山梨の郷土料理「ほうとう」。最近になって突然好き度が上がっています。
昔から山梨の富士五湖方面にはよく通っていたこともあって、機会があれば食べていましたが、いつの頃からかほうとうよりも「吉田のうどん」が好きになってしまっていたのでした。
最近はゴワゴワ系うどんとして共通項のある(?)、武蔵野うどんを普段からよく食べているせいか、昨年久々に山梨でほうとうを食べたら(山梨市駅前の「歩成」にて)、これが新鮮でとても美味しかった! 麺料理としてというよりは、後半のドロドロになったスープの味わい深さにやられてしまった。
以来、「またほうとう食べたい……」と常に頭の中にあって、11月末の立山の帰りに中央道の談合坂SAに立ち寄って、ほうとう(と吉田のうどん)を買い求めました。
買ってきたのは、湖桜製麺の「手もみほうとう」、井筒屋の「甲州味噌付きほうとう」(とワタショクの吉田のうどん)。麺と味噌がセットになっていて650円(2人前)〜930円(3人前)、ほうとうの麺はスーパーや成城石井でも売ってますが、ややお土産価格かも。
手もみほうとう 3人前 | 談合坂サービスエリア上り線 オンラインSHOP
井筒屋甲州味噌付きほうとう | 談合坂サービスエリア上り線 オンラインSHOP
早速作ります。まずは湖桜製麺。売られているほうとうはだいたい2〜3人前の麺ですが、野菜をたっぷり入れるので普通に2人✕2食分ぐらいになります。我が家で一番大きいウォックパンに限界の量……。
具材はカボチャ、白菜、ニンジン、長ネギ、里芋、きのこ類、インゲン、そして豚バラスライス。うまい。
そして翌日。かぼちゃが完全に溶けてスープがドロドロになった2日目のほうとう。麺は伸び切ってドゥルドゥル、見た目はアレですが、この濃厚な味噌ポタージュ(?)スープがうまい。野菜たちがかなり完成度に寄与するので、家で作ってもそれなりに本格っぽい味になるのがほうとう。
吉田のうどんも作ったので食べる。SAで売ってたもの(ワタショク)はそこまで麺も太くないですし、馬肉のしぐれ煮もないので再現度は低めですが、豚肉とキャベツだけでも結構それっぽく仕上がります。
ということでやはりほうとう。井筒家だけど麺は平井屋。麺はなんとなく前回の湖桜製麺の方が良かった気もするけど、比べて食べた訳ではないので保留。コスパを考えたらこちらも十分おいしい。
ドロドロさをアップさせようと、2日目には少し煮崩れさせたじゃがいもを足したけどさすがにやり過ぎだったかも。メイン食材のカボチャを溶かす用と、具材として形を残す用に段階を分けて入れるのがいいかも。野菜をたっぷり食べられて温まりますし、冬の完全食としてのほうとうの良さに気づいたかもしれません。
松本帰りにまた買ってしまった……。賞味期限が長いので好きなタイミングで食べられます。
追記:買い足したほうとうを作った。どんどん作る量が増えて1つの鍋では足りなくなってしまった……。麺も美味しいんですけど、具が、野菜が美味しいんですよね。