今更ですが、サーモスの真空断熱マグカップに付いてきたフタ(蓋)について。
普段、自宅でコーヒーを飲む際に使っているサーモスの真空断熱マグカップ(JDG-281C)
過去、ニトリ製、サーモス製と真空断熱カップを使って行き着いた取っ手付きのマグカップ(発売タイミングの関係で少々遠回りになってしまった)。毎日のようにコーヒー、アイスコーヒーを飲む際に愛用しています。
付属のフタは飲む際に邪魔なだけと使ってなかったのですが、気温が下がってくると保温マグとはいえ中身が冷めるのが早いこともあり、ふと存在を思い出して試しに使ってみたところ、コーヒーの保温力が全然違うなと気づきました。いまさら! 今までならコーヒーを淹れてから30分程度でぬるくなっていたコーヒーが、最初の30分近くはまあまあ熱々、飲み終わるまでかなり温かいままなのです。
このフタにどれだけ効果があるのか簡単な確認として、同サイズのサーモス製の蓋なしの真空断熱カップ(JDH-280)と、フタあり&なしでの保温性能を比較してみました。別の製品なので厳密な比較ではありませんが、同容量のサーモス製真空断熱カップで仕様の保冷性能は同じなので、簡単な比較としては十分でしょう。
沸騰したお湯を両方のカップに注いで10分毎に30分まで、そして1時間後の温度を計測してみました。
経過時間 | フタあり(JDG-281C) | フタなし(JDH-280) |
---|---|---|
0分 | 96.6℃ | 96.3℃ |
10分 | 90.0℃ | 76.2℃ |
20分 | 85.2℃ | 65.8℃ |
30分 | 81.1℃ | 58.8℃ |
60分 | 71.5℃ | 46.6℃ |
最初の10分で10度以上の差が付く一目瞭然の結果となりました。
1時間後にはフタなしでは46℃まで下がってしまっていたのが、蓋付きでは71℃とそれなりに熱いお湯のままでした。ちなみに70℃のお湯ならば、カップラーメンもそれなりに美味しく作ることが可能です。
実際は中身は飲むことで減って行くので、保温性能はもっと低くなると思いますが、少々面倒くさくても毎回フタを乗せてあげるだけでかなり冷めにくくすることができるようです。
このフタ、かなり効果があるのでフタなしで販売されているJDH-280等でも使えるように(口径が同じなのでそのまま使えます)パーツで買えるといいのですが、今のとことろ個別の販売はないようです。
サーモス製保温ボトルのフタやパッキンはパーツ販売されていますし、マグカップのフタの場合はそうそう壊したりなくすものではないとはいえパーツでも買えるといいのに。
ちなみに温かい飲み物でフタを使っているとフタの内側がかなり結露するので、そこはちょっと注意。
私が使っているのはJDG-281Cですが、現行モデルはJDG-282C(2023年秋発売)になってます。サーモス製品あるあるの仕様据え置きで、型番と色のラインナップが変わったもの。新たにブラックが出たのがいいですね。シルバーで良ければJDG-281Cと同世代のJDG-281がかなりお買い得です(性能は変わらず)。