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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

野川を成城学園前から二子玉川まで歩き、久地円筒分水と二ヶ領用水の桜を見に行く[前編]

先週末の土曜日、前週に引き続き2週連続で妻と野川流域を歩いてきました。

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国分寺から歩いた前回の続きで、世田谷区にある野川左岸側の小田急線成城学園前駅からスタートし、野川が多摩川にそそぐ二子玉川まで歩きます。その後、多摩川を渡って多摩川を水源とする用水路「二ヶ領用水」を歩き、久地の円筒分水や見頃になった水路沿いの桜を楽しみました。

野川の続きを成城学園前駅からスタート

土曜日の朝、行きがけにたっぷり朝食を食べ小田急線の成城学園前駅からスタート。前回切り上げたのは野川の右岸側の喜多見駅だったので、対岸からエントリーするのも良いかなと。改札に併設されたセブンイレブンで飲み物と缶ビールを買って出発。

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絵に書いたような閑静な住宅地を抜けて野川を目指します。そのまま小田急線の高架を目指すのでなく、少し上流まで戻って前回日没後に歩いた「きたみふれあい広場」や「野川緑地広場」の桜を見ながらのスタートにします。

「世田谷区立成城みつ池緑地」。一般公開はされてないようですが(一部が開放されている)、国分寺崖線上の湧水池(みつ池)のある緑地のようです。やはり野川ウォーキングといえば切っても切り離せないのがハケ(国分寺崖線)ですね。

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住宅地の隙間から、きたみふれあい広場の桜並木が見えました。これぞハケ上。この辺りのお宅からの眺望はさぞ素晴らしいでしょうね。夕日や天気が良ければ富士山も見えたりするのでしょうか。

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「成城四丁目発明の杜市民緑地」。何かと思ったらカシオ計算機の創業者、樫尾俊雄氏が発明を行っていた自宅跡を博物館を庭園したものだとか。博物館は予約制のようですが、庭園は開放されていてハケ下に通り抜けができます。自宅に崖線庭園ってなんて贅沢!

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まさにミニ殿ヶ谷戸庭園の世界…… これが大企業の創業者……。

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ハケと坂道と桜。いい光景。

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野川に出ると「谷戸橋センターかわせみ館」、これはカワセミの予感。そしてなんとここは狛江市の施設。この辺りは世田谷区と狛江市の市境が入り組んでいて、緑地公園の上流側は「東野川広場」で狛江市、途中から「野川緑地広場」で世田谷区になってます。

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野川お花見ウォーク

野川に出ました。すっかり見頃の桜と河川敷には菜の花、少し霞んだ青空、春ですね。

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前回も見た川ギリギリに生える大きな大島桜の木。

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駅で買ってきたビールを飲みながらお花見ウォーク。キリンのスプリングバレー、なかなか美味しいな。

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野川緑地広場の芝生のお花見も家族連れが中心の静かな感じで、川沿いの散歩にしても特に混雑という程でもなし。河川敷に降りてのんびりするのも良さそうですね。

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対岸の大島桜、本当に大きい!

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コガモ。前回歩いてきた上〜中流域と同じく、この辺りもカワセミの巣らしき穴が至る所に見られますが、昼間はお出かけ中か姿は見られません。

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対岸に大砲を設置した鳥屋さんの三脚。手前はオリンパスの150-400mm PROでは……。

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両岸、見事な桜が楽しめます。

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これはハケからの湧き水では?

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と思ったら大正解。みつ池緑地からの流れ込みのようです。ハケあるところに湧水あり。

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前回、野川を離れた小田急喜多見検車区の高架。ようやく野川ウォーキングの続きです。

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小田急線から野川下流を歩く

しばらく河川敷に下りられるポイントがなく、世田谷通りの辺りでようやく下りられますが……。

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この鎖は何だろう? もしかして増水時の橋の流れ止め?

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橋を超えてすぐに渡れない流れ込みがあって、河川敷を進むことはできなくなってしまいました。この先も河川敷の歩道が現れることはなく、どうやら河川敷歩きを楽しめるのは、小金井市から小田急線と交差するまでの区間。

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この先も野川沿いの緑道は整備されていますが、すべて堤防上の舗装路です。土の道のウォーキングを楽しみたいならば、前回紹介した区間がオススメ。
右手に公園が見えてきたのでちょっとトイレに立ち寄ります。

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水路や水田の跡のような公園だなと思ったら、江戸時代の農業用水を再現した「世田谷区立次大夫堀公園」。次大夫堀(じだゆうぼり)と呼ばれていますが、これは六郷用水のこと。六郷用水といえばもっと下流の多摩川丸子橋方面のイメージでしたが、野川沿いにもその名残があったのですね。

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世田谷区にもコイン精米所はあるのですね。

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歩けそうだけど下りられない河川敷。野川歩きの楽しみは河川敷を歩いて、水の音を聞きながら草花や鳥を眺めることなので、なんとなく小田急高架から下流は楽しみが半減かもしれません。

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工事中の橋。

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カワセミと東名ジャンクション、そして渡渉ねこ

そういえば全然鳥を撮っていませんでした。ガサガサ中のコサギ。

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対岸にカワセミがいました。

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かなり距離があったので記念写真だけ…… と思ったら目の前で何度も狩りをしてくれる子だったので、慌てて撮るなど。4回ぐらい飛び込んで3回お魚ゲットしてたので、狩りがお上手なのかよほどいい餌場なのか(途中で縄張り争いにもなっていましたし……)。

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どじょう?っぽいお魚ゲット。

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この辺りも穴ぼこだらけ。というかさっきまで撮っていたメスでなく、縄張り争いを挟んでいつの間にオスに入れ替わっていましたね(笑)

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全体的に遠かったので下流に近い場所でもカワセミを見た証拠写真的な……。

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カワセミに別れを告げて先に進むと河原にねこさん。首輪をしてるし耳カットもないけど飼い猫かな?

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この辺り、河川敷までの護岸もそこそこ高いですし、周りも工場に囲まれて住宅地っぽくないのに……

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……と思ったら工場の建物だと思っていたのは、東京外かく環状道路の東名ジャンクション工事の囲いだったようです。そういえば、トンネル工事の影響で陥没が起こったのはつつじヶ丘の入間川(野川支流)の近くでしたっけ。この先、どうなるのでしょう……。

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写真を撮り忘れていたのでGoogle Mapより

あれ? さっきの猫、もしかして川を渡ろうとしてる?

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そろーりそろーりとかなり慎重に……

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完全に四足が水に浸かっても物ともせずに進みます……

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しかしこの先は……

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これは面白いものが見られそうな気がしたので、プロキャプチャーで待ち構えます(笑)

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ジャンプ!

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ピョーン!

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スタッツ…… クルッと。

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猫にとっては大した距離ではないと思いますが、水が苦手なイメージのある猫の渡渉シーンはなかなか新鮮でした。というか飼い猫だと思いましたが、行動範囲どうなっているのでしょうね。

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カワセミや渡渉ねこを見ているうちに、東名高速も超えました。奥の白い建物が外環道ジャンクション工事。相変わらず河川敷には下りられず、桜もあまりなく、人も少ない……。

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野川下流域から二子玉川へ

野川支流の仙川合流ポイント、いよいよ野川の終わりも近いですね。

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仙川、意外と水量が多いんですね。

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そして見えてきた二子玉川のビル群。

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コガモカップル。

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河川敷に佇むコサギと水の中のダイサギ。

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カワウとオオバン…… と思い出したように鳥を撮ってみる。

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いつの間に随分と川幅が広く、護岸も高くなっているかも。

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ずっと右岸側を歩いてきましたが、吉澤橋を左岸側に渡ります。ちなみに野川は西→東に流れている場所が多いので、川沿いを下りながら撮影する場合は右岸を選ぶと逆光になりにくいです(左岸が良いポイントも多いのですが……)。

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吉澤橋はかつての玉電(東急玉川線)の鉄道橋だったものが、その後河川改修で架替えられたもの。玉電は新玉川線(現田園都市線)の元になった路面電車で、東急世田谷線はその支線です。

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アオサギとモズ。

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モズ、ハチを食べている?

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コヤマドライビングスクール。

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野川の右岸側は工事中。この辺りは野川と多摩川の合流点ですが、民家などは消えて河川敷のグランドが広がっていますし、下流に見える新二子橋は多摩川と野川にまとめて架けられているので、なんとなく広い中洲のような雰囲気となっています。

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これ以上川沿いは進めないので、川からは一旦外れます。目の前の橋は国道246号の新二子橋。歩いて渡ることもできます。

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二子玉川と野川多摩川の合流点

正面に二子玉川の駅(その奥に楽天クリムゾンハウス)。堤防の両側に住宅地がある不思議な光景(右手の住宅地の先に野川や多摩川)。2年前の台風19号で多摩川が氾濫した無堤防区間がこの辺りだと思いますが、正確には堤防の内側に住宅地がある場所なんですね。

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現在は野川(多摩川)の護岸寄りにに堤防の工事が進んでいます。

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野川、多摩川合流点の中洲状の河川敷は「兵庫島公園」として整備されています。兵庫島は合流部に残された小さな丘。

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合流点が見られるかな…… と兵庫島公園に渡ってみましたが、この通り工事の真っ最中。

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正面の二子橋の下あたりで野川と多摩川が合流しているはずなのですが……。

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上流側の新二子橋方面。この護岸の雰囲気だとカワセミも居るかもしれませんね?

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水は抜かれていますが池(ひょうたん池)があるようです。

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これは大井町線かな。未だにシルバーに赤が田園都市線のイメージなんですけど、いつの頃からか緑色が入ったりしてもうよく分かりません(いつの話だ?)。

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橋脚の隙間から武蔵小杉のタワーマンション郡。

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右手が多摩堤通り。堤の内側にも街がある。なんとも不思議な光景です。

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二子橋と田園都市線の線路をくぐって下流側に来ました。ようやく野川と多摩川の合流ポイントが見られて満足(笑) これで野川ウォーキングは終了。

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下流には第三京浜の多摩川橋。その先には昔散々シーバスを釣った布取水堰や丸子橋があります。久々に丸子橋シーバスを釣りたいな……。

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川崎側の河川敷に並ぶテント。フリーマーケットでもやってるのかと思ったら、後で二子橋の上から見て分かったのはバーベキュー客でした。緊急事態宣言が開けたからなのか以前からなのか、皆さんノーマスクの大人数でかなり密。気にしない人はしないものなのですかね……。

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そして二子橋を渡って川崎市側へ向かいます。二子橋は片側にしか歩道がないので、行き交う歩行者と歩道橋でそこそこの混雑。新二子橋同様に車も混雑しています。

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ちょっとお手洗いに行きたくなっていたので、BBQエリアの公衆トイレが有難かった。

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初代二子橋の親柱とかつての二子の渡しについて。

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この辺りも暗渠の痕跡が多いですね。

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人の多そうな二子玉川は避けて高津のデニーズでランチにしました。担々麺美味しかった。

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ここまでのコース上のポイントはこんな感じ。

食後は二ヶ領用水を遡りながら水路沿いの桜や、久地の円筒分水を見に行きます。小田急線の成城学園前から野川を下り、二子玉川で折り返して二ヶ領用水を再び小田急線の登戸へ戻る川沿い歩きです。

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凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩 多摩武蔵野編

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地図で読み解く東急沿線 (地図で読み解く沿線シリーズ)

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