I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

旧知の釣り仲間が作った釣り竿「ツララ ポルタメント170」

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おっさんがクリスマスプレゼントを自慢するだけの記事です。


かれこれ十数年前、私がうーんと釣りにハマっていた頃からの釣り仲間に、小川健太郎なる人物がいます。通称“オガケン”(私は別のあだ名で呼んでいましたが、今は使ってないようなので…)。ルアーフィッシングを愛好する人なら、名前を知ってる人も多いかもしれない、その筋ではちょっとした有名人?です。今は釣り関係の会社を立ち上げて、世界各地を渡り歩いて活躍しているはずです… 多分。

そんなオガケンからは、当時本当に色々な釣りの面白さを教えて貰いましたっけ。一緒に釣りをする度に、普通に生きていたらなかなか体験できないエキサイティングな世界の断片を沢山見せて貰いました。
まあ、どちらかというと釣りよりも音楽の方で、最初に話が合ったというのもあるのですが、ホント不思議な巡り合わせだなーと思います。

そうそう、先日記事にした写真家の二神君はオガケンの古くからの友人。

みんなすっかり有名人になっちゃって…

一方の私は釣りからやや距離を置いて随分経ちますが、数年前から登山を初めてみたり徐々にアウトドア熱が復活している最中。スイスでも釣りしてみたかったなー、なんて。
思い切って、あるものを誕生日+クリスマス合同プレゼントとして要望してみた所、めだたく妻に受理され昨日私の手元に受け渡されたのです!

TULALA/Portamento170

数年前にオガケンが立ち上げた「TULALA(ツララ)」なるロッド(釣り竿)ブランドの釣り竿です。その名も「Portamento170(ポルタメント170)」。

TULALAのロッド名には「ポルタメント」とか「グリッサンド」「ハーモニクス」「スタッカート」など、音楽用語、奏法名が採用されているのも私的にはツボ。ずっと、欲しい欲しいと思っていたのですが、これが結構いいお値段するのです…
http://1extreme.jp/product/rod/portamento-170/

釣りをやらない人にはなんのこっちゃ?かと思いますが4ピース(4本継ぎ)のトラウトロッドです。しっかりしたセミハードのロッドケースが付属しています。

ロッド部分の仕舞寸法は47cm、ケースも52cmとコンパクト。これなら登山リュックにも収まりますし、旅行のお供に携行するのにも邪魔になりません。

すべての山に登れ

ケース裏には「Ford, Every Stream.」。「サウンド・オブ・ミュージック」劇中歌「Climb Every Mountain」からの一節でしょう。

リールシート部分にも同じ言葉。オガケンはどのような思いを込めて、釣り竿にこの一節を刻んだのでしょうか。

あくまで、魚釣りのための「道具」ではありますが、こういった所有感を満たしてくれる演出は素敵ですよね。グリップの木目も美しいなあ。

早速、手持ちのリールと組み合わせて屋内で軽く振ってみましたが、なかなかいい感じのバランスです。グリップエンドにバランサーが仕込まれているのだと思いますが、自然にティップが水平よりも上を向くバランスながら、トゥイッチ等でティップを下げる動作も自然に行えます。

アクション(釣り竿の調子)は自然なレギュラー。トラウトロッドといっても管釣りクラスのペナペナ竿でなく、対象魚として50cmクラスのブラウントラウトを想定しているとのことで、かなりバットパワーもありそう。これならトラウトに限らずバスから海の小物、フッコクラスまで幅広く遊べそうです。

ティップセクションにはリコイルガイドが採用されています。PEラインの使用にはやや不安がありますが、私の場合はフレッシュウォーターかつナイロンやフロロでの使用がメインだと思うので、特に問題ないでしょう。

最近はバスロッドをはじめ、比較的ロングロッドが流行っているようですが(?)、昔ながらの5.6ft(170cm)という長さもキャスティングアキュラシー的に使いやすそうです。うーん、一刻も早くフィールドで振ってみたくなります! こんな素敵なプレゼントを用意してくれた妻にも感謝します。

* *

ちなみに私釣り竿は未だに結構所有していてトラウトロッドも何本かあるんですけどね。そういうんじゃないんです、ロマンですよロマン。

トラウトロッドといえばアンリパのシルファー、未だに健在で嬉しくなりますね。