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野川で鳥たちの子育てを覗いてきた:カワセミとカルガモの親子たち

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数週間ぶりに野川を散歩してきました。野川の河川敷には背の高い草や藪が生い茂るようになり、前回野川を歩いた際にはカワセミを見つけることができませんでしたが、辛抱強く灌木の中を双眼鏡で探していたところ、かわいらしいカワセミの雛たちに出会うことができました。

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雛カワセミ三兄弟


雛を連れたカルガモ家族

春までは川沿いを歩きながら簡単に水辺の様子が観察できた野川ですが、グリーンシーズンとなって場所によってはこのような感じで、鳥たちを探すのがなかなか難しくなりました。

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そんな灌木の隙間から川を覗くと、カルガモの親子がいました。ここの雛たちは結構大きいですね。

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親ガモの後をスイスイ泳ぐミニチュアっぽい子ガモたち。かわいいなー。

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そしてこちらはさらに小さな雛を連れたカルガモ一家。

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先程の家族もすぐ近くを泳ぎ回っています。カルガモはあまり縄張りとかないのでしょうかね。

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前ボケは別に狙ってる訳でなく、そんな隙間からしか川が見えないので……。

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小さい雛は顔の周りが黄色いんですね。くちばしの先が少しだけ黄色になってます。

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ふわふわでかわいい。

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親と動きがシンクロしてる(笑)

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別の場所でカワセミを双眼鏡で探していたら、お昼寝中のカルガモ親子を発見。みっちりしてます。

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カワセミ一家を発見

そしてついに灌木の藪の奥にカワセミを発見しました。どうやら巣立ち雛のようです。水面にダイブして枯れ葉をゲットしてました(笑) 狩りの練習をしているのでしょうか。

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うんち。

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よく見たらなんと4羽いました。4羽が同じ場所に居るのを観察できたのはこの瞬間だけですが、恐らく雛が3羽で、手前から2番めがオスの親で雛に餌を与えている最中。

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真ん中の少し羽根の色が鮮やかでクチバシが立派なのが、オスの親だと思います。

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ちなみに観察しているのはこんな感じの場所です。河川敷には入れない場所なので、対岸の側道から双眼鏡で探しています。真ん中あたりの真っ暗な灌木の奥にカワセミたちが居ました。

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望遠レンズのワイド側(160mm相当)の視野でこんな感じ。肉眼ではまず見つからない場所なので、双眼鏡が必須でした。過去にカワセミの巣やペアを見ていた場所の近くを丹念に探しながら、あとはやはり鳴き声が聞こえたのでその周辺を丹念に探して見つけました。

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藪の中で器用に飛んでいるカワセミの雛。

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しばらく観察しているとたまに表にも出てきます(これはオスの親ですかね)。この瞬間に通りかかればもっと簡単に見つかるので、やはりある程度は運かもしれません。

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こちらは雛。少し色が薄くて、胸のあたりに白っぽい羽毛がポツポツとあります。

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こちらはメスっぽいからお母さんでしょうか? それにしてはやや幼い気もしますし、微妙なところ。

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これも雛ですね。くちばしが短くて、先が少し白い。

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雛飛翔。羽根はもう立派です。

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なんとなくちんまりしててかわいい。

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雛といっても立派に飛べるし、今はまだ餌を貰っていますがものの数日で巣立ちするみたいです。

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親が何処かに行ってしまい(自分たちの食事タイムかな?)、殆ど動かなくなってしまった雛たち。

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一旦離脱して……

親鳥がいなくなったせいか雛に殆ど動きがなくなってしまったので、ランチがてら別のポイントも回ってみることにします。結構下流の方までチェクしていて巣を回ってみましたが、全て空振りでした……。

オナガが水浴びしていたので撮ろうと思ったら、ムクドリに追い払われた。ムクドリ強いなぁ……。

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こちらはなんだかモサモサしたオナガ。換毛中なのかな。

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羽根の綺麗なオナガ。美しい鳥ですよね。鳴き声は強烈ですけど。

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鳥の雛にとっては天敵? アオダイショウが泳いでる。

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ヘビってうまいこと頭だけを持ち上げて泳ぎますよね。

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セグロセキレイの巣立ち雛かな。こちらも一家(?)で行動していました。

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河原の石と保護色のようですが2羽います。

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カワウの日向ぼっこ。水鳥なのに羽根に油分が少ないので定期的に太陽で乾かす必要があるのだとか。難儀なことで……。派手な排泄シーンも激写しましたが、カワセミに比べて少々グロいので自粛します(笑)

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アカピッピ。

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蝶をプロキャプチャーで撮ってみましたが、あまり綺麗な瞬間は撮れませんでした。

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再びカワセミ親子の観察

自分の食事をすませて、他のポイントは空振りだったので再び先程の藪の中のカワセミの親子を覗きに戻ってきました。親の姿は相変わらず見当たりませんが、雛たちが一箇所に固まっていました。

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この日は太陽はそこそこ出ているのですが藪の中ということもあって、感度をISO6400まで上げて、それでも1/1000秒に満たないシャッター速度しか出せません。今回アップしている高感度(ISO3200以上)の写真にはDxOのPureRAWでノイズリダクションを掛けていますが、それでもなんとかこのレベルです(しかしPureRAWは本当に凄いので、また改めて紹介します)。

一箇所に固まっているようで、なんだかせわしない子どもたち。

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みんなで同じ方向を見てますが……

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なんか来た!

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なんか通り過ぎた(カルガモですね)。

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桑の実を咥えてますが、カワセミって木の実も食べるのでしょうか? ただ遊んでいるだけ?

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一羽がどこか遊びに行ってしまいました。

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水浴びのダイブもちょいちょい。ただし水面が見えにくい角度なので、ほぼ撮れず。

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ISO6400でも1/640秒。厳しいなぁ……。

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2羽の雛が双方向に飛び出して。

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同時に戻ってきた。

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そうこうして雛たちが遊んでいると、親鳥がたまに餌を咥えて戻ってきます。

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雛のクレクレアピール。

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エビをあげよう。

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鮒やタナゴみたいなフォルムの小魚。このタイプの小魚を食べてるのは初めて見ました。

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同じ場所に並ぶとやはり親が少しだけ色が濃い。

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餌を貰った雛と、雛と見てる雛、一息ついて水浴びをする親。

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手前の灌木枝の影によく飛び込むので見えないんだなぁ(笑)

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そんなこんなで、灌木の中のカワセミ親子を見つけることができたので久々の楽しいカワセミ観察となりました。カワセミは巣立ち後の子育ては数日で終わってしまうようなので、来週にはもうこの親子の姿は見られないのでしょう。またどこかで別の親子の子育てが見られるといいですね……。

おまけ:愛用の双眼鏡、PENTAX PAPILIO IIのWWF支援モデルが生産完了になるらしく(通常モデルは継続販売のようです)Amazonでセール価格になっています。三脚アダプターセットが8%OFFクーポンが付いて、本体のみを購入するよりもお買い得な逆転現象となっています。この双眼鏡がなければ今回のカワセミも見つけることはできませんでした。Amazonレビューが熱いので興味があればご一読あれ。

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