多摩丘陵ハイキングコース「七生丘陵散策路」、百草園駅から多摩動物園駅まで歩いた「七生丘陵散策路東コース」に続いて平山城址公園駅までの七生丘陵散策路西コース」を歩きます。
「京王れーるランド」で小休止
ここで一旦トイレ休憩がてら「京王れーるランド」に立ち寄ってみることにしました。
そういえば、「七生丘陵散策路東コース」でコース上で公衆トイレがあったのは「百草台自然公園」ぐらいだったかも? スタート地点の駅構内にてトイレは済ませておくのが良さそうです。
「京王れーるランド」は京王電鉄が運営する鉄道博物館。子供向けの施設っぽいのとあまり鉄道に興味がある訳でもないので、今まで立ち寄ったことはなかったのですが、車両展示が少し気になったのとトイレ休憩に丁度良いかなと。入館料は310円とお手頃です。
1階2階とある博物館ゾーンと屋外(といっても屋根付きの半屋外)の車両展示ゾーンがあって、展示エリアには運転体験や車掌体験のできる施設、小型の京王バスの展示などがあります。博物館でトイレを借りつつ、休憩コーナーで麦茶のペットボトルを購入して空になった保温ボトルに継ぎ足しなど。
アルピコ交通(松本電鉄)の上高地線は、井の頭線で使われていた車両なんですね。
一度建物を出て古い京王線車両の展示エリアへ。実は京王線沿線住民になったのはここ10数年のことなので、古い京王線車両に思い出などはないのでした。かろうじて昔の井の頭線は懐かしいな…… みたいな。
緑色にペイントされた時代の京王線も知りませんでしたが、そういえば数年前から走ってる高尾山ペイントの京王線は、この古い車両を模したものだったのですね。
新しい方は1984年頃まで使われていた車両のようですが、この頃はまだ京王線に乗ったことはなかった元相模原民です(相模原線が橋本まで延伸されたのは1990年です)。
売店で京王線駅名キーホルダーの「府中駅」を買ってしまった。
七生丘陵散策路西コースへ
時間は既に16時近くですがこのまま「七生丘陵散策路西コース」を歩いてみることにします。東コースよりも少し距離が短いようですし、平山城址公園駅の到着が17時半を過ぎることはないと思います。
多摩動物公園前からスタート。
多摩川支流の程久保川上流側へ。程久保川、ほぼ三面護岸のドブ川状態ですが、一部魚道のような構造物があったりと、魚が遡上する川なのでしょうか?
モノレール通りからは離れて……
駐車場の脇の細道に入って行きます。
左に進むと中央大学、右が七生丘陵散策コース。
歩きやすい雑木林のハイキングコース。
栗がたくさん落ちています。
緑地はすぐに終わって一般道へ。
なにあやら畑の脇に細い川が流れているな……と思ったら。
この辺りが程久保川の源流になるようです。
高幡不動駅や南平駅からの「かたらいの路」の終点もこのあたり。
多摩テック跡の脇を歩く
右手は高い壁が続いていますが、一箇所隙間から中が見えます。
この辺りは2009年に閉園した遊園地「多摩テック」の跡地。子供の頃に来たことがありますが(全然覚えてないけども)、この他にも多摩、神奈川エリアにあった「向ヶ丘遊園地」「横浜ドリームランド」、全て閉園してしまいましたね。殆どの遊具は撤去されたようですが、このレールは残っているようです。
多摩テックの敷地跡に沿って側道に入ります。
色々見えてるけどどこだろう? 南大沢方面? やや遠い雲ですが天気はもってくれるのか……。
右手側はずっと多摩テック跡。左手側はよく分からん……。
恐らく多摩テック内にあった街灯。
広大な緑地の平山城址公園
突然左手側の緑地が「平山城址公園」になります。西側には長沼公園、東側はここまで歩いてきた多摩動物公園に掛けて、かなり巨大な丘陵の緑地となっています。
公園内もかなり歩き甲斐がありそうですが、あまり時間もないので展望台だけ見て先に進みます。天気がかなり崩れてきたかも……(予報では雨はなさそうだったので日傘を置いてきてしまった)。
オオムラサキのいる緑地なのですね(見たことがない)。そういえばアカハラっぽい鳥を見たのですが、カメラが間に合わず。時期とエリア的にどうなのだろうか……?
京王電鉄の研修センターの脇を抜けて……
平山城址公園と隣接する東京薬科大学生による路上駐車が多いらしく、この看板がずっと続いています。
このコース案内で平山城址公園を離れて右手に進みます。間違えて平山城址公園沿いにしばらく進んでしまった……
小山の中にひっそりある「平山季重神社」。
かなり光量の落ちた森の中へ……
あと1時間遅かったら真っ暗だったかも。
一旦舗装路(車は入れない)に出て……
再び森の中へ。
これで未舗装路はおしまいです。
もう駅はすぐそこ。
あとはこの信号を渡るだけ…… になってかなり雨が本降りとなってしまいました。
ずぶ濡れになる前になんとか「平山城址公園駅」に到着。
駅前の案内看板、「七生丘陵散策路」ではなく「平山季重の路」となっていました。
日野市観光協会のサイトにも「平山季重の道(七生丘陵散策西コース)」とありますね。
平山季重の道(七生丘陵散策西コース) - 日野市観光協会
こちらはちょっとタイトルがわかりませんが長沼公園方面のハイキングコース。「野猿の尾根道」とか「野猿峠ハイキングコース」を辿るコースもそのうち歩いてみたいものです。
それでは府中に帰りましょう。
「七生丘陵散策路西コース」。歩いた時間帯が夕方だったこともあり、東コースに比べるとやや地味ではありましたが緑地の割合も多く、晴れていれば平山城址公園からの展望などももっと楽しめたと思います。お隣の「長沼公園」と合わせるとかなり緑地なので、ハイキングコースとしての開拓の余地はかなりありそう。