昨日公開されたYorimichi AIRDOのシャチ記事を読んで頂いた皆さま、ありがとうございます。北海道や羅臼の魅力が少しでも伝わったなら幸いです。
さて、この記事を書くたmの取材旅行ではシャチを見るために、そして写真を撮るために、予備の乗船予定を含めた2泊3日のスケジュールを組みました。気まぐれな自然が相手といういうこともあり、保険の取材も並行して行っていたのですが、1人旅なこともあってどこからどこまでが取材時間なのかについてはやや曖昧だったかも…?
そんな記事では使わなかった写真、プライベート時間の写真については、このブログで使うことを認めて貰っていたので、Yorimichi AIRDOの記事も公開されたことですし、ここらしい(?)切り口で出していけたらと思います。
もし、まだYorimichi AIRDOを見てない方がいましたら、ぜひ先にご一読ください(笑)
女満別・羅臼・網走で食べた道東のうまいもの(鮭系多め)
いやあ、やはり北海道に行ったならこれでしょう! 食事時間は完全なプライベートということもあって、道東滞在中もTwitterで食事写真ばかり投稿しておりましたが、そのまとめみたいなもの。iPhoneの写真よりもちょっといいやつです。
観光旅行でない取材の合間の食事ですが、それでも美味しいものにしか出会えない北海道はやっぱり凄い。以後の写真は一部暴力的な描写も含まれるので覚悟の上お進みください。既に、ひと月後に写真をセレクトした私自身かなりのダメージを負っております(なまじ舌が覚えているだけに…)。
AIRDOに乗ったらスープを飲もう!
まずはお世話になったAIRDOさんに尻尾を… でなく、AIRDOを利用して北海道に行く際の楽しみになりつつある機内サービスのスープ。以前のコンソメスープも美味しかったですが、現在は「じゃがバタースープ」に変わっていました。ベア・ドゥの紙コップも可愛い!
飲み物はペットボトルなどを機内持ち込みの手荷物として用意しておいて、機内サービスはスープを注文。ぜひお試しください。
女満別空港ピリカでラーメン&ミニいくら丼
昼過ぎに女満別空港へ到着した初日は、知床五湖など数カ所を取材しながら、羅臼までのレンタカー移動。あまり時間もなかったので、昼食は空港併設のレストランで済ませていくことにしました。
「コーンバター味噌ラーメン」(1080円)と「ハーフかにいくら丼」(セット販売のみ:550円)。丼は通常サイズの他にミニ、ハーフ、一口とサイズがあって、単品注文できるもの、セット販売のみのものがあります。
ハーフ丼は少々少なめで、できればミニ以上がオススメですが、美味しい海産は空港を出ればいくらでも食べられるので(ただし直近にはない)、一刻も早く食べたい、又は旅立つ前の最後の食事なら…という注釈付きのオススメです。
羅臼の夜、食事処は限られます?「旬菜家 ゆらり」
初日、羅臼に到着したのは20時過ぎ。この時間になると観光客向けの食堂などは閉まってしまいますが、比較的遅くまでやっている居酒屋兼食堂のようなお店がいくつかあります。
当初、ホテル近くの寿司屋を狙っていたのですが、この日は定休だったようで、ホテルで教えて貰った「旬菜家 ゆらり」へ。基本、居酒屋のようですが、食事メニューもあるのでビールを飲みながら夕飯飲みスタート。
メニューを見て気になった「時鮭の筋子漬け」。時鮭(トキザケ/トキシラズ)とは季節外れで水揚げされるシロザケのこと。鮭の旬は秋ですが、産卵期でないため(筋子や白子にまだ栄養を取られてない状態)却って美味と言われています。かつて初めて北海道を訪れた際に回転寿司で食べた時知らずの握りがあまりに美味しくその場で連続して食べただけでなく、同じ旅行中に店を再訪してしまった程。
そんな時鮭も筋子を持っていて、まだ全く成長したない卵なのでまるで大粒のタラコのような珍味の1つ。秋にかけて育って行く筋子のまだ若い段階… プチプチとした食感に濃縮された旨味、ありがたくいただきました(酒が進みます)。
ええと、このフライは何だっけ?(笑) 確か「タコとキャベツのコロッケ」的なやつ…? トマトのソースが添えられていて美味でした。
そしてお刺身、適当に盛り合わせを作って頂きましたが、サーモン、タコ、サメガレイに… やっぱり思い出せませんが(笑)どれも美味しかったです。
…そして我慢できずご飯を頼んでしまう私。酒飲みの素養はありません。お会計はよく覚えていませんし、領収書も貰い忘れていたようでフリーランス失格です。
今回の滞在中には行くことができませんでしたが、他にも羅臼には気になる飲食店や居酒屋があって、この日お休みだった「いさみ寿司」、そしてこの「番家」にもいつか!
気軽に利用でき安定して美味しい「知床食堂」
そして羅臼滞在中に3度も利用したのが、「道の駅 知床・らうす」に隣接した「知床食堂」。ここは羅臼漁港の直営店である「海鮮工房」、そして「らうす海鮮市場」という海産物店の建物が道の駅を挟んで繋がっている羅臼の観光拠点です(道の駅ではホエールウォッチングの、最新遭遇情報なども見られます)。
らうす海鮮市場の1階の一部と2階が「知床食堂」になっています。メニューも豊富ですし、観光客の方はとりあえずここを利用してみると外さないかと思います。
北海道に来たら季節を問わずにいくらを食べる奴
これはもう習性のようなもので、旬とか関係ないのです。北海道に来たらいくら丼を食べる、これはもう規定事項です。当然美味しいに決まってます。
これだけ丼にドッサリと、そしていくらが厚い層になった丼は、東京ではなかなかお目にかかれません。冬に食べたウトロの道の駅のイクラ丼も素晴らしかったですが、半島を挟んだ羅臼のいくら丼だって負けていません。いくらの味付けはやや濃い目かな?
午前のクルーズ船ではシャチを見られなかった私。このいくら丼を食べて英気を養い、遂にシャチと対面することになる午後のクルーズに向かうのでした…。お値段は1800円也。
シャチ遭遇の祝杯を上げにこの日2度目の海鮮工房
いくら丼後、2便目のクルーズ船で無事シャチと遭遇することができた私。取材を済ませてホテルで写真のバックアップを取ってから(大事!)、取材成功を1人で祝いに閉店30分前の海鮮工房へ(海鮮工房の営業時間は19時まで)。
羅臼の海から国後島まで見渡せるカウンター席に座ったら(双眼鏡が置いてあってシャチや鯨が見えることもあるそう)、まずはサッポロクラシックで乾杯!
北海道といったらザンギですね。しかもせっかく羅臼にいるのだから鶏でなく蛸! 揚げたて熱々、プリプリジューシーなタコザンギにかぶりつく幸せったらもう…。
おっと、閉店まであまり時間がありません。しっかりご飯を食べた私が頼んだのは「知床前浜定食」(1800円)。サメガレイの煮付けに新鮮な刺身盛り、いくらの付いた小鉢まで非常に豪華な定食です。それにしても、羅臼のお魚はちょっとヤバいぐらいに美味すぎます(語彙…)。ちなみに味噌汁の具はホタテです。
お店には最後の1人となってしまいましたが、暮れゆく海を眺めながらのビール&お食事。なんとも幸せな時間でした。
羅臼を離れる前に食べたかった「時鮭」
最終日は午前中に軽い取材があって、午後は女満別空港への移動のみ。羅臼を離れる前に、お土産を買いがてらやってきたのは、またしても知床食堂です(笑)
もちろん、羅臼で海鮮を食べられる食事処は他にもあるのですが、最後に指名でどうしても食べたいメニューがあったので、確実に食べられることが分かっていたここへ…。それは、初日の夜に筋子を食べた、季節外れなのに最高に美味い鮭「時鮭(時知らず)」です。生で食べて美味しい時鮭を焼き魚として食べたら、どんな味がするのでしょう?
塩鮭ではない、生鮭の切り身を焼いたものですが、これがまあ美味いこと美味いこと(語彙力)。確かに脂の乗りが良いのですが、それが全くしつこくなく、むしろハラミ側より背側の濃厚な旨味に驚いてしまいました(部位的なものもあると思いますが)。1800円と少々高級な「鮭定食」ではありますが、これは他では食べられませんから。
昼飯ジプシーになりがち?な網走市街で出会った味噌ラーメン
お土産を買ったら一路女満別空港へ。飛行機の時間が18時過ぎということもあって、早めの夕飯というか2度目の昼食を出発前に食べておこうと、網走市街に立ち寄りました。
そこで思い出したのが、網走市街は15時頃になると多くの飲食店が昼休みに入ってしまい、17時過ぎまで店を閉めてしまうこと。冬に来たときははそれもあって、選択肢が道の駅の食堂しかなくなってしまったのです…。
当初目当てにしていたラーメン屋もやはり休憩時間に入ってしまっていて、やや困っていた所にこの時間帯も開いているラーメン店を発見。「ラーメンの味軒」です。
ここしかないと入ったこの味軒さん、厨房のおばちゃんも「この時間開けてるのはウチくらいだね(笑)」なんて話していましたが、出てきた味噌ラーメンはひと目で「これはうまいやつ」と分かるものでした。
予想以上のボリュームに少々ビビりましたが、失礼ながら目当ての店に入れず、なんとか飛び込んだ店でこんなに美味しいラーメンが食べられるなんて… 嬉しすぎる誤算です。
この見覚えのある中太ちぢれ麺は西山製麺ですね。ということは札幌ラーメン系のお店でしょうか?(「網走ラーメン」みたいなジャンルは特にないようですね)
16時過ぎの時間帯、店内の客は私1人きり。
おばちゃんと「流氷の季節と全然街の雰囲気が違いますね」「そうでしょー(笑)」なんて話をしながら、道東取材の最後にとても美味しいラーメンをいただくことができました。ごちそうさまです。
以上が、今回の知床取材中に食べたもの(その他ホテルの朝食と、後はセイコマ飲みをホテルの部屋で少々)。
よく見ると、最後のラーメン以外は全て鮭が絡んでいるというサーモン三昧っぷり(ホテルの朝食も毎回鮭が付いてました)です。知床に生きる肉食動物たちの(秋の)生態系は鮭の遡上を中心に回っているようですが、観光客の私も知らずのうちに知床の鮭サイクルに飲み込まれてしまったようです??(上手いことまとめたつもり)
早くも次回は夏と冬の羅臼に興味津々な私ですが、鮭たちが川を遡上する季節にも一度はこの道東の地を訪れてみたいものです。