ゴールデンウィーク初日の4月28日(土)、製麺クラスタのマダラさんからお誘い頂き、東京湾剣崎沖のマダイ(真鯛)釣りに挑戦してきました。
GW前半は毎年山に行っている我が家ですが、妻に「マダイ釣りに誘われたけどどう?」と打診したところ「やってみたい」との返事。よって家族行事としての参加が決定です。
ちなみに私は釣りはもっぱらルアーばかりで、海の船釣り(餌)の経験は相模湾での小物釣り程度。ほぼ、初心者としての参加になります。
金沢八景の釣宿から出船
集合&出船場所は横浜金沢八景(金沢漁港)の釣宿「忠彦丸」。金沢八景にはその昔、シーバスや根魚を釣りによく遊びに来ていた場所ですが、漁港に入るのは始めてのこと。
漁港内からは八景島シーパラダイスのサーフコースターなども見えています。金沢漁港の付近は野島公園などで知られる平潟湾の出口にあるやはり湾状の地形で、左手の八景島は横浜市、右手の工業地帯は横須賀市になります。
他の参加者の方は当日までふんわりとしか知らなかったのですが、行ってみたら製麺会などでお会いしたことのあるメンツがちらほら。我が家以外にも鯛釣り(そもそも釣り自体)が初めてといった方も多く、貸し切りの仕立船ということもあって初心者にも嬉しい和気藹々とした雰囲気です。
ピクニック気分でおやつを大量に持参したぶちねお姉さん、、、、海だぞ、船だぞ、分かってますか!?(おやつ美味しかったです)
我々の乗り込む船はこちら。10人ちょっとの参加者なので1人1人のスペースはかなりゆったりです。初心者も多いのでおまつり(他の人と糸や仕掛けが絡むこと)の可能性も高いですし、ゆったりと釣りができるのはありがたいですね。
7時に出船、目指すポイントは東京湾の入口の通称剣崎沖、金沢漁港からは約1時間のクルージングです。知らない人同士での乗合船でなく仕立船なので、船中をウロウロして顔見知りの方とお話ししたりしつつ過ごします。
剣崎沖に到着すると既にこの船団。東京湾口が鯛釣りのメッカとはなんとなく情報を入れていましたが、本当に人気エリアのようです。この辺りの海は、三浦半島の先端付近から房総半島に先端にかけて岬状に張り出した地形になっているらしく、いくつもある水中島状の地形が天然の魚礁を形成しているのでしょう?
ちなみに上の写真、中央少し左の水平線上にうっすら見える雲のような白い影は…
そう、富士山です。
GW初日からこのお天気の元、東京湾で船釣りとはなかなか優雅じゃないですか。そう、釣れればね。
肝心のマダイは・・・・・サッパリり釣れん(笑)
さて、鯛の釣り方ですが、いわゆる「コマセ釣り(コマセ真鯛)」。「ビシ」というオモリ兼コマセ(巻き餌)を入れるカゴに、オキアミを詰めてその撒き餌で鯛を集めて自分の針に付けたオキアミを食わせるというものです。
船釣りの道具は持ってないので船宿でフルレンタル。私も電動リールを扱うのは初めてですが、非常に単純な仕組みなので殆どの人は出航前の簡単な釣り方のレクチャーを聞けば扱えるようになります。
初挑戦ではありますが釣りの作業としては単純作業なので、仕掛けを下ろすタナ(水深)さえ間違わなければ、チャンスは誰しも平等に……? と期待しつつ、何度もコマセを詰めては海に投入するのですが、一向に反応はありません。
船中でもたまにイナダ(ブリの若魚)が上がるのみ。私と妻の竿にはイナダのアタリすらありません。ひたすら海にエビをまき続ける作業が続きます…
あまりに釣れないものだから、船内の他の人の釣果を見に行ってみたり(みんな同じ感じ)、海から見える景色を山座同定したり… これは房総半島の鋸山とか富山かな?
せっかく海の上にいるのだからシーフードヌードルを食べたり…
そんなこんなでそろそろ12時になりそうという時間になってようやく…
マダイとイナダが釣れた!
私に鯛が釣れました! 小さいけどキレイなマダイです。
いえ、この鯛ぜんぜん引かずに最初「おまつりかな?」と思った位で、最後の最後まで釣ったという感触もなく「釣れてた」という感じのもの。まあなんにせよこれが私の人生初マダイなのでメデタイですね。
ちなみに製麺クラスタの仕立船なので、ライターの玉置標本さんも妻の隣で釣りをしていて、おまつりの処理などして頂いたようです、感謝(お前がやれよ)。
この原稿を書いている当日も、1万円以上の乗船料を払ってマダイを狙ったものの、時価500円のイナダ(ブリの子供)一匹という貧果に終わった。
どこかで聞いた(見た)ような話だ…。
さらに私の仕掛けにもイナダのアタリが! 小さな鯛よりイナダの方がグングン引くし釣り味としてはこちらの方が全然楽しいかも(笑) ちなみにイナダを釣ったのも初めて。
せめてイナダでいいのでもう少し釣れてくれると嬉しいのですが、結局この日はこのまま終了。船釣り初挑戦のうちの奥さんは残念ながらボウズ(釣れないこと)。船中全体を見渡しても、もっと言えば周囲の船も含めて全体的に寂しい釣果の日だったようです。
剣崎沖から金沢漁港まで戻るクルージング、横になって揺れる船の上で気持ち良く昼寝させて貰いました。やっぱり船はいいものです。
釣果の方はやや残念な所はありますが、小さいとはいえ狙っていたマダイも無事釣れましたし、2人家族の我が家的には十分な量のお土産ができました。
50cm以上のブラックバスが泳げるサイズのクーラー(かつてバス釣りのライブウェル(生け簀)として使っていたもの)を持って行ったのが無駄にならなくて良かった!
陸に上がった後は顔見知りの皆さんと食事をご一緒したり(釣り帰りにファミレス行くの久々で懐かしかった!)、家の方向が一緒な方が同乗して釣りの話をしながら帰ったりと楽しい休日となりました。
昔のようにガツガツ釣りに行くことはなくなりましたが、こんな感じでゆるーく楽しむ釣りもいいものですね。海の船釣りにはまた挑戦してみたいです。一瞬タックルを揃えてみたくもなりましたが、際限なくなってしまいそうなので当分はレンタルでオッケーかな(笑)

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今週のお題「ゴールデンウィーク2018」
おまけ:マダイとイナダを料理して食べる
さて、魚をおろすのはかなり苦手な私ですが、自分でやらないことには釣った魚を食べることはできません。YouTubeで仕入れたマダイとイナダのおろし方を参考になんとか三枚おろしにして、早速その日の夕飯に食べることとなりました。
鯛の皮はキレイに引けずに半分位残った状態…。「鯛の皮ならいいか」とか思ったのですが、それなら湯引きなり炙るなりすれば良かったですね。身はとても美味しかったですが(鯛の味がする!)、皮はちょっと邪魔でした(笑)
イナダも少しお刺身でも食べましたが脂が乗ってないので「すごくサッパリしたブリ」といった感じ(そのまま)。ごま油ちょい足しでなめろうにしたのは、大変美味かったです。
白いご飯にも合いますが、食後改めて酒の肴に。あーうまい。
鯛の頭は半分に割って塩を振ってカブト焼きに。小さい鯛ですが身のある部分はとっても美味しくてさすが鯛。ここは酒蒸しにしても良かったかなー。
その他、ブリとマダイのアラを使ってあら汁に、これはしっかり美味かった。
翌日は、捨てずに取っておいた鯛の中骨を炙って… 薄口醤油と味醂、酒で作ったつけ汁にしばらく浸けておいた鯛の身を一緒にして、炊飯器で炊きあげます。


はい、鯛飯の完成です。これは間違いなく美味いですね。


マダイ&イナダ夕飯2日目。内蔵意外は捨てることなく、食べきることができました。
前日、食べきらなかったイナダの食べ方ですが、かなりアッサリした身なので油を使ったり、しっかり味を加える調理の方が合いそうだとムニエル、南蛮漬けあたりも検討しつつ、選んだのは軽く粉を振ってから生姜味のソースでイナダジンジャー(=生姜焼き)。
これは最近手に入れた吾妻食品の「生姜焼き専用 うまくて生姜ねぇ!!」を使ってみたものなのですが、「うまくて〜」についてはまた改めて記事にする予定。

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私の調理がアレなので仕上がりの見た目は微妙ですが、サッパリしたイナダの身に甘辛の生姜ソースが絡んで、大変美味しく仕上がりました。恐らくメカジキのような切り身にも合う調理でしょう。
刺身のような単純な調理は腕の差がハッキリ出てしまうようで、プロがおろした刺身と比べてしまうと自分の刺身は(新鮮な素材の割に)そこまで美味しくないなというのが正直な感想ですが(苦笑)、ひと手間加えると突然美味しくなったりと、この辺も素人料理の面白さなのかなぁ。あと、やっぱり柳刃包丁欲しいです。

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追記:ここまでくるともう素人ではありませんね(笑) 本当に美味しそう・・・・
イナダとメジナごはん。イナダは脂が少ないと聞いたので、卵黄を絡めた漬け丼となめろうに。頭は割って塩焼き。イナダとメジナのアラを合わせてアラ汁も作りました。さすがに新鮮で臭みが全然なくておいしい。 pic.twitter.com/sEGurkCaSy
— ぶち猫 (@buchineko_okawa) 2018年4月30日
イナダとメジナの出汁とアラそのものを使って、魚炊き込みご飯。アラは焼いてから炊き込むことで香ばしく。メジナは皮目を炙ってからお刺身で頂きました。メジナはぷりっとした弾力と旨みも強くて、生でも煮てもとてもおいしかった。 pic.twitter.com/iKfMSX5SU4
— ぶち猫 (@buchineko_okawa) 2018年5月1日