府中美術館で吉田初三郎の鳥瞰図の展示を見たこともあって、府中市在住の絵地図作家 村松昭氏の近況が気になってサイトを見たら、どうやら2023年に新作の絵地図が出ていたようです。気になるエリアだったこともあり、早速ひとっ走り出掛けてゲットしてきました。
府中本町駅から府中駅方面に少し行った府中街道に出る少し手前に、村松昭氏のアトリエ77はあります。
アトリエ77 〜村松昭 絵地図の世界〜>TOP
お隣は私も好きなラーメン(ワンタン麺)の「いつみ屋」。
こちらが2023年12月に発売になったばかりの、「奥さがみ・道志・桂川散策絵図」。
相模原市で育ち、津久井湖や相模湖で釣りをして過ごし、道志川沿いの道志みちで幾度となく富士五湖に通った自分にとって、奥相模・道志・桂川はまさにホームエリアです。
散策絵図は多摩川、秩父・奥武蔵に続いて3冊目。
アトリエ77での販売分されてる絵地図、絵本には版画のポストカード付き。価格もちょっと安い。
それで見ていきましょう。63x100mmの大きな絵地図です。
左上には富士山、そして道志川源流と山中湖には相模川(桂川)の源流。大月方面まで北上してから相模湖に流れる桂川と、道志の山間を流れる道志川は津久井湖の上流部で合流します。
桂川の流域には中央自動車道富士吉田線。リニア中央新幹線の実験線と交差しています。
丹沢の山の中にはクマ・クマ・クマ。程久保川沿いの渦の絵はなんだろう?と思ったら「的様の滝」という滝スポットがあるそう。
山の中にひっそり佇む道志ダムと奥相模湖、個人的に好きなスポット。
宮ヶ瀬ダムとオギノパンの丹沢アンパン。服部牧場は載ってなかった。
この10年ちょっと間に大きく姿を変えた津久井湖(城山ダム)の少し下流。圏央道が通って相模原インターができ、今度はリニア中央新幹線が橋本駅の後にこの辺りの地下を走る予定。津久井湖左岸にある「(夜)→ ←(昼)」は城山湖(本沢ダム)との揚水発電。
談合坂上りSAにはスマートICの記述もあります。四方津駅の横の街はコモアしおつでしょうか……。
なんて感じで相変わらず眺めているだけで楽しい村松氏の絵地図。
この他、2022年には川の絵本の『日本の川 きたかみがわ』も出版されていたようです。川の絵地図(1本の川が蛇腹折りになった300×20cmサイズの絵地図に描かれています)の『野川』『玉川上水』あたりもそろそろ買ってみようかな。
絵地図の入手方法ですが、『奥さがみ・道志・桂川散策絵図』はネットだとAmazonや楽天ブックスにはないようですが、地図の専門店では販売されているようです。その他の絵地図や書籍もAmazon等では在庫切れのタイトルが多いので、東京近郊にお住まいなら府中本町のアトリエ77を訪ねてみるのが一番確実かも。
絵地図も面白いですが日本の川シリーズも素晴らしいので、機会があればぜひ手にとって欲しいです。