今年はカメラを買わない年にしようと思ってたのですが、少しだけ気が変わりました…。
昨年末に登場したオリンパスのOM-D E-M1 Mark IIは、私にとってこれまでのベスト相棒と言えるカメラで、M.ZUIKO PROレンズ4本との組み合わせで、少なくとも自分の利用シーンにおいて「これ以上の存在は必要ない」と言い切れる安心感すらあります。
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しかしそれはそれとして、これまでフォーサーズ機、APS-C機、そしてマイクロフォーサーズ機と使ってきた自分には「やはり一度はフルサイズセンサー機(FF機)を使ってみたい」という単純な興味もあります(笑) 特にフルサイズセンサーの吐き出すダイナミックレンジとやらは一体どれだけのモノなのか? 実際に使わないことには語ることもできないな…と。
フルサイズ入門ならやはりα7かな…
そんな興味本位だけで高価なFF機に手を出すのも憚られますし我慢していたのですが、どうやら発売から時間の経ったやや型落ちのFF機なら、中古も含め結構お手頃になっているみたい…? キヤノンなら6D、ニコンならD610あたり。しかし今更大きな一眼レフ機を使うのもなぁ… と思っていたところ「そうだ、ソニーのα7があるじゃない!」と。
現行のα7IIは手ぶれ補正の搭載もあり非常に魅力的な機種ではありますが、MFT機メインの私が手を出すにはかなり勿体ない。しかし、初代α7なら新品、中古共に大夫お手頃。キットレンズ含めズームレンズは手ぶれ補正が搭載されていいますし、なにより防塵防滴(に「配慮」)のボディ&レンズは、私の用途にはピッタリ…かも?
…なんて前置き(言い訳)が長くなってしまいましたが、そんなことを考えていたら我が家に新しい相棒がやってきました。ねんがんのフルサイズ機をてにいれたぞ!
初代α7(ILCE-7)と標準ズームレンズFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSの組み合わせ。ズームレンズキット(LCE-7K)と同様ですが、状態の良さげな個体を別々に揃えました。
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 ボディ ILCE-7
- 発売日: 2013/11/15
- メディア: Camera
選んでいる最中、マップカメラでα7II(ILCE-7M2)の20000円キャッシュバック対応アウトレット品(箱スレ)が139,800円で売られているのを見て、かなりグラっと来てしまいましたが、FFのお試しにしてはまだまだ予算オーバー。レンズも別途揃える必要がありますしね。(…と思ってるうちに売り切れてくれたみたい)。
ソニー ミラーレス一眼 α7 II ボディ ILCE-7M2
- メディア: 付属品
α7(ILCE-7) | α7 II(LCE-7M2) | |
---|---|---|
撮像素子 | 35mm"Exmor"CMOSセンサー | 35mm"Exmor"CMOSセンサー |
有効画素数 | 2430万画素 | 2430万画素 |
AF方式 | ファストハイブリッドAF | ファストハイブリッドAF |
測距点(位相差/コントラスト) | 117点/25点 | 117点/25点 |
検出輝度 | EV0-20 | EV-1-20 |
画像処理エンジン | BIONZ X | BIONZ X |
ISO感度 | ISO100-25600(拡張ISO50/51200) | ISO100-25600(拡張ISO50/51200) |
連写 | 5コマ/秒 | 5コマ/秒 |
EVF | 2,359,296ドット | 2,359,296ドット |
モニター | 3.0型TFT/921600ドット | 3.0型TFT/1,228,800ドット |
手ぶれ補正 | レンズで対応 | 内蔵5軸補正 |
防塵防滴 | ○ | ○ |
撮影枚数(EVF使用時) | 約270枚 | 約270枚 |
重量(本体+充電池) | 474g | 599g |
外形寸法 | 126.9×94.4×48.2mm | 126.9×95.7×59.7mm |
発売日 | 2013年11月15日 | 2014年12月5日 |
SONY(ソニー) α7 実写レビュー | フォトヨドバシ
SONY(ソニー) α7 II 実写レビュー | フォトヨドバシ
フルサイズ機なのに圧倒的に軽いα7
さて、これで多少世代の差はあれど、これで「マイクロフォーサーズ」「APS-C」「フルサイズ」と、デジタル一眼に採用されている主なセンサーサイズのカメラが手元に揃いました。そしてシェアトップ2のカメラがない。あとはフジだな…(違)
せっかくこのような環境を作ることができたので、それぞれを経験しておくことで、長所や短所、使い分けや適切な利用シーンなどを見極めたいなと。そしてそれをこのブログにフィードバックして行ければと考えてます。
本当はいきなり雪山で雪に突っ込んでみたり、汚れたらシャワーで流してみたい気分ではありますが(オリンパスやペンタックス機ではよくやること)、さすがにソニーの防塵防滴はそこまでタフではなさそうなので、少しずつ可愛がっていくことにします。
そしてα7 IIとの比較表でも分かりますが、初代α7といえば圧倒的なのがその重量。キットレンズのFE 28-70mmは295gと驚くぐらいに軽くボディとセットで約790g。上に並べた3台のカメラの中でも群を抜いて軽いのです!(E-M1 Mark II+12-40mm F2.8 PROが実測で995g、軽量一眼レフを謳ったK-S2+DAL18-50mm REでも847gありました)
早速この数日、外出時に持ちだしているのですが、所有しているファインダー付きのカメラで、一番軽いのがこのフルサイズ機というのにはなんとも不思議な感覚。キットレンズもあまり評判がよろしくない(らしい?)ようですが、実際に使ってみるとかなり快適です。
ご覧の通りズーム時のレンズ繰り出しもほとんどなく(写真の28mmの状態が一番伸びています)、廉価版のキットレンズとしてはよくできた印象。天気さえ良ければ積極的に山にも持ちだしてみようと考えています。
ソニー SONY ズームレンズ FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS Eマウント35mmフルサイズ対応 SEL2870
- 発売日: 2014/02/15
- メディア: エレクトロニクス
眠っていたオールドレンズがようやく使えるように!
そしてα7ということは、こんなことができてしまいます。私が唯一持っているオールドレンズ「G.ZUIKO AUTO-S 55mm F1.2」を使ったマウントアタプタ遊びです。
α7IIを選ぶとうっかりこの方面にハマりそうで怖かったのもありますが、あくまでたまたま持っているレンズを活かすだけ(?)。α7で使うレンズは、便利な標準ズームと(オールドですが)大口径の標準ズームが1本ずつあれば、もう十分でしょう(と言い聞かせる)。
アダプターはK&F CONCEPTの格安アダプターを買ってみました。OM-NEX用ですがガタつきなどもなく、無限遠もきっちり出ています(ほんの少しだけオーバーインフ)。
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電池の持ちはかなり悪そう?なので…
α7に使われている充電池「NP-FW50」ですが見るからにサイズが小さく、容量は1020mAhと手持ちのカメラではファインダーを搭載しないPENの充電池よりも低いもの。
メイン機ではないとはいえ、これではあまりに頼りないので、こんなものを買ってみました。所謂、互換電池ですが2本の充電池の他、チャージャーもセットになったものです。
α7は本体に直接USBケーブルを差すことで給電できる代わりに、バッテリーチャージャーが付属していません。そこで本製品を使うことで、付属電池の充電も行えますしなかなか重宝しそうかなと。
[asin:B01DIXQ5GI:detail]
まずはこんな感じで、しばらくこのカメラを積極的に使ってみたいと考えています。