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エサ不要、初心者にも手軽に楽しめるオイカワ釣り仕掛けを作ってみた

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相変わらず多摩川でオイカワを釣ってます。今回はテンカラ以外のお手軽釣りについて紹介。

テンカラの反応が悪い時間でも簡単に釣れる方法を考える

当初は朝も夕方もテンカラでやってましたが、夕方はどうして光量が落ちて毛鉤が見えにくくなるのと、風が出ることも多いので、ルアーを投げてみたり、蚊バリ仕掛けを投げたり(未だに釣れないのだが……)、そして空エサのオランダ仕掛けで釣ったりしていました。

テンカラ、朝は反応良いのだけど……

オランダ仕掛け(オランダ釣り)はビーズの付いた擬餌針と撒き餌カゴの仕掛けを使う、サビキ釣りの淡水版のような釣りで、オイカワを始めウグイ、アブラハヤ、カワムツ…… などのいわゆる雑魚がよく釣れます。
反則と言われるほど(?)のオランダ仕掛けも、餌を使わなければ、そこまで釣れまくる訳ではなくなります。
しかし針数が多いので(市販の仕掛けは7本針程度)、ちょっとしたことで手前マツリ*1しやすいのがオランダ仕掛けのウィークポイント。


簡単に釣れるので手軽な釣り体験に丁度良いですが、7本針が絡んでしまうと初心者が解くのはかなり困難。500円弱の仕掛け(OWNERの仕掛けの価格)が一撃で台無しになってしまうとかなり切ない。

餌を使うとよく釣れるけどちょっと面倒なので……

ということで市販のオランダ仕掛けにちょっと手を加えて、エサを使わずに、かつ根掛りやオマツリしにくい、お手軽オイカワ仕掛けを考えてみました。

3〜4本針のオランダ仕掛けを作る

オランダ仕掛けが絡みやすいのは多点バリ故。細糸の7本針なんて絡む要素だらけで、扱いなれてないとせっかく釣れた魚を外しているうちに仕掛けが絡んでしまいかねません。

市販の仕掛けは7本針が多いみたい

ということで市販の仕掛けを途中で切って、半分の3〜4本針にしてしまいます。7本針の仕掛けを元にすれば2セット作れて経済的。OWNER(オーナーばり)では最初から3本針の仕掛けも売られていますし、2セット入りで350円程度なので、1セットあたり175円とそこそこにお安い。

ちなみに私が買ったまるふじのオランダ仕掛けは、なんと110円! これを改造すれば3本針と4本針の仕掛けが、1個55円で作れます。これならかなりコスパが良くなります。

ユニノット、電車結び、8の字結びは覚える

仕掛けを半分に切ったら、その前後に糸を繋ぎ足す必要があるので、「電車結び」(ユニノットの応用)ぐらいはできるようになっておきましょう。
3本針にもう1本足したり、枝針を結びかえる際にはエダス用のノット。オランダ仕掛け程度なら「8の字結び」で十分。「エダス 8の字結び」でググりましょう。

私はOWNERのオランダ針を交換用として使っています。OWNERとまるふじの針ではビーズの色などが違いますが、今の所そこまで釣れ方に大きな差はありません。どちらもちゃんと釣れます。

上下にシモリ玉とガン玉で根掛りしないバランスに

エサは使いませんし、根掛りの原因になるカゴは使いません。
具体的には3〜4本針の仕掛けの上下にシモリ玉(シモリウキ)。下側のシモリの下に小さいガン玉(B〜2Bぐらい)。これで仕掛けを水の中を流すことができ、かつ根掛りもしにくいです。

ガン玉の大きさは水深や流れの速さ、投げやすさなどで調整すると良いでしょう。あまり重くしてしまうと根掛りの原因になります。下のシモリが着水からすぐゆっくり沈んでいくバランスになれば、4本針でも膝下ぐらいの流れをスムーズに流れて行きます。

上のシモリはウキや目印代わり。水深や魚の反応を見つつ、ウキにするなり沈ませるかはお好み。上のシモリを目印にして流れを扇状に流していく感じ。「蚊バリ釣り」の毛鉤がオランダ針になった感じ?

エサを使うオランダ釣りのようにバンバン釣れる訳ではないですが、魚が居る場所ならば飽きない程度に反応があると思います。多摩川と野川の数カ所で試してみましたが、どこでもちゃんとオイカワが釣れました。

エサを用意する必要もない釣りなので、ちょっとした息抜きや子供の釣り体験にもピッタリだと思います(ただし流れの速い瀨などに子供だけで立ち入るのは危険なので、保護者同伴の上ライジャケ等を着用しましょう)。

釣り竿ですが2.7mのテンカラ竿でも良いけど、ちょっと短かったのでAmazonで3.6mの延べ竿を買いました(本当は3.9mが欲しかったけど迷っているうちに売り切れてしまった)。私が買ったのは既に売り切れてしまいましたが、これが多分同じやつです。軽いしグリップテープを巻けばテンカラも投げられそうです。

*1:仕掛けが絡んでしまうこと。人と仕掛けが絡むことを「オマツリ」、単独で絡むことを「手前マツリ」