毎年、梅雨シーズンの雨の日を狙って紫陽花を撮りに行きます。丁度、雨の月曜日に時間ができたのですが、最寄りの府中郷土の森博物館は月曜が休館日なので、今年は日野市の高幡不動尊まで足を伸ばしました… といっても車で30分も掛からない距離なのですけども。
- 高幡不動尊金剛寺「あじさいまつり」
- 裏山で可憐なヤマアジサイを愛で
- まだまだある色々なあじさい
- マクロレンズ代わりにTG-5
- カメラの雨対策はお忘れなく、透明ビニール傘があると捗るよ
- おまけ:高幡不動に行ったら小川へ
- こんな記事もあります
高幡不動尊金剛寺「あじさいまつり」
この時期の高幡不動尊では「あじさいまつり」が開催中。お寺の境内の他、隣接する裏山的な敷地には約200種類以上、7500株と言われる様々な紫陽花が咲き乱れています。
中でもヤマアジサイの種類が多いことでも知られている、多摩エリアではかなり有名なアジサイスポットのひとつなのです。
高幡不動尊金剛寺 | 関東三大不動、真言宗智山派別格本山「高幡不動尊金剛寺」。新選組土方歳三の菩提寺。
建物がある境内の中心部は舗装された通路や石畳ですが、山の中に入るとちょっとした登山道のような道なので、晴れていてもスニーカーなどを履いていくのがオススメ。
さらに雨の日は長靴か、防水かつ滑りにくいトレッキングシューズが安心です(私は長靴代わりにミッドカットの登山靴を履いていってしまいました)
裏山で可憐なヤマアジサイを愛で
ということでまずは「山あじさい園」に咲いている様々な山あじさいから…。といっても下の写真のようなガクアジサイの原種っぽい花のみをヤマアジサイと呼んでる訳ではないようで(?)、どこまでがヤマアジサイでどれがガクアジサイで、どれが西洋アジサイなのかはよく分かっていません。
山のエリアにあって、花が小さくどことなく可憐な雰囲気のものがヤマアジサイかな?みたいなその程度の認識です。昨年からちょっと多様しがちなローキーのあじさい写真。
このような小さな線香花火っぽい(?)あじさいは実際に山でも目にするタイプなので、ヤマアジサイかなーなんて思います。
この辺はちょっと自己主張が強い印象。ヤマアジサイじゃないかも?
根暗に撮ればヤマアジサイ… という訳ではない?
この辺は小さくて可憐なのでヤマアジサイかも(適当な分類)。
縦位置でも。普通の紫陽花ぽいですが、山の中にぽつんと1本だけ咲いていたので…。
まだまだある色々なあじさい
違いが分かってないのに分類しようと思ったのが間違いでしたね。まあ、とにかく境内では多種多様ななあじさいの花が見られます。五重塔周辺の苔むした石垣に垂れ下がったガクアジサイの一角、こことっても好きです。
今年は明るいあじさいよりも根暗シリーズが多いかも。こっちの方が背景処理が楽だから… なんて理由じゃないですよ?
明るいシリーズも少々。以前は、雨のあじさいというと白飛び上等なハイキー写真ばかり撮っていた気がしますが、これはこれで好き。
それでもやっぱり全体的に暗めが多い2018年の雨あじさい。
今回のカメラはE-M1 MarkIIにM. 12-100mmPROを1本のみ。例年はもう少し明るいレンズや単焦点を持って行ってましたが、今回はなかなか柔らかいボケが出せずについ露出アンダーに逃げてしまったかもしれません。これはこれで楽しい撮影でしたけども。
マクロレンズ代わりにTG-5
マクロっぽいこともしたいな…と思ってましたが、M. 12-100mmPROがいくら寄れるとはいってもこの辺が限界。最大撮影倍率が出せるのはテレ端でなくワイド端側なので、ハーフマクロ相当まで寄れる場所を探すのに結構戸惑います。
そんなときのために持って来たのが、防水コンデジのTG-5。RAWで撮れることもあって、OM-Dで撮った写真と記事内で並べても比較的違和感のない現像が可能です(この下の2枚がTG-5によるもの)。
顕微鏡モードを使えばいくらでも接写が可能ですが、うっかりLEDライトを忘れてしまったので光量不足と影のコントロールでちょっと苦労しました。
カメラの雨対策はお忘れなく、透明ビニール傘があると捗るよ
雨の中の撮影では気が付くとカメラがこんなことになっています。オリンパスのOM-Dなど防滴性能の高いカメラならいいですが、そうでないものはタオルを掛けたりカメラ用のレインカバーなどで雨から大切なカメラを守ってあげましょう。
また、雨の日の屋外撮影はレインウェア(上下)を着ていても、傘も併用することでカメラやレンズの前玉を必要以上に雨に濡らさずにすみます。その際は透明のビニール袋を利用すれば、必要以上に太陽光をシャットしませんし、傘の影を気にすることもありません。
撮影後、使ったカメラは速やかに外部の水滴を拭き取ってあげましょう。細かい部分に入り込んだ水もブロワなどで吹き飛ばしつつ拭いてあげるといい感じですが、これはカメラ本体の気密性にもよるので防滴対策されたカメラのみとしておきましょう。
あとは濡れたストラップも外してしまい(PeakDesignのアンカーがあると楽ちん)、シリカゲルをたっぷり入れたジップロックに入れてしっかり乾燥させましょう。
私の場合は撮影後、車に乗ったらすぐにこの作業を行っています。電車移動の場合でも、駅のベンチやカフェなどでやってしまうと安心ですね。
自宅に戻ってジップロックに湿度計を入れて確認していましたが、数時間でかなり落ち着いたようです。この後シリカゲルを交換してもう一晩おくか、そのまま防湿庫に片付けるかはその日の濡れ方などから判断さればいいでしょう。
冬時期の結露対策も含め、基本的には雨や雪で濡れた際はこのお手入れで、これまで初代E-M1、E-M1 MarkII共に浸水関係のトラブルや定期メンテナンスでの問題報告はありません。
もちろん屋内の湿度が上がりがちなこの時期は、撮影の有無に関わらず防湿ケースや防湿庫でカメラやレンズを湿気から守ってあげるのは言うまでもありませんね。
おまけ:高幡不動に行ったら小川へ
ええ、今回も寄ってきてしまいました「らーめん専門店 小川高幡不動店」。
チャーシュー3枚の「半ちゃーしゅー麺」に味玉と替え玉で、これは明らかに食べ過ぎ(腹が…)。普通のラーメンと味玉、半ライス位で丁度いいはずなので、次回訪れる際には覚えておきたい(多分忘れる)。