I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

SMAPからブログの書き方まで、最近手にしたインターネットな書籍

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インターネットみのある本たちです。

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先月今月と立て続けにはてなキャンペーンで本を戴いてしまったので、何か書かねば… ということで、比較的最近手にしたインターネットっぽい本をまとめてみました。
会社員を辞めてから通勤時間に本を読むことがなくなってしまったのと、本を買う際もKindle書籍ばかりになっているので、このような紙の本を手にすること自体かなり珍しくなっている気がします。

まずは、はてなキャンペーンに応募して当たった3冊からご紹介。

こうしてまとめると連続してたくさん貰ってるように見えてしまいますが、1冊は1年以上前ですし(貰っておきながら何も書いてなかった…)、直近のものは繰り上げ当選だって!(せっかく当たっても、連絡を無視してると当選が無効になってしまうようですよ)

食欲の秋? 読書の秋? はてなブロガーが執筆した「食」の本をまとめてプレゼント! - 週刊はてなブログ
※最近、当選のお知らせメールに返信がなく、当選が無効となるケースが多発しております。ご応募の際は登録メールアドレスのご確認をお願いします。

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『浪費図鑑』劇団雌猫

元々は『悪友』という同人誌として発行したものを、増補改訂して書籍化したものだそう。ソシャゲ、声優、アイドル等々… いわゆるオタク女性たちの、様々な「浪費(消費)」を語ったショートコラム12本に、インタビューや座談会を加えた軽めの構成。
自分もかつて収入の全てを趣味(釣り・音楽)に突っ込んでいた時期や、ハロプロアイドル系の現場通いをしていたこともあるので、共感できる部分があったりなかったり、さほど異世界の話とも感じずに「ふむふむ… わかる」と。(ただし、ど頭の「あんスタ」の書き出しが何のことやらサッパリ理解できずに挫折しそうになるのを、気合いで乗り切る…など)
個人的に面白かったのは振付師の竹中夏海さんのインタビューで、アイドルが一番嬉しい応援は「肯定」という言葉に重みがあって良かったですね。
あと「実質無料」はどこの世界でもダメな大人が使う言葉です。

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

浪費図鑑―悪友たちのないしょ話― (コミックス単行本)

私が応募したキャンペーン&本書を手掛けた同人サークル「劇団雌猫」さんたちのインタビューがこちら。

『SMAPと、とあるファンの物語 -あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど』乗田綾子

最近読んだ本の中で断トツに面白かった、はてな界隈では「小娘のつれづれ」の小娘(id:drifter_2181)さんとしても知られる乗田綾子さんの初単著。
1983年生まれである著者の人生のイベントに重ねてSMAPの歴史を紐解いていく構成ですが、メインのSMAPパートは極力主観を排し、丁寧な取材(主に当時の雑誌インタビュー、新聞などからの引用が多め)を積み重ねた内容となっています。
事務所のお家騒動や自称関係者によるまことしやかな噂話などを拾うことなく、当時の報道、(恐らく事務所の検閲が入ったであろう)メンバー本人たちのインタビューといった「公式の事実」をひたすら積み重ねることで、28年間を芸能界で生きた“芸能人としてのSMAP”がかえってリアルに描かれているように感じました。
キャンペーンでいただいてからしばらく手にしてなかったのですが(スミマセン)、先日妻が読んで「とても面白かった!」ということで、早速その翌日一気に読んでしまいました。

SMAPと、とあるファンの物語 -あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど-

SMAPと、とあるファンの物語 -あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど-

ちなみに、私個人のSMAPの出会いは光GENJI目当てで妹が見てた「あぶない少年」。「夢で逢えたら」の終了でガッカリして「夢がMORI MORI」はほぼ知らぬまま、ドラマ班が活躍してるなーと思っているうちに、『006』『007』『SMAPPIES』がバンド仲間界隈で話題になって注目、みたいな感じです。

SMAPPIES~Rhythmsticks

SMAPPIES~Rhythmsticks

  • アーティスト: インストゥルメンタル,ナタリー・カーティス,パメラ・ディグス,リンダ・フェンネル
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1996/04/24
  • メディア: CD
  • クリック: 6回
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『はてなブログ Perfect GuideBook』JOE AOTO

昨年の7月に発行された、はてなブログの非公式(!?)ガイドブック。1年前のキャンペーンでいただいたものですが、肝心のブログで報告するのを忘れておりました…。
はてなダイアリー時代から数えるとかれこれ10年以上のはてなダイアラー/ブロガーなので、基本的なブログの使い方についてはある程度身に付いてると思うのですが(?)、CSSでのカスタマイズなど技術的なことはサッパリなので、その辺りについて触れているPart 5「CSSを使ったブログカスタマイズ」などは、定期的に開いて参考にさせて貰ってます。独自ドメイン化など、もし今後検討することになったらやはり本書を紐解くことでしょう…。
さらに後半ではアクセスアップやユーザー間のコミュニケーション、アフィリエイトの張り方などにも踏み込んでいるので、もちろんネットから情報を集めるのもいいですが、総合的な情報を1冊の書籍で読みたい方には非常に役立つガイドブックでしょう。1年以上前の書籍なので、はてなカウンターのサービス終了など多少の差違は出てしまっていますが、特に問題になることはありません。

はてなブログ Perfect GuideBook

はてなブログ Perfect GuideBook

ここまで、はてなキャンペーンでいただいた書籍でした。ありがとうございます!
続けて、やはりはてなブログ、インターネットみのある書籍が3冊。

『Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ』ホマレ姉さん

以前からブログ「今日、なに食べよう?〜有機野菜の畑から〜」の読者なのですが(自分でもレシピ再現したり、我が家の定番になったものも!)、そのホマレ姉さん(id:homare-temujin)が野菜レシピの本を出すというので、ブログで告知を見てすぐにAmazonで予約を入れました。
本書で紹介されているレシピは有機野菜農家であるホマレ姉さんらしく、飛躍的珍しい野菜も数多く使われています。「バターナッツカボチャ」「ボルロッティ」「フェンネル」「バースニップ」「リーキ」… 初めて目にする名前も多く、どんな食感、味の野菜なのか想像するだけでも楽しくなります。
そしてなんといっても本書の写真の美しさ! どれも美味しそうな完成品の料理だけでなく、背景に小物をあしらったり、テーブルクロスやナプキン、オシャレな食器類のチョイスといったスタイリング… これら、すべてをホマレ姉さんが手配、撮影しているのだとか。すごい!
レシピは春・夏・秋・冬で章立てされているのですが、それぞれの季節に合わせた草花や木の葉、ときに材料となった野菜そのものが、さり気なくメインの料理に彩りを添えています。まさにインスタ映えのお手本のような写真ばかり!?(判型も正方形だ) 料理行程の写真もとても丁寧に撮られていて、これを準備するのにはとても手間と時間が掛かったのだと想像が付きます。

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ

ちなみに、本書の刊行記念としてキャンペーンが開催中。本で紹介されているレシピを再現して、その写真をInstagramに投稿すると、抽選で「ホマレ姉さん家の有機野菜つめ合わせセット」や「雷鳥社の写真技法書10冊セット」が当たるそうです。帰還は11月30日まで… ってもうあとわずか! 間に合えば私も参加しよう。
『Cool Veg 農家が提案する これからの野菜レシピ』刊行記念――ホマレ姉さん家の有機野菜がもらえるキャンペーン実施中!(雷鳥社)

本書が当たる「週刊はてなブログ」のキャンペーンは本日まで。また当たってしまったらどうしよう!

『無理なく続けられる! 副業でも充分稼げる アフィリエイトのためのブログの書き方講座』鈴木利典

はてな界隈では鈴木こあら(id:suzukidesu23)さんとしてもお馴染み、鈴木利典氏による2冊目のブログアフィリエイト関連書籍。
私自身は元々アフィリエイトのためにブログを始めた訳ではありませんが、現在はご覧の通りこのブログにも様々な広告やアフィリエイトのリンクが張られています。そこから発生する収益は、現在の生活に欠かせないものになっていますし、ある意味では「副業ブロガー」と言えるかもしれません。
私の場合、形は変われど昔からずっとネットで書き続けているので、今更ブログを書く目的や続けることについてわざわざ考えることはありませんが、ひたすら書くだけの自分から一歩引いてブログ全体のカラーや読者層、方向性について考えることができるプロデューサー的視点を持つことは、“読まれるブログ運営”のためには決して無駄にならないとも考えています。
本書はそのようなブログ運営のノウハウについて、初心者にも分かる言葉で丁寧に解説されている書籍だと感じました。分かりやすい目先の数字だけを見るのでなく、多角的な視点で自分のブログをプロデュースする力を付けることの重要さに気付かせてくれる良書だと思います。

ただしブログで“稼ぐ”ことに主眼を置いてしまうと、読まれることとは別で商材との親和性なども関わってきますし、私のような「まず書きたい(伝えたい)ことありき」のブロガーはそれはそれで茨の道なのかもしれませんね(笑)

『捕まえて、食べる』玉置標本

DPZを始めとするウェブメディアで活躍するライター、玉置標本さんの著書。製麺会などで何度かお会いする機会があり、新刊が出るということでしたので本書を手にしました。
我々の生活から身近なところにいながら、意外にその存在に気付かない動物、虫、そして植物を自分の手で「捕まえて(採って)」「食べる」お話が全10本。そこに登場するのは、未知の怪魚や幻の釣魚でなければ、猪や鹿、熊といった狩猟免許の必要な動物でもありません。東京近郊の干潟にいるアナジャコやマテガイだったり、千葉の砂浜で網を投げると絡まってくるカニ、マグロのトロを使って魚(ギンポ)を釣ったりと、生きるためのの狩猟とは異なる体験自体を楽しむ趣味性の高い「捕まえて、食べる」。
「自分の力で捕って、食べてみたい」気持ちは、昔から釣りを趣味にしてきた自分も理解できる部分もありつつ、では実際に自分もやってみるか?と言われると「食べるのはホタルイカとギンポ、ヒラツメガニ位でいいかな…」みたいな所も正直な気持ち。ザザムシは無理だ(釣り人のくせに)。
アナジャコの筆釣りは体験したいけど、リリース前提かなぁ… といった感じで、私の場合『捕まえて、逃がす』という身勝手かつ捕まる生き物にとっては甚だ迷惑な趣味嗜好であるため、あまり大きな声で言うのはやめておきます。

捕まえて、食べる

捕まえて、食べる

版元である新潮社のページでは椎名誠さんが書評を書いています、わしらは怪しい探検隊!
玉置標本 『捕まえて、食べる』 | 新潮社

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