるような……?
足元がかなり滑りやすくなってきたので、うっかり転ばないように(レンズを折らないように)気をつけます。
何度目かの雪とカルガモ。こういう写真は本当にこの日しか撮れない。
雪というより雨の日のような雰囲気(そういえば雨の中の鳥も一度ちゃんと撮りたい)。
頭ツンツンのカワウ。
そして冒頭の写真。これは15時過ぎでした。カワセミが枝にとまっているのが分かりますか?
ここに居ます。
カモかも。
カメラは雪まみれ…… ではなくびしょ濡れです。気温はそこそこ低いのですが、水っぽい雪なのですぐに解けてしまう。1月の動物園のときとは違って靴や荷物もびしょ濡れ、スノーシューズでなく防水のトレッキングシューズや登山靴を履いてくるのでした。
ツグミさん。
ふっくらしててかわいい。
梅が咲いていました。
雪と梅。
まんまるなシジュウカラ。
まんまるなヒヨドリ。
まんまるなツグミ。
ムクドリの木。
かなり暗くなってきました(16時40分)。ここにもカワセミ居るのが分かりますか?
この日最後のカワセミ。シャッター速度がかなり遅くなってるのでもう雪に見えませんね。
というかこの時間、再び雪はみぞれ混じりになっていたのでした。
精悍なアオサギアップで終了です。
以上、昼過ぎから薄暗くなるまで途中昼飯を挟んで雪の中の野鳥ウォークを堪能した雪の日でした。
人が居ないせいもあるのか、鳥たちの姿はいつもより多いぐらいで、どの鳥たちも盛んに餌を探したりついばんだりと活発に活動している様子を見せてもらうことができました。
ひとつ失敗してしまったのは、今回はレインウェアを着ていたのですが、山用の派手なオレンジ(濡れたカメラの写真に袖だけ写ってます)の色のせいか、普段より遠い距離でも鳥に警戒されたり、歩いているだけで逃げられてしまうことがあったこと。いつもは黒いソフトシェルを着ているのですが、まさかここまで反応が違うとは…… やはり登山と野鳥観察用途ではウェアを変えた方が良いのかも。