I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

今更ながら出先からでもブログ更新できる環境を整えてみた(主にAdobe Lightroom周辺)

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最近身の回りに起こった出来事を切っ掛けに、自宅以外からもブログ更新ができる環境を整えておくことにしました。

自宅以外でもブログ更新できる環境を作ろうと思った

先月のこと、実家の母親が救急車で搬送されて、そのまま1日入院することがありました。結果的に深刻な事態ではなかったのですが、フットワークの軽いフリーランサーな自分が付き添うこととなりました。
朝、連絡があり準備をして昼過ぎに搬送先の病院へ。病院での大半は待ち時間で、夕方に入院が決まりその手続、その日は実家に泊まって犬の相手。翌日は午後の退院を迎えに行くなどあり丸2日が潰れました。

ノートパソコン(MacBook Air)は持って行ったので、病院での待ち時間に書きかけだったブログを仕上げて、夕方に更新したのが以下の記事。待合室にテーブルのある椅子があって助かりました。

少し前から準備していた記事だったので、写真は既にセレクト、現像を終えてFlickrとはてなフォトライフにアップしてありました。テキストの残りを書きつつ、はてなブログのダッシュボードでの編集作業のみで更新することができました。

長年ブログを書いている私ですが、実は自宅以外での更新はほぼしません。
出先でテキスト原稿を書いたり、モバイル機器で簡易的な更新だけして後から自宅で編集、みたいなことはあるものの、なんというか自宅のデスクトップPC環境でないと、きっちりした作業をする気になれないのです。

正直ここ以外でブログ書く気にならない

広いデュアルディスプレイ環境の方が何をやるにしてもスムーズですし、写真の現像もLightroom Classicに取り込んで使い慣れたプリセットを使って作業したい。記事によっては過去に撮った写真を引っ張ってくることもあるので、トータル5TB程のライブラリが繋がってる自宅PCでしかできない作業もあります。
他にも、資料としてWEBブラウザのウインドウをいくつも開いて確認したり、各ページからスペックやURLをコピペしてまとめる作業などは、最低でもパソコン環境でないとやる気にすらなれません。

出先から更新が必要になる状況が少ないので、それで良いと思ってきたのですが、今後また何があるか分かりませんし、せっかく自由なフリーランスの身の上。今更ではありますが、自宅同様とまでは言わずとも、ちょとした写真編集やブログ更新ぐらいはできる環境を整えておくことにしました

MacBook Airでモバイルなブログ環境を整える

スマートフォンやタブレットでブログを書ける人もいるようですが、自分の場合テキストの下書き程度ならスマホでもできますが、やはりパソコンでないとブログ更新の全作業は厳しい。リビング用に使っているノートPCのMacBook Air(Retina, 13-inch, 2020)使って、モバイルブログ環境を整えて行くことにします。
M1版MBAの一世代前のモデルなのでバッテリー消費は少々早いものの、出先での作業程度なら常に給電してる必要はなく、夜にでも充電できれば十分です。


携行しているUSB電源アダプターはAnkerのNano II 30W。MBAに付属する純正電源アダプターの半分以下の重量(40g)とサイズです。1サイズ大きい45W版の方はプラグが畳めたりもするのですが、少しでもコンパクトな方が良いのでこちらを使っています。MacBook Airへの給電なら30Wあれば十分です。


更にハイブリッドタイプのモバイルバッテリーを組み合わせておけば、コンセントから電源が撮れない場合も含めて外出時に携行するガジェット類の充電はほぼカバーできます。ちなみに18W PDでも時間は掛かるもののMBAの充電は可能なので、緊急時はこれ(Anker PowerCore III Fusion 5000)だけでもなんとかなります。

出先で撮ったデジカメ写真を取り込むことを考えて、SDカードリーダーが付いたUSB-Cハブ。自宅のMac mini用に買ったものの、結局ポート数が足りたので使ってなかったものです。


出先でのネット回線はスマホ(iPhone SE2)のテザリング。昨年3月からahamo(NTTドコモ)にプランを切り替えていますが、私の使い方なら上限20GBをに届くことはまずないので十分でしょう。

Lightroom ClassicとLightroomを同期させる

テキスト等のドキュメント類はDropboxで同期しているので良いとして、やはりネックは写真です。さすがにデスクトップPCで管理してるライブラリ全てをクラウド同期するのも非現実的ですし(以前Amazon Photoでやろうと思ったけど途中挫折)、直近で使う写真のみLightroom Classicのフォルダで使ってクラウド(Adobe Creative Cloud)同期しておくことにします。

ブログで使う写真の編集手順ですが、自分の場合

  1. 撮影したSDカードからLightroom Classicのライブラリに読み込み
  2. 使う可能性のある写真にフラグを付けて、6つぐらい作ってあるブログ作業用フォルダへ
  3. 必要に応じてPhotoshopに書き出して処理
  4. フォルダ内の写真を現像してJPEG書き出し(ブログ用なら長辺1280Pixel、ウォーターマーク入れ)
  5. はてなフォトライフにアップ or 高解像度の写真を上げる場合はLightroom Classicから直接Flickrへアップ

といった手順です。

ピックアップさえ済ませておけば、フォルダ内の写真が自動的にクラウド同期されるのでスマホのLightroomアプリなりLightroom Webで続きの作業ができます。とはいえ、スマホでブログを書くことはないので、MacBook AirにはLightroomをインストールしておきます。

「Photoshop Lightroom Classic」と「Photoshop Lightroom」について

少々ややこしいのですが、現在AdobeのLightroom系アプリ(正確にはPhotoshopファミリー?)は以前から買い切りソフトとしてあったLightroomを受け継いだPCアプリ版の「Photoshop Lightroom Classic」と、PC/スマホ/タブレット/web版が用意された「Photoshop Lightroom」があります。
現像項目などは一部で共通してますが、細かな編集機能と大量の写真のライブラリ管理機能を持つ「Lightroom Classic」と、ライブラリはクラウドにあってどんな環境からも作業できる「Lightroom」といった感じ。両方のアプリでは写真や編集作業を同期させることができます。

Lightroom Classicのプリセットを書き出してLightroomへ

Lightroom ClassicとLightroomはアプリケーション画面の操作パネルも結構異るのですが、基本的な現像パラメーターは共通しています。普段Lightroom Classicを使っている殆どの作業は、Lightroomでも行うことができます。

さらに作業をスムーズにするため、デスクトップのLightroom Classicでよく使っている現像用のプリセットを書き出して、MBAのLightroomで読み込んでおきます。よほど込み入った現像でなければ、定番プリセット+αの作業で問題ありません。

Lightroom Classicからプリセットを書き出し

ウォーターマークはLightroomでも入れられる

ブログやSNSに投稿する写真はできる限り自分の撮った写真であると分かるように、Lightroom Classicでウォーターマーク(透かし)を入れてます。Lightroomにも同様の透かし機能はあるので設定しておきます。

Lightroomの「透かし」設定

MacBook Airで直接写真を取り込むこともある

写真を取り込んで大まかなセレクトを済ませるまでは自宅のPCで進めておく前提ですが、出先で撮った写真を編集してブログを書くこともあるかもしれません。その際はカードリーダーを使って直接MacBook AirのLightroomに写真を読み込みます。

取り込んだ写真ファイルは自動的にAdobeのクラウドに保存されますし、後でデスクトップPCのストレージに移動することも可能です。

上記のカードリーダー(USB-Cハブ)は携行を忘れがちなのとまあまあ嵩張るので、コンパクトなUSB-C接続のカードリーダを買っておこうかな。どうせならUHS-II対応の方が良いですし。
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一応PhotoshopもMacBook Airに入れてある

Lightroomは「Adobe Creative Cloudフォトプラン」で契約しているので、Photoshopは2台のパソコンにインストール(ログイン状態)が可能です。出先でPhotoshopを使った作業まですることは少ないとは思いますが、必要になった際にいつでも使えるようにしておきます。

ちなみにLightroom Classicも2台目のパソコンで使えるものの、Creative Cloudと同期できるのは片方だけなので、自宅デスクトップのLightroom ClassicをCreative Cloudに同期させて、MBAではLightroomを使う必要があります。
ひとまず写真編集関連の準備はこれでおしまい。あとはオマケです。

Google日本語の辞書を共有

写真が現像ができる環境があれば、テキストはどうとでもなりますが、やはり普段自宅PCで使っている環境に近い方が良い。普段使ってるGoogleの日本語入力はユーザー辞書がGoogleアカウントで同期されたりしないので(ATOKやMac OS/iOSはされるのに……)ユーザー辞書をデスクトップ環境からエクスポートして、MBA側でインポートしておきます。

以前ほど辞書登録はしてないので良いのですが、なんだか面倒なのでApple純正に体を慣らすのもアリかな?(数年前にATOKを止めてGoogle日本語に移行したのに……)

MacBook Airでこのブログ記事を書いてみました

試しに今回の記事はテキスト下書き、写真の取り込み、現像、編集までMacBook Airで行いました(自宅で)。
ノートPCでブログを書くなんて、世のブロガー諸氏には大したことない作業かもしれませんが、長年デュアルディスプレイなりWQHDでの作業が当たり前だったので、13インチノート画面での作業はなかなにストレスでした。
Mac OSの複数デスクトップも使ってますが、特にはてなブログのダッシュボード編集画面とプレビューは同時に見ながら作業したいんですよね……。

無理やり1画面で頑張っている……

ブログを書くことは当たり前の日常作業ですが、やはり環境が変わるといつも通りには行きませんね。それでも1本書き上げてみて、なんとかなりそうな気はしました。

ただし使わないと結局は緊急事態にならない限り使わないままですし、たまには気分を変えて外でブログを書く習慣を作ってみてもいいかもしれません。コメダ珈琲でも行こうかな。