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多摩動物園裏を歩く「かたらいの路」で多摩丘陵のスノーハイクを楽しむ

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東京に数年ぶりの大雪が降った翌日は一転していいお天気に。珍しく都内に雪が積もったのですから、雪が綺麗なうちにどこかでスノーハイクを楽しみたいですよね!?

作業を午前中で適当に切り上げたら、前日に続いてこの日も八王子方面の京王線に乗っておりました。お馴染みの高尾山やたっぷり雪が積もったであろう奥多摩方面も悪くありませんが、雪山は今週末から3週続けて予定が入っているので、この日の目的は別です。

かたらいの路(南平丘陵散策コース)

この日、電車を降りたのは前日お昼を食べた日野市の高幡不動駅。この高幡不動から多摩動物園の外周へと続く「かたらいの路」というハイキングコースがあることを知り、歩いてみることにしたのでした。かたらいの路については日野市のホームページをご覧くださいませ。

かたらいの路 - 日野市観光協会
高幡不動尊境内から多摩テック・クアガーデン入口まで、多摩丘陵の尾根を歩くさんぽ道が東京都によって整備されています。

前日にも多摩動物公園の園内を歩いているので、それなりの積雪があることも分かっています(閉園前でも20cm位は積もってたので)。なんならワカン歩きも楽しめるかな?とこっそりザックの中に入れていったのですが、残念ながら出番はありませんでした(笑)

この日もラーメンを食べて高幡不動尊へ

まずは出発前のエネルギー補給から。前日は小川だったので、この日は駅ビル内にある「纏」にてさっぱり系の醤油ラーメン(平子煮干そば)。大盛り無料の時間帯でしたがなんとなく並盛りで。あまりボリュームはないので、大盛りでも良かった…。

最初に向かうのは高幡不動尊。この神社の境内から裏山へ抜けていくと富士山が見える高台になっているのは、昨年末に知ったばかり。


雪の翌日、わざわざ好き好んで雪の斜面を歩く人も少なかろう… と踏み荒らされていない新雪を少し期待していた私が甘かった(笑)
恐らく既に10人以上が歩いたであろう足跡がそこかしこ…。お寺の方やら地元の方が朝から散歩などで歩きまくっているようです。

高幡不動尊裏山の高幡城跡に寄り道。室町・戦国時代の平山城後なのだとか。木が多くて展望はイマイチですが、高幡不動駅方面のみ少し開けています。

多摩丘陵自然公園〜しばらく住宅地歩き

高幡城跡を抜けると少し開けた場所に出て、そこが多摩丘陵自然公園。

ちょっとした展望台があります。雲が晴れていれば左手あたりに富士山が見えるはずですが…(良く見ると裾野が少し見えてる?)。

その後、一度住宅地に出てしばらくは舗装路歩き。坂の多い丘陵地の住宅街ということもあって、住民の皆さんの除雪リテラシーも高く、かなりの雪が片付けられていました。

集合住宅の多いうちの近所に比べると、よっぽど雪がないかも…。

しばらく歩くと正面に見えてくる小山が多摩動物公園です。ここから多摩動物園を左手に園の外周を回るようなコースを取ります。


住宅地を離れてみはらし公園へ

ここから住宅地を離れて、スロープ状の坂道へと入っていきます。

まっすぐな階段。だんだん楽しくなってきたかも!?

振り返るとこの見晴らし。やってきたのは「みはらし公園」です(そのまま)。

みはらし公園を突き抜けると、斜面を登るトレースが既に付いていました。普段からこのコースを知らないと、こんなところに道があるとは気付かないかも。というか、このトレースは正しいのかな?(笑)

こんな所に出ました。左は動物園、右は住宅地。

ナイスな見晴らし。正面には京王線とその向こうは多摩川支流の浅川、そして奥多摩へ。

雪の道をしばらく歩くと再び住宅地に出てしまうのですが、住宅街のどん詰まりから再びコースが始まります。なんだかワクワクしますね。

道標には毎度「多摩テック」の表記。閉園からかれこれ9年が経っているので、既に忘れている人もいるかも。私も子供の頃に遊びに行ったことがある本田技研系の遊園地です。

多摩動物園の裏山スノーハイク

おー、いよいよスノーハイクっぽくなってきました。それでもやっぱり既に歩いてる人がいるんですね。朝イチはさぞ気持ち良かったことでしょう。

多摩動物園の柵は入園者以外が勝手に入らないように… というだけでなくタヌキなどが園内に入ることも防いでいるのだとか。園内の動物と野生動物が接触することはまた色々と問題がありそうですものね… アオサギはペリカンの檻にも入り放題ですけども(笑)

南平緑地との分岐でようやく先行者のトレースが消えました。右に曲がって南平丘陵公園へと下りれば、京王線の南平駅に出られるはずです。

しかし雪の深さはこの程度。15cmもない位でしょうか…。フカフカの新雪ではなく、やはり東京の湿った雪。ゲイター代わり(持って来ているけど面倒くさくて付けてない)にブーツに被せているパンツの裾もビッショリです。すぐ乾くのでいいんですけど。

日当たりのいい斜面などは元々積雪が少なかったのか、雪がとけて地面が見えるとことも。雪もかなりザラメ状ですぐ下は泥水なので転びたくない…。


多摩動物園を裏から覗き見!?

これは猛禽類の檻(フライングケージ)ですね。飛んでる鳥もよく見えます。昨日は柵の向こうの道を歩いて見に来た場所です。この日の多摩動物公園は雪の影響で臨時休演中、よく見ると園内の通路はほぼ除雪されています… ご苦労さま。

これはコアラ館かな?

この辺り、動物の鳴き声が色々と聞こえてきて、園の外だというのに若干の動物園気分。
園内のみはらし広場のあたり。確かにこの辺が一番標高が高くなっているようです。そして雪もちょっと深めです(楽しい!)。

オランウータン舎も見えました。そろそろユキヒョウ舎も見えたりするかな? …と期待するものの、残念ながら見えず。

ちょっと急斜面を下りたところで園内へのゲートが登場。

その後もう一度軽いアップダウンがあって…

最後の下り斜面はまさかのグズグズにとけた雪。思ったよりも水たまりが深く、せっかく快調に歩いてきたというのに、最後の最後で靴に浸水してしまいました… 残念。

あー、春先になると山でよく見るやつ(涙)

道路に出る直前はイイ感じの吹きだまり。目の前の道路は途中まで多摩モノレールや京王動物園線と併走している都道503号線です。

ここでかたらいの道は終了。ここからは多摩動物公園駅の方が若干近いのですが、京王線でそのまま帰れる平山城址公園駅を目指します。

「七生丘陵散策西コース」というハイキングコースもあるようですが、靴を濡らしてしまったのでこの日はここまで。また別の機会があれば来ることにしましょう?
平山季重の道(七生丘陵散策西コース) - 日野市観光協会

京王線 平山城址公園駅がこの日のゴール

正面に見えるのが多摩動物園やここまで歩いて来た丘陵地帯です。実際そんなに高くないのですが、西側の斜面が開けているので、ちょいちょい展望が楽しめました。

15分程で京王線の平山城址公園駅に到着です。

高幡不動駅からは丁度ふた駅分のハイキング。歩いた時間は2時間強で、移動距離は5kmちょっとでした。標高差128mと可愛い感じのコースですが、見晴らしのいいスポットありますし、雪の積もった多摩の丘陵地歩きはなかなかに新鮮でした。

都心ではあまり歓迎されない積雪ですいが、このような住宅地からすぐの場所でもできる雪山(里山)ハイクをしてみると、また違った楽しみ方ができるかと思います。

夕方、自宅からのマジックアワー。富士山見えました

尚、特別な装備は必要ありませんが、足下だけは長靴やできればスノーシューズ、ハイカットのトレッキングシューズとスパッツ(ゲイター)などを用意しておくのがオススメです。ズボンも濡れたら乾きにくいジーンズよりも、ジャージ素材のズボンと保温タイツなどを重ね履きしておくと快適です。

この日履いていたのは、トレッキングシューズでなくこんな感じの街歩き兼用スノーブーツ。くるぶしあたりまではポリウレタン素材で防水になっているので、雪道歩きならまず浸水の心配はありません… が、最後に深い水たまりに突っ込んだので残念ながら(苦笑)

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