明日からお盆休みという方も多いのではないでしょうか。我が家も奥さんが夏休みに突入するので、どこか山に行きたいところですが、やはりどこも混んでいるのかなぁ…?と考えると、ちょっと腰が重くなってしまいます…。
さて、春先に上高地の初心者向けお薦めハイキングコースについて書きましたが、まだ雪も残っているGW頃と比べても今の時期は絶好の観光シーズン。平地では猛暑が続いてますが、標高1500mからの上高地は避暑地として過ごすにも最適です。
基本的には前回の記事(上記)で紹介したコースが、初心者にも歩きやすい日帰りハイクのオススメコースですが、今回はGWの時にはあまり触れなかったエリアなどについて、もう少し紹介してみようと思います。
ちなみに今回の記事で貼っている写真は、4年前に私が初めて中古の一眼レフ(オリンパスE-520)を手に入れて、最初の旅行で撮ったときのもの。今思えば、この時からハイキング写真にハマってしまったのかもしれませんね。
今でもたまに欲しくなるんですよね。フォーサーズのレンズもあるし、状態のいいE-620が安く手に入らないかな?なんて。バスターミナル〜河童橋エリアは激混みだけど…
沢渡や平湯からのバス、タクシー、各地からの高速バスが到着する、上高地バスターミナルから河童橋の舗装エリアは、ベストシーズンの特に週末は大混雑となります。私はお盆休み期間に上高地には行ったことがありませんが、恐らく大変なことになっていそうなのは想像が付きます。
食事どきなど河童橋周辺の飲食店などは当然混み合いますし、なんでしたら事前にお弁当などを用意しておくか、時間をズラして食事を取るのもいいかもしれません。
その他、前回の記事で私がバスの降車地点としてオススメした大正池周辺、その他明神池や明神館なども、時間帯によっては人が多くなる場所。しかしながら、それぞれのエリア間の移動に入ってしまえば、人の姿は一気に少なくなりますし、のんびりと美しい自然に触れることができるでしょう。
勿体ないことに、上高地に来ても河童橋周辺のみを歩いて数時間で帰ってしまう人は結構いるそうなので、お約束の河童橋越しの穂高を眺めたらさっさと他のエリアに移動してしまうのも良いかもしれませんね(笑)
緑の美しい湿地帯を歩く(ウェストン碑/田代池周辺)
前回作ったコース図を改めて一度貼っておきます。オススメコースの内容については、未見の方は以下をご覧くださいませ。
GWに上高地に行くならば… オススメの日帰りハイキングコースは? - I AM A DOG
個人的にこの時期の上高地でオススメなのが、梓川の右岸、田代橋の少し上流あたりにある「ウェストン地区」と呼ばれる湿原。この辺りは上高地の他のエリアに比べても、メインコースから外れた(?)やや人の少ない場所なので、美しい湿原の木道歩きを静かに楽しむことができます。
また、田代池(前記事参照)の周辺もやはり湿原となっていて色とりどりの季節の花などを楽しむことができます。
その他に、上高地で木道歩きを楽しむことができる湿原といえば、前記事でも紹介している、河童橋から明神池にかけての右岸遊歩道。岳沢湿原をはじめ、最も見所の多いハイキングコースでしょう。
大正池に行くのは朝or夕?
こちらも前回書きましたが、1日上高地観光に使えるなら朝いちは「大正池ホテルバス停」で下車をするのがオススメです。早い時間帯に限りますが、水上に朝もやが立ちこめる幻想的な大正池を見ることができるかもしれません。
しかしながら、これまた意外と良いのが夕刻の大正池。泊まり限定か、無理をしないと夕暮れ時に大正池周辺に居ることはできませんが、我々が初めて上高地に行った際は大正池ホテルに宿を取っていたので、夕涼みがてらに焼岳の向こうに沈んでいく太陽を眺めながらの贅沢な時間を過ごすことができました。
ただし、混雑期の夕刻に「大正池ホテルバス停」から沢渡/平湯方面のバスに乗るというのは、まず不可能と思われますので、ちゃんとバスターミナルから乗車して帰れるようなスケジュールを立ててください。
行きはともかく帰りはタクシーが楽ちん?
こちらも前回の記事と被りますが、帰りのバスターミナルが混雑していたら一度タクシー乗り場を見てみましょう。恐らくガラガラなはず…?
付近でキョロキョロしている人を見かけたら乗り合いの相手を探している可能性大ですので、勇気を出して声を掛けてみましょう(2人+2人は話がまとまりやすいです)。その際、沢渡方面/平湯方面の行き先確認はお忘れなく。
タイミングによってはタクシー運転手が乗り合いの斡旋をしてたりもしますが、こればかりは行ってみないと分かりません。タクシー運転手にもちょっと強引な人が居たりして、その辺の交渉が苦手な方には強くオススメはできませんけども、バス待ちの列がターミナル前の広場を突っ切っているようなときには、私だったらタクシーの乗り合いを選びます。
「新島々行」「乗鞍高原・白骨温泉行」のバスならば事前の整理券発行を忘れずに!
ひとつ前のバス/タクシー云々の話は、沢渡や平湯にマイカーを停めてきた人の話。上高地線の「新島々駅」などへ直接アルピコ交通のバスで行くという方は、事前に乗車整理券を取っておきましょう。
これは当日分から翌々日までのバスの整理券を事前に発行できるもので、バスの乗車時間を指定した上でバスターミナルの窓口で発行してくれます(例えば「翌日15:00発のバス」など)。
混雑時は整理券なしで乗りたい時間のバスに確実に乗れるとは限らないので、乗り継ぐ電車の時間などが決まっているときは、間に合う時間の整理券を取っておきたいものですね。
ですので、朝いちにバスターミナルで下車した場合は、そのタイミングで帰りの整理券を押さえてしまうのがベスト。また、大正池を経由した場合でも、そのまま河童橋や明神方面に行く前に、一度バスターミナルに立ち寄って整理券を取っておくと、帰りのバス乗車が大変スムーズになります。
長野のバス・鉄道ならアルピコ交通株式会社【公式】
この整理券の存在は意外と知らない人もいるみたいですので、最後の最後にバス待ちの行列で疲れてしまわぬよう、ぜひ覚えておきましょう。
おまけ:ハイキングの足の疲れは「湯の郷公園 足湯施設」で癒す
関東方面からマイカーで上高地を訪れる観光客が利用するのが沢渡エリア。この沢渡には多くの有料駐車場が存在していますが、私がいつも利用しているのが「市営第2駐車場」。なぜなら、この駐車場の目の前には温泉の足湯施設があるのです
http://www.jalan.net/kankou/spt_20202cd2112041764/
この一帯が「さわんど温泉」という温泉街なので、入浴のできるお風呂や旅館も付近には数多くあるのですが、上高地や北アルプス方面から戻ってきて、車に荷物を置いてからの足湯でのひと息がなんとも気持ちいいのですよね。