先日、無印良品で買った「ヤク混ウール」のセーターがいい感じなので紹介します。
無印良品でヤクの毛を使ったセーターが売られているのは以前からなんとなく知っていたのですが、昨年ネパールで本物のヤクたちを見たこともあって、グッとヤクへの親近感が湧きました。
改めて「ヤク」という動物ですが、ネパールやチベットの標高4000mを超える地域に生息する牛の仲間。一部に野生の個体もいるそうですが、その多くは家畜化されたもの。
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全身が長い毛で覆われ(毛色は黒・グレー・茶など色々)、ちょっといかり肩気味のフォルム(バッファロー風?)が特徴。荷運び仕事を筆頭に、乳用、食用(ヤクステーキ美味しい!)に毛皮、さらに糞を乾燥させてストーブの燃料に使われるなど、シェルパ属をはじめとする地元の人々の生活に欠かせない家畜です。
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ちなみに、ネパールのトレキングルートを歩いていていると、標高3500mぐらいまでは「ゾッキョ」というヤクと牛の交雑種(メス牛とオスヤクの掛け合わせが多いらしい)が多く活躍しているのですが、これはヤクが暑さに弱いこともあって4000mよりも低い標高で働かせるために作られた家畜。オスのゾッキョは繁殖能力がなく1代限り(悲しい)。メスゾッキョは繁殖能力もあってミルクも出るそう。
そんなヤクの毛を使ったセーターが、日本の無印良品で手軽に買えるならこれはぜひ試したい!
私が店頭で見たのは「ヤク混ウールのクルーネックセーター」とカーデガンだったのですが、他にもいくつかのラインナップがあるみたい? 今年に入ってずっと無印のネットストアがメンテ中で見られなかったのですが、ようやく本日復活したようです。
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私が買った「ヤク混ウールのクルーネックセーター」は比較的薄手のニット地のセーター。
「ヤク混ウール」なので全てヤクの毛な訳でなく、ウール70%に対してヤクが30%の比率(ネットストアを見たらヤク50%のヤクウール製品もあるみたい)。実際のヤクを見ていると「あの毛は相当暖かいだろうな……」と思うのですが、改めて羊の毛であるウールに対して、「牛の毛」というのはなんだか不思議な感じもします。「牛毛のセーター」って初めてですし。
実際のヤクの毛に触れた際はちょっとゴワゴワしていたのですが(汚れたオーバーコートですし……)、衣類用として洗浄、整えられたヤクの毛はとても柔らかなのだとか。
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無印のウールセーターは以前から着ていますが、このヤク混ウールのセーターはそれらと比べてもなんとも着心地がいいです。購入以来、ほぼ毎日のように着ていて、朝起きたら薄手の長袖インナー(ヒートテック、ホットコット、無印あったかインナー等)の上に重ね着して2枚のみで1日過ごしています。
出かける際はソフトシェルかナノパフを1枚羽織れば冬の東京なら十分です。
暖房をそこまでガンガンに効かせない(眠くならない程度に)状態での部屋着って結構難しいのですが、シャツを着てカーデガンやフリースを羽織るよりも、2枚のみで過ごせるのがとても身軽です。今回はピッタリ目のSサイズでなく比較的ゆったり着られるMサイズを選んだのも正解。
軽い着心地の割に暖かいですし、肌に触れてもチクチクするようなことがなく、もう1枚買ってもいいかも。復活したネットストアを見ると一部商品はセール価格になっているようですね。