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アクシーズクイン“ワタズキン”でフードなしのダウンジャケットにフードをプラスしてみる

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冬山シーズンを前にしてちょっと面白いアイテムをゲットしたので紹介します。

山で使ってるダウンジャケットはフードなし

山での休憩中やテント場での保温着(インサーレーションウェア)として使っているダウンジャケットですが、私はフードが付いてないモデルを使用しています。

人によって好みもあると思いますが、重ね着するハードシェルやソフトシェルにフードが付いてること、冬山ではバラクラバも使いますし私の場合カメラのストラップなどを首に掛けたりするので、首元はスッキリさせておきたのがその理由です。

ダウンジャケットは夏のアルプスや秋位まで使う薄手のULダウン(800FP)と冬に使う900FPの温かいモデル。どちらもモンベル製のもの。

首元や頭の防寒に関しては日中はバラクラバ、ビーニー(ニット帽)、シェルのフードがあれば稜線でもまあ特に問題はありません。そもそもダウンジャケットは行動着ではありませんしね。
しかしながら、夜間にじっと動かずに星を撮ったりしていると「やっぱりフード付きのダウンジャケットが欲しいな……」なんて思うこともあります。

そんなお悩みをピンポイントで解決してくれそうなアイテムが、今回買ったアクシーズクインの「ワタズキン」なのです。

アクシーズクイン「ワタズキン」

細かな説明よりも製品写真を見るのが一番手っ取り早い。そう、ダウンジャケットのフード部分だけです(笑) 実際はダウンではなく、ウール混の中綿が使われていて、名前も「綿頭巾」だから「ワタズキン」とド直球。

via: 2023春夏 | アクシーズクイン | 機能性の高い登山・アウトドアウェアの新製品ラインナップ

正面は4つのスナップボタンで止めるようになっていて、首回りから肩にかけてをスッポリと覆ってくれます。フードとしての使い方だけでなくネックゲイター的に首回りの保温にも使えそうですね。

色は黒(墨色)、赤系(海老茶)、黄色系(鶸茶)、青系(鉄紺)の4色で、サイズはMとLの2サイズ。合わせるインサレーションや保温着に合わせて色を選べますが、自分の場合は持ってるダウンの色が青と緑と統一感がないので、無難な墨色を選びました。

色の合わせが微妙なことは言わないで……

店舗で見かけないのでサイズ感が分からなかったのですが、ユニセックスでツーサイズなら、まあLを選んでおけば男性は無難でしょう。私は頭も大きいし……。

ワタズキンを実際に着用してみる

実際に着用してみるとこんな感じ。中肉中背の私が装着して「ちょっと大きいかな?」位のサイズ感なので女性の場合はMで問題なさそう。

「防災頭巾みたい」とか言っちゃダメです!

もちろん普通のフードみたいに跳ね上げて後ろに下ろすこともできます。

更に上からハードシェルを着てしまうと、もう普通にダウンジャケットのフードにしか見えませんね。ダウンじゃないですけども。

フードオンフード。夜の撮影などはペラペラのハードシェルのフードのみを被るよりも断然温かいでしょう。バラクラバでもいいのですが、こちらの方が口元がすっきりしますし(もちろん両方着用するのもアリですね)。


収納・価格・素材など

この「ワタズキン」には専用のスタッフバッグが付属していませんが、無理矢理押し込めばダウンのスタッフバッグに一緒に収めることができました。

中綿の素材ですが「サーモウール中綿」という、調湿・吸湿発熱・消臭効果のある天然ウールと化繊のハイブリッド素材のようです。実際に冬の山で使った訳ではありませんが、この記事のために写真を撮っている最中ですも、すでに頭や首回りはポカポカ。合わせて着ていた薄手のダウンよりも温かく感じてしまった程?です。

そんな「ワタズキン」の価格は6000円。安いか高いかは微妙な所ですが、フード付きのダウンジャケットを新たに買うことを考えたら全然安上がりだと思います。
正直言うとモンベルのダウンも買い換えたいのですが、冬山はなにかとお金がかかりますし、使えるものはまだまだ活用しないと勿体ないですからね。

でもアクシーズクイン、あまり売ってないよね……

さて、このワタズキンを作ってるアクシーズクイン。結構面白い商品を色々作っている国産ブランドですが、グローブなどは石井スポーツでもよく見かけるものの、他のラインナップはあまり売ってるのを見ないのですよね。

「凌(シノギ)」なるコンセプトで一風変わったレインウェアや防寒アイテムを作っているブランドですが、試せる機会がないのがなんとも勿体ない。登山だけでなく、釣りやキャンプで使っても良さそうな製品が色々あるのですが……。興味があれば、ぜひ一度ホームページを覗いてみてくださいませ。

2023春夏 | アクシーズクイン | 機能性の高い登山・アウトドアウェアの新製品ラインナップ

雨具も普通のレインウェアとはちょっと違ったコンセプトの製品があって気になります。以前も気になっていることを書きましたが「ツユハライ」は巻きスカートのように装着してから、股の部分をボタンで止めてズボン的に使うレインアイテムで、夏場の樹林帯などで使うとかなり涼しいみたいです。

あと、Amazonにもあまり売ってないので、私は楽天系のショップで購入しました。この「ワタズキン」とかもし店頭で見かけたら絶対にその場で購入してまいそうなアイテムなので、もっと知られてもいいと思うのですけどね。

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