ピークデザインのアンカーとカメラの接続について。何度目だろうかこのネタは。
色々あってルアー（釣具）の用の平打ちスプリットリングに行き着きました。
「スプリットリング」はルアーとフック（針）を接続したり、釣り糸とルアー本体の間を繋いだりするパーツ。キーホールダーなどに使われる二重リングと構造は同じものです。
そもそもですが、アンカーとカメラの吊り金具は、できれば三角環などを使わずに直結したいタイプです。キヤノンのEOSシリーズや最近だとパナソニックのS5IIのようなストラップ紐を直接通せる大きめの吊り金具になっているカメラだといいのですが、吊り金具の穴が小さいタイプだと三角環などを使うのが一般的。
三角環自体がカメラとストラップを繋ぐものなので、さらにアンカーを挟むと見た目がイマイチなのと、支点が増えてぶらぶらカチャカチャするのが嫌。というかアンカーの紐、もう少し短くてもいいのでは……。
短期間だけ販売された紐の細いV3アンカーは貴重なのでメインで使うカメラ専用にしています。これも長期間使っていると吊り金具との相性で摩耗することもあり、限られた在庫をいつまで使えるかは不明です。
それ以外は仕方なく三角環を使ったり細いワイヤーを使ったパチモノアンカーを使ったりしているのですが、パチモノはしばらく使っているとすぐに皮膜が剥けてきたりして、やはり精神衛生上よろしくない。
ピークデザインのアンカーに付属していたオーバル型のスプリットリング（ラッキークラフトの「ラッキーリング」かと思った）は三角環よりは見立たないものの、使ってるうちに横になったり歪んできたりして強度的に結構怪しめ。今も付属してるんででしょうか、これ。
そんなこともあって、シンプルなリングの代用としてサイズの豊富なルアー用のスプリットリングをしばらく使ってみたところ、結構いい感じだったので、各サイズ揃えて使うようになりました。
#7〜#9サイズはバスやシーバス用のルアーでは使わないサイズなので初めて買いました。
スプリットリングも昔はPD付属のスプリットリングのような丸いワイヤーを曲げたタイプが主流だったのですが、最近は平打ち処理されたものが増えています。通常のリングよりもラインが噛んだり抜けにくくなっていて、アンカーの紐レベルの太さのワイヤーが噛んでしまうこともなさそうです。
重いルアーを使って大型魚を狙うジギングなどに使うサイズなので十分な強度があり、私が買ったものだと#6サイズで80lb（約36kg）、#9サイズで150lb（約68kg）の強度があります。これだけの強度があれば、カメラを吊り下げるぐらいは問題ないでしょう（カメラ専用ではないので使用の判断は自己責任で）。
リングの写真だけだとサイズ感が伝わらないかもしれないので、左から#6〜#9サイズのスプリットリングと、カメラの三角環、アンカー付属のオーバルリングを並べたもの。当初はコンパクトなGM1やGF10で使うために#6サイズを使っていましたが、普通のカメラで使うならもう少し大きめでもいいかも。
左から#6、#7、＃8のスプリットリングを装着しています。
フィルムカメラのOLYMPUS OM10は付属のリングが巨大でそこにアンカーを装着すると野暮ったいのと、やはりリングが少し歪んでいたので#8サイズのスプリットリングに交換しました。
アンカーを装着するとこんな感じ。直結とまではいかないものの結構スッキリしました。
スプリットリングの交換ですが、カメラの三角環程度なら結構爪でこじ開けてやってしまうのですが（リング交換はルアーで慣れてるのですが、爪が割れたりするのでオススメしません）、平打ちタイプのスプリットリングは広げるのに力がいるので、スプリットリングプライヤーを使うと楽にできます。
スプリットリングプライヤーは先端が片方だけ鉤爪状に折れ曲がっているプライヤーで、スプリットリングの隙間を簡単に開いて交換することができます。
釣具メーカーのものは2000円前後しますが、ダイソーの釣具コーナーで200円で売ってるもので十分です。
自分は使用するサイズの確認をしたかったこともあって、Amazonで3サイズがセットになったものを買いましたが、必要なサイズが分かっているならば、ちゃんとしたブランドのものを買うとより安心かも。
老舗の釣り針メーカーのオーナーばり（カルティバ）のスプリットリングは評判もいいようですし、サイズ決め打ちで買うなら良さそうです。強度も私が買ったものより強いようです（#7で163lb）。
