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コーヒー用にサーモスの真空断熱カップ JDH-280 を買ってみたけど性能はニトリのタンブラーとあまり変わらない?

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自宅で飲むコーヒー用にサーモスの真空断熱カップ(JDH-280)を買いました。

前回、ニトリで背の低いステンレスタンブラーを買って、コーヒー用途に重宝している記事を書きました。ステンレス製の真空断熱タンブラーといえばサーモス製がおなじみですが、今まで使っていなかったのは、あまり背の高いタンブラーはコーヒー用には使いにくいこと(倒すのもこわい)、ビール用途なら色を見ながらガラスのグラスで飲みたいなどの理由…… みたいなことを前回の記事で書きました。

そんなこともあってニトリで背の低いタンブラーを見かけて衝動的に買ったのですが、前回の記事を書く際に色々と調べていると、どうやらサーモスからタンブラーではなく背の低い(容量の少ない)真空断熱カップが出ているようです。
それほど高いものでもなかったですし、ニトリのステンレスタンブラーをもう1個買っても良いかと思っていたので(妻も使うかなと)、せっかくなので2個めはサーモスの真空断熱カップを買ってみました。

一般的なタンブラーのような細くて背の高い形状でなく、少し太めのどっしりしたデザイン。底が少しだけすぼまっています(個人的には完全な寸胴の方が倒れにくいので嬉しいのですが……)。

今回買ったのはJDH-280という280ml容量のもの。もうひと回り大きい、JDH-360(360ml容量)もあるようですが、コーヒーを一度に200ml以上注ぐことはないので、このサイズで十分です。

ブラックはちょっと格好いいけど360mlのみでした。

高さは9cmでニトリの280mlステンレスタンブラー(9.7cm)よりもちょっとだけ背が低い。

直径は最大で7.5cmでやはりニトリのステンレスタンブラー(7.3cm)より少しだけ太いけど上から見るとほぼ同じ。底部の直径はサーモスの方がほんの少し細い。さらにサーモスのカップの方が少しだけ重量が重いので(実測でサーモス143g/ニトリ114g)、安定感はどっこいどっこいだと思います。

左がニトリ、右がサーモス

底に貼られている丸いシールは保護シートらしいので剥がしてはダメ(「THERMOS」ロゴの入った丸いシールの上に、型番等が入った四角いシールが貼られています)。

食洗機には非対応ですが、ニトリのタンブラー同様に背が低く、さらに口も広いのでスポンジがすぐに底まで届いて細長いグラスに比べて洗いやすいのが嬉しいです。

保温性能と保冷性能をサーモスとニトリで比べてみた

せっかく手元にサーモスとニトリの同サイズの真空断熱カップがあるので、どの程度性能差があるのか簡単なテストをしてみました。目分量で注いだ熱湯(冷水)の温度変化を各1回ずつ計測しただけなので、それほど正確な性能比ではありませんが、あくまで自分で使うための目安ということで。

計測時の室温はエアコン27℃設定で、体感的には28〜30℃ぐらいだと思います。

まずは保温性能から。沸騰したお湯を両方に注いで温度の変化を10分置きにキッチン温度計で図ってみました。結果は…… 最初は若干サーモスの方が良い感じでしたが、1時間後にはまさかの同じ温度。


経過時間 ニトリタンブラー280ml サーモス(JDH-280)
0分 96.4℃ 96.4℃
10分 82.0℃ 82.6℃
20分 75.1℃ 75.7℃
30分 64.6℃ 64.8℃
40分 57.9℃ 58.3℃
50分 53.1℃ 53.3℃
60分 49.4℃ 49.4℃

続いて保冷性能。氷を入れて約3.5℃まで冷やした水を両方のカップに注ぎ(氷は入れず)やはり10分置きに計測。結果はやはり若干サーモスの方が良いものの、1時間経つ頃にはやはりほぼ同じ結果。


保冷性能比較 ニトリタンブラー280ml サーモス(JDH-280)
0分 3.7℃ 3.5℃
10分 5.6℃ 5.5℃
20分 6.5℃ 5.8℃
30分 7.8℃ 6.7℃
40分 9.2℃ 9.0℃
50分 10.5℃ 10.3℃
60分 11.3℃ 11.2℃

ちなみにサーモスJDH-280の仕様での保冷効力は「1時間で(4℃から)8℃以下」となっていますが、室温が30℃近い部屋でテストしていたので特に問題のある結果ではないと思います。

保冷効力(1時間):8℃以下
保冷効力とは、室温20℃±2℃において製品に4℃以下の水を口元から1㎝下の位置まで満たし、水温が4℃±1℃のときから1時間放置した場合におけるその水の温度です。
真空断熱カップ/JDH-280 | マグカップ・タンブラー・ジョッキ・保冷缶ホルダー・食器 | サーモス 魔法びんのパイオニア

実は、サーモス製とニトリ製を比較したらもう少しハッキリと差が出ると思ったのですが(絶対サーモスの圧勝かと思ってました)、意外にも目に見えた性能差は見られませんでした。

実際にサーモスJDH-280を使ってホット&アイスコーヒーを飲んでいますが、ニトリのタンブラーを使っていたときとの比較してもコーヒーがぬるくなる(アイスコーヒーの氷が溶ける)速度に特に体感差はありません。適度に熱さもキープされるし、程度にアイスコーヒーも冷たいまま飲める。

ちなみに価格差はニトリのタンブラー599円に対してサーモスのカップは795円(Amazonでの購入時)と200円程度の差なので、見た目で好きな方を選べば良さそうです。個人的にはニトリのタンブラーが軽くて形も好きかも。背が低い方がマグカップ的でコーヒーも飲みやすいと思うのですが、高さにして7mm程度の違いですしほとんど差は感じません。


ちなみにサーモスの真空断熱カップにはこんなタイプもあるみたい。スタッキングできてアウトドアでも使いやすそうなのと、食洗機にも対応。ただし300mlはちょっと容量がコーヒー用には大きすぎるのと、形状的にもうっかり倒しそうな気がしたので見送りました。

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