武蔵国の国府祭を起源とするくらやみ祭
「くらやみ祭」はGWの4月30日から5月6日の期間に、府中の大國魂神社で行われる例大祭です。期間中は毎日様々な行事、神事が行われますが、やはりクライマックスは5月5日に行われる「神輿渡御」(前日4日には全24台の山車の巡行もあります)。
くらやみ祭|大國魂神社
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/bunka/ibento/kurashi/kurayamimaturi.html
府中はかつて武蔵国の国府であり、地域を束ねる総社であった大國魂神社で行われた武蔵国の国府祭がその起源なのだとか。神輿渡御では武蔵国の一之宮から六之宮までの神輿や御太鼓(大太鼓)が、大國魂神社本殿から数ブロック離れた御旅所まで、法被や白装束、烏帽子に身を包んだ氏子の担ぎ手によって運ばれます。
その模様は地元のケーブルテレビでも中継され、交通規制された沿道は大勢の見物客で賑わいます。とにかく人が多い!
我が家は結婚してからこの府中に住み始めたので、地元のお祭りという感覚はあまりないのですが、毎年時間があれば見物に行きます。奥さんの地元である秩父の秩父神社が武蔵国の四宮(四之宮)でもあることも、なんとなく親近感を抱いている理由でしょうか。
今年も神輿渡御の見学&写真撮影を目的に、大國魂神社を出た神輿が到着する御旅所横の交差点「府中市役所前」を目指します。カメラは2台のOM-DにM.ZD7-14mmとM.ZD40-150mmを付けて。F2.8でISO3200まで上げておけば余裕かな?…と思ったら思った以上に被写体ぶれしてました。ちょっと甘かった…。
人混みが凄いのでほぼ両手でカメラを持ち上げた状態でのLV撮影というのもブレを多発させてしまった原因でしょう。
一之宮〜六之宮、御本社神輿の渡御
神輿渡御では8基の神輿が担がれますが、1基御霊宮の神輿だけは別ルートを通るので、今回写真に撮ったのは一之宮から六之宮、そして御本社神輿の7基になります。
まず、やってきたのは一之宮の神輿。御本社は府中と多摩市にある小野神社。
二之宮の神輿。あきる野市の二之宮神社が御本社。
三之宮の御本社はさいたま市の氷川神社。この日担がれる神輿の中で最も重量が重いものだとか。
二之宮と三之宮。この府中市役所前の交差点で神輿はぐるぐると練り歩きます。
そして秩父神社の四之宮。といっても担ぎ手の全員が秩父の人という訳ではないみたいです。秩父出身の奥さんもこのお祭りを知りませんでしたしね。
五之宮。御本社は埼玉の金鑚神社。
六之宮。御本社は横浜の杉山神社だそうです。
そして大國魂神社の御本社神輿が最後に登場します。
市役所前の交差点で一暴れした後、神輿は御旅所へと入って行きます。
神輿渡御を盛り上げる大太鼓たち
神輿渡御の間中、大きな音を打ち鳴らして、祭りを盛り上げる大太鼓も色々とあるのですが、調べるのが面倒だったので写真だけ(笑)。
一番始めのものが「御先拂御太鼓」。神輿渡御の先払い的な役割だそうです。祭礼に使われる大太鼓では日本一の大きさだとか?
渡御を終えた後の神輿の担ぎ手(氏子)たち。祭りになると多く見かける、日に良く焼けた屈強な若者たちは地元の方々なのでしょうか…。
我が家のような、引っ越し組の賃貸マンション暮らしかつ小梨家族だと、市内に住んでるといっても、地域との繋がりは皆無。祭りと地域の関係性など何一つ分かりません。自治会などに参加しなくていいのは気楽っちゃ気楽なんですけど、夏の盆踊りとかも知らないうちに開催されてた、なんて感じで微妙に寂しくもあります(笑)
今週のお題「ゴールデンウィーク2016」