色々と計画通りに行かない雨の日
なかなか雨の降らない今年の梅雨。外は一週間ぶりの雨がいい感じに降ってます。「江戸東京たてもの園」は府中市のお隣、小金井市にあるようなので、我が家から車で30分ちょいの距離。天気予報によると14時過ぎには雨が止んでしまいそうなので、急いでお弁当を食べてレインウェアを着込んで外に出たところ… 雨はほぼ止んでおりました。ガックリ。
せっかくカメラを持って外に出たことだし、それなら同じ野外博物館の「府中郷土の森博物館」に行ってみましょうかと。郷土の森にも移築された古い建物は色々とありますし、それに今年はまだ「郷土の森あじさいまつり」を見ていませんし。
雨具を着たまま車で郷土の森博物館へ。あじさいは思った以上にピークを過ぎてしまっていましたがとりあえず… と思ったら、今度は持って来た一眼レフ(K-S2)の中にSDカードが入っていません(笑)
既に入場料を払って(市民割引で100円ですけど)園内に入ってしまってますし、仕方ないのでコンデジに入っていたカードを差し替えて、ちょっと写真を撮ったら、この日は終了。せっかくなので、博物館の常設展示をのんびり見ていくことにします。
展示スペースには私1人だけなので、解説動画も頭から見放題(人が前を通ると始まるようなやつです)。この常設展示は何度も見に来てますが「くらやみ祭」の動画を最初からじっくりと見たのは初めてのこと。この博物館については、もう少しご紹介したいのですが、また別の機会にて…。
K-S2で紫陽花を少々
一応、あじさいの写真も少し撮ったので…。郷土の森博物館に付いたら、再び少し雨も降ってきていました。背景の建物は「旧婦中町役場」です。
紫陽花を見るとかならず撮ってるようなお約束カット。
園内には水車小屋なんてのもあります。こちらも毎回いい感じに撮れないのですよね、雨の中なら…と思ったのですが、ちと微妙か。
といった感じで、今回はK-S2はオマケ程度。前回、高幡不動尊で紫陽花を撮ったときの課題といいますか、試したかったことがあるのです。
高幡不動尊で使っていたカメラ。そう、E-M1とK-S2の他にコンデジのオリンパスSTYLUS TG-4 Toughも持って行ってました。これは防滴でなく「防水」カメラなので、雨の中どんな使い方をしたってへっちゃらなやつ。このカメラを使ってですね…
TG-4の顕微鏡モードで紫陽花マクロ撮影を楽しむ
TG-4はセンサーの小さなコンデジということもあり、気軽にマクロ撮影ができるのですが「顕微鏡モード」というスーパーマクロ撮影機能を搭載していて、レンズベッタリまで被写体に近づけた撮影ができます。顕微鏡モードは光学ズームやデジタルズームも併用できるので、レンズ交換式カメラ+マクロレンズでは撮ることができないレベルの拡大撮影も可能です(今回の写真はあくまで普通のマクロ撮影レベルですが)。
前回オプションのLEDライトガイド(LG-1)を持っていくのを忘れてしまい思い切ったマクロができなかったのですが(本体が影になってしまう)、この日は忘れずに持っていきました。
ここはいわゆる「花」の部分ですかね?
真ん中が本体で周りは萼が変化した装飾花でしたっけ。じゃあガクアジサイは何かというとこちらの「ガク」は額咲きの額。
三脚を使ってないので深度合成はできませんが、とりあえずカメラを被写体にびったり寄せて、適当に乱れ打ち。スーパーマクロ域では手ブレも出やすいですが、とりあえず数打ちゃなんとやら… で後でそれっぽいものをセレクト。そんな感じの、アジサイマクロでございます。
といいつつ、この辺はLEDライトガイドを忘れた高幡不動尊で撮っていたもの。意外に影が出ない程度の距離で撮ったものの方が歩留まりが良かったりしますね。
このあたりなんて、言われなければ極小センサーのコンデジの写真には見えないんじゃないですか? なんて自画自賛。
上までが高幡不動。ここからが郷土の森で、LEDライトガイドを使用。普段見ている紫陽花とは全く別の世界が見えてきた… 気がしませんか?
ピントが浅すぎて水滴に合ってない… のですけど、雨に濡れた木の質感が面白いかななんて。
葉っぱと水滴。こんな感じでも何でも寄っているうちに面白くなってきてしまうのですが、後でセレクトしてると「いるかこれ?」みたいな(笑) でも載せる。
これ位の距離感の方が紫陽花だって分かっていいですかね。
LEDライトガイドも頑張ってくれましたが、こういった薄暗い中でのマクロ撮影なら、今年出た「フラッシュディフューザー」を使ってみたくなります。
しべの周りの小さい水滴が可愛いですよね。狙って撮ってる訳でなく、とにかく寄って撮って偶然写っているものを残した感じです。
恐らくこれで今年のアジサイ写真は最後でしょうかね。
お題「今年の紫陽花の写真」