週末土曜日にこんなイベントに行ってきました。大國魂神社の境内で開催された「むさし府中ビール祭り」。
金曜日の夜にXのタイムラインに流れてきた知った地元府中のクラフトビールイベント。コロナ前の2016年から開催されていて、今回が第3回目のようですが初めて知りました。駅前は毎週、大國魂神社の周辺もよく通りかかるんですけど、このイベントについての告知は全く見た記憶がなかった。
むさし府中ビール祭り
「むさし府中ビール祭り」とは、醸造の神である松尾神社が鎮座する大國魂神社境内にて、地域とビール文化の高揚を目的として開催するクラフトビール(地ビール)のイベントです。
参加ブルワリー:石川酒造/VERTERE/Mountain River Brewing/和泉ブルワリー/TKBrewing/CYCAD BREWING/OGABREWING/所沢ビール/秩父麦酒醸造/鍵屋ブルワリー/Brimmer Brewing/10ants
余談:醸造の神「松尾神社」についてはこちらの記事で少し取り上げています。大國魂神社では「むさし府中ビール祭り」の他に、「武蔵の國の酒祭り」なる日本酒イベントも開催されています。
2部制で11時と14時のスタートで、それぞれ2時間半の時間制限。2800円(当日3000円)でチケットが5枚分。チケット1枚で180mlのビールが飲めるそう。ビールに換算すると5杯で900mlなのでまあまあ飲めますね。フード販売もあり、チケットはフード購入にも使えるそう。追加チケットは1枚500円。
前売りチケットの販売が前日中だったので、滑り込みでチケット購入しました。
むさし府中ビール祭り2024 in東京 - パスマーケット
出店するクラフトビールのブルワリーは武蔵野エリアを中心に12店。奥多摩のVERTERE(バテレ)の名前もあります。各ブルワリーのビールリスト、全部で50種以上ありそう。5杯飲むにしてもかなり迷いますね。
会場は大鳥居から参道に掛けての横のスペース。特にエリアを仕切ったりはしていません(トイレは府中市観光情報センター横の公衆トイレを利用)。
受付でスマホのパスマーケット画面を確認すると、出店リストとチケットが手渡されます。チケットはシールになってますが、最初分からずにちぎって渡していました(同じことをしてる人を結構見かけた)。参加者にはリストバンドが付けられるので、一般の通行人、参拝客とは見分けがつくようになってます。
まあまあ賑わってます。中央付近に自由席(立ち飲みのテーブル)があるのですが、2時間半あるのでここを押さえるのが結構重要かも。実は行きがけに私がスマホ(チケット表示の必要あり)を忘れて、取りに戻って少しスタートに遅刻してしまったので、テーブルなしからのスタートになってしまいました。
まずは出店ブルワリーを見て回ります。不勉強にてバテレ以外は知りませんでしたが、どこも美味しそうなビールばかり。50種類から5杯を選ぶのはなかなか迷いますね。
ブルワリーによってはチケット3枚で4杯の飲み比べを行っているところも。それを利用すれば2人分10枚のチケットで、最大13杯飲むことも可能です。……が、当然回れるブルワリーの数は減ってしまうので、量(種類)を飲むことを取るか? 色々なブルワリーを味わうことを楽しむか?
フードは焼き鳥、モツ、丼物、唐揚げ、ポテト、ソーセージ、ピザ、乾き物系と揃ってます。
和らぎ水?の給水スポット。ビール中の給水はつい忘れがちですが、あるとありがたいですね。
1杯目は和泉ブルワリーの「セゾン」。やや柑橘系で軽い飲み心地。もちろんうまい。
妻は秩父麦酒のIPAから。
テーブルがないので最初は会場の隅でポテトをつまみつつスタート。ビールは美味しいけど、やはりちゃんとした拠点があった方がいいなと、テーブル席の空きを見つけて仕切り直します。
2杯目は「多摩の恵」にてセッションIPL。IPLは少し聞き慣れないかもしれませんが、よく聞くIPAはエール(上面発酵)、IPAはラガー(下面発酵)の違いですね。
そんな美味しいクラフトビールを飲みながら窯焼きピザの行列に並びます。ワンオペ作業で、注文を受けてから生地を伸ばして具の準備からスタート、一度に焼けるのが2枚で、だいたい5分ペースぐらいなので、ここから15分ぐらいの待ち。まあビール片手にスマホでも見ていればすぐです。
ピザは4種類。クアトロフォルマッジがいいかなぁ…… と思ってましたが、作ってるところを見たらやっぱりトマトソースが美味しそうなのでマルゲリータにしました。
大正解。やはりテーブルが確保できると、落ち着いて飲食できますね。
ピザの焼き待ちのタイミングで。妻にLINEでビールを頼みます。和泉多摩川駅前(狛江市)に4月にオープンしたという「籠屋ビールスタンド」の4種飲み比べが気になったのでそれにしてみましょう。
焼き立てのピザと注ぎたてのクラフトビール。ここのビールもどれも美味しかったなぁ。ƒ
飾り気のないブースでおしゃれ過ぎるのか若干苦戦しているように見えた、奥多摩の人気店バテレ。久しぶりにバテレのビールが飲みたいなと「エラトー」を注文。バテレのビールは銘柄によって結構クセのあるものもありますが、これは飲みやすくて美味しかった!
マウンテンリバーブルワリーではベルジャンホワイトの「マウンテンホワイト」。ラス前に少し毛色の違うビール、これがまたうまい。
ラストは西池袋のCYCAD BREWINGの「ルートダウン」。ニューイングランドスタイルのIPA。このブルワリーはカップが専用のものでした。ラストに相応しいとても美味しいビールを引くことができました!
会場は最後まで程よい賑わいだったと思います。若干行列ができるブルワリーもありましたが、タイミングによってですし数分待てば買える感じ。フード系もピザ以外はすぐ買える状況でしたし。
自由席(テーブル)は若干足りてなかったようですが、15時半を過ぎる頃にいは入れ替わりもありましたし、周辺でのんびり楽しむ人たちの姿も。お天気も暑すぎず、半袖で丁度気持ちよく過ごせるぐらい。翌日は一気に崩れて大雨になってしまったので、ナイス日程でした。
その後、16時半になる前に会場を離れて、フォーリスのヤオコーで軽めの夕飯を買って帰宅。徒歩圏内の地元ビールイベントは気軽に楽しめて、気持ちよく酔えて良いものです。たまたま前日に知っての参加でしたが、来年も開催されるならぜひまた参加したいものです。