PCオーディオや楽器を接続じてるミキサー周りのガリが酷くなってきたので、試しに変換プラグ(変換アダプター)を交換してみたら症状が改善した話。
自室のPCオーディオ環境は、M1 Mac miniからUSB接続のオーディオインターフェイスを経由してMACKIEのアナログミキサー(1202VLZ3という少し古いモデル)に接続、ヤマハのモニタースピーカーMSP3で鳴らしています。Mac miniは内蔵スピーカーがおまけ以下ということもあって、何かしら外部スピーカーを使う必要がありますが、この環境は以前のiMacからそうしていたもの。
PCとスピーカーの間にミキサーを入れているのは、楽器(シンセサイザー等)を接続するのと、元々PCのDAWを使ったDTM環境を作っていた際の名残です。現在は音楽制作をしていないので、単に楽器演奏できれば良いだけの環境にしています。
ヘッドホン(イヤホン)使用時もMac miniのヘッドホンジャックを使うのでなく、MACKIEのミキサーのヘッドホンジャックを使用します。ミキサーのミュートボタンに連動した[ALT3-4]のアウトプットにモニタースピーカーを繋ぐことで、チャンネル毎にヘッドフォンとスピーカーのどちらを鳴らすか切り替えられるようにしています(あくまでミキサーの機能なので意味不明ならスルーしてください)。
かれこれ何年もこの接続ですが、なんやかんやでデスクトップのリスニング環境としては使いやすく、楽器とPCからの入力を適宜スピーカーとヘッドフォンで切り替えられて、ヘッドフォン使用時にはスピーカー側がミュートされる仕組みが気に入っています(ヘッドホンを使っているけどスピーカーも鳴っていた、なんてことは起こらない)。
ただし、最近どうもガリというかライン信号が途切れることが頻発していました。左右のバランスが崩れたり、片方の音が小さくなったり…… 当初イヤホンやラインケーブル周りの劣化(断線)が原因かと思いましたが、どうもその前段階、オーディオIFからミキサーのどこかが原因っぽい。
ジャック、プラグ周りを接点復活剤で洗浄してみたり、フェーダー操作時にガリが出ることもあるのでミキサーの特定のチャンネルが壊れたかと思って、別のチャンネルに繋ぎ変えても解決しない。オーディオIFからのラインケーブルを変えてみたけど同様です……。
やはりミキサーの内部的な問題か?とも疑ったのですが、楽器を接続しているチャンネルに関しては何も問題ないこともあり、疑ったのがRCA(ピン)端子のラインケーブルをミキサーの標準フォーンプラグに変換している変換プラグ(変換アダプター)。
よくよく考えたらこのプラグ、20年近く使っているものでした。全体が金属製でしっかりしていますし、ケーブルのように可動部がないのであまり劣化を疑うことなく使っていました。表面は定期的に接点復活剤で掃除はしていましたが、内部に腐食等が出ていてもおかしくありません。
ということでAmazonで適当な変換プラグを購入してみました。今回買ったのは以下のもの。早速、交換してみたところあっさりガリや音の途切れがなくなりました。こいつが原因だったのか……?
さらにヘッドホン端子の標準プラグ → ミニプラグ変換のアダプターもやはり同じぐらい長く使っていたものだったので交換しました(SONYのものが古いプラグ)。イヤホン周りにもたまにガリが出ることがあり同様にケーブル接点やミキサー内部を疑っていたのですが、それほど高いものではありませんし念の為古くなった変換プラグは交換しておいた方が安心です。
プラグを疑ったこともありましたが、どうしてもケーブルやミキサー側が原因に感じてしまい、確認が先送りになってしまっていました。高いものではありませんし、もっと早く交換を試すべきでした。
本当は国産の楽器/オーディオメーカーのものが信頼できそうで良かったのですが、原因が絞りきれてなかったこともあって今回はAmazonで適当なものを選んでしまいました。サウンドハウスで調べたら、オーディオテクニカ、JVC、トモカなどからも同様の変換プラグが出ているので、次買うことがあればこの辺を選ぼうと思います。
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/109789/
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/166403/
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/207127/