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2021年初登山、残雪の北アルプス遠見尾根で後立山連峰を眺める

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昨年の年末以来、3ヶ月ぶりの雪山に行ってきました。北アルプスの遠見尾根です。

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2021年の初登山は遠見尾根:大遠見山まで

昨年末に谷川岳で2020年登り納めをした我が家ですが、年が明けて再び首都圏には緊急事態宣言……。この時期の楽しみである雪山登山は全て県外への移動を伴います。マイカー登山が中心の我が家は人との接触はかなり低いものの、しばらく県外移動を伴う登山についてブログ等での発信は控えることにしました。まあ結局一度も行かなかったのですが……。

緊急事態宣言も明け(といっても現状かなり厳しい状況ではあるのですが)、我が家もそろそろ県外登山を復活させることにしました。
しかしながら自粛期間の間、身近に歩ける低山すら全く歩いていなかった3ヶ月……。せっかくの雪山シーズンに他のことをする気になれなかったのもありますが(バードウォッチングも楽しかったですし)、何にせよ体はすっかりなまってるはず。当初は北八ヶ岳あたりを考えましたが、すっかり雪も消えてしまったようですし、できればまだ雪が残っているアルプスに行きたいなと。

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真っ先に候補に上がったのが、中央アルプスの木曽駒ヶ岳。今年は1月3月と登山者が巻き込まれる千畳敷カールでの雪崩事故が起こってますが、3月の事故からは半月以上経っていますし、ここの所は降雪もないはず…… と現地の情報を調べていたところ、3/29にもカール内で雪崩があったばかりのよう。当日は気温も上がりそうでしたし、木曽駒は諦めて行き先は北アルプスの遠見尾根としました。

お隣の八方尾根(唐松岳)も好きな場所ですが、久々のリハビリ登山にしては少々コースタイムが長い……。遠見尾根なら小遠見山(ことうみやま)、中遠見山(なかとおみやま)、大遠見山(おおとおみやま)と順番に小さなピークがあるので、仮に体力不足を感じても途中で引き返しやすい。

遠見尾根は以前、五竜岳に登る際に際に歩いてますが、真夏の炎天下に長く蒸し暑い樹林帯でフラフラになった記憶もあり、そろそろ別の記憶で上書きしたいなと。

山行ルートと活動データ

遠見尾根は後立山連峰の東斜面に伸びる尾根のひとつで、五竜岳を目指す際のルートとしてお馴染みです。麓には白馬五竜スキー場があり、白馬八方や栂池高原同様にスキー場のゴンドラやリフトを利用して標高アップできるのも魅力です。

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リフトを下りてからでも後立山連峰の稜線(白岳、五竜山荘)に出るまでCT5時間近くある遠見尾根ですが、今回はその途中の大遠見山(2106m)まで目指すことにしました。コースタイムは片道3時間ほど。


遠見尾根:地蔵の頭・小遠見山・中遠見山・大遠見山 / OKPさんの中遠見山大遠見山(長野県)小遠見山の活動データ | YAMAP / ヤマップ

白馬五竜テレキャビン&リフトで一気に標高1600m台へ

金曜日は少し早めに寝たものの、久々の登山シフトに体が慣れてなく殆ど寝付けぬまま2時過ぎの出発。現地までの運転がつらい、というかダルい。山を歩くのは楽しいですが、年々この早出や移動がキツくなっているので、早く高速道路の完全自動運転が実現しないか……なんてことを考えてしまいます。

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広いエスカルプラザ駐車場(他にも数箇所アリ)

朝5時半に白馬五竜スキー場エスカルプラザの駐車場に到着。このスキー場はかつての「五竜とおみスキー場」の名前の他、「白馬五竜スキー場」、数年前からのネーミングライツによる「エイブル」の冠が付いたものがありますが、全て同じ場所のこと。ナビ等はスキー場のベースセンターである「エスカルプラザ」で設定するのが良いでしょう。

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トイレや売店の揃った「エルカルプラザ」

以前来た際はゴンドラを使わずにいきなりスキー場を歩いたので(五竜山荘のテント場が混むと聞いてゴンドラの運行前に入山。結果、最高に疲れた……)チケット購入等の勝手が分かりません。山岳バス等でもあるあるですが、スキー場によってはチケット列とゴンドラ列が別だったりするんですよね。

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ゴンドラリフトの「とおみ駅」

白馬五竜スキー場の場合、登山利用の場合はいたってシンプル。普通にゴンドラリフト(白馬五竜テレキャビン)の入場列にスキーヤーたちと一緒に並んで、乗車時に窓口で紙チケット(往復2000円)を購入すればOK。

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そういうことです

スキー場利用客と一緒に並びましょう。

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登山の場合は何も買わずにこの列に並べばOK

この日の白馬五竜テレキャビンの始発は8時15分。8時を過ぎる頃には、とおみ駅前には長蛇の列ができていました。といってもその殆どがスキー場の利用者で、ICチケットでサクサク入場して行きます。八方尾根と比べても明らかに登山客が少ない感じでしょうか。

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登山客はゴンドラに乗る直前にチケット購入

この日の天気予報は朝方まで曇りで9時頃から晴れ、そして昼過ぎには再び曇りというもの。日中の晴れ予報を期待しますが、スタート時点ではこの空模様……。

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ゴンドラでアルプス平駅まで上がった後、スキー場を少し下りて「アルプス第一ペアリフト」に乗り継ぎます。

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ゲレンデに出ると雲の合間から青空が見えていました。リフトの向こうに見えているのは五竜岳から唐松岳に掛けての後立山連峰の稜線、右に伸びているのは八方尾根。

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リフト乗り場で回数券1回分(450円)の料金を支払います。リフトが使えるのは上りのみで、下りはゲレンデを歩くことになります。ペアリフトですが、1人ずつ乗せられたのは感染症対策だからか、登山客はザックがあるから1人ずつなのかも。

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リフトの上からも雲の晴れ間に五竜岳の武田菱(積雪期に五竜岳山頂付近の雪と岩で甲斐武田氏の家紋のように見えるもの。遠見尾根からよく見えるとされてますが、実はリフトあたりが一番綺麗に割り菱に見える角度な気もします?)が見えました。あっという間に雲に隠れてしまいましたが……。

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地蔵の頭から小遠見山を目指す

リフトを下りたらアイゼンとストックを準備して出発。既に気温も上がりそうなので、ハードシェルは最初から脱いでしまいました。
夏道同様に目の前にある地蔵の頭に直登するか左手側から巻いてスタートかですが、ここは直登で行きます。そういえばリフトを下りてから、地蔵の頭までうっかり写真を撮ってませんでした。

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地蔵の頭の周辺は既に雪がありませんでした。

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地蔵の頭を巻いて行く人の方が多い? 地蔵の頭からは結局すぐ降りるので巻いた方が早いです(笑)

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でも、地蔵の頭に登れば山はよく見える。八方尾根と白馬三山。向こうは晴れてますね……。

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地蔵の頭から少し下って正面の雲の中に伸びているのが遠見尾根。右奥に五竜岳がかすかに見えています。

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一度下って樹林帯の上りが待っています。夏とは全く光景が違うので、完全に初めての山状態。

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そして完全に雲に飲まれた遠見尾根。シャリシャリな残雪の中を上って行きます。周囲はガスガスですが気温は高く汗が吹き出します。

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この遠見尾根は我々のようなハイカーが多いですが、五竜岳を目指す人やBCの人います。

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基本的には歩きやすい尾根ルート。視界さえ良ければ迷うことのない一本道です。

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たまーにガスが薄くなって、アルプスが見える瞬間を楽しみにしながら歩きます。

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昨年末に歩いた谷川岳天神尾根の大名行列に比べたら、人も少なくマイペースで歩ける遠見尾根。天神尾根や八方尾根同様に歩きやすい雪山登山の入門ルートなので、日によっては混み合うこともあるようですが、この日はだいたいこんな雰囲気でした。

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歩きやすい稜線ですが、雪庇が張り出している場所もあります。残雪期なので雪庇のサイズは小さくなっていますが、雪が緩んでクラック等も増えているので、トレースだけを信じずに歩くことが大事。

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五竜岳格好いいですねえ。あの武田菱の間をスキーで滑る人がいるのだとか…… 信じられない。

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五竜岳と唐松岳の間の稜線。真ん中のトンガリが大黒岳、その右側が牛首の岩場かな。

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最初のチェックポイント「一ノ瀬 髪」。

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左から後立山連峰の稜線と右から八方尾根がぶつかるあたり。2000m台に雲が掛かっていて、上からは雲海が見えていることでしょう。そしてこちらの遠見尾根はその雲の中……。

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雲の上は八方尾根の丸山あたりでしょうか。奥が鑓ヶ岳(白馬三山)かな。

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一方相変わらず真っ白な遠見尾根。

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名前の見えない標識を通貨。

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少し回り込むようにして小遠見山(2007m)の山頂部。小遠見山は巻くこともできますが、この日は稜線以外は極力歩かないようにしておきました。

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本来なら鹿島槍の展望ポイントですが、このガスガス。

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この辺りで大遠見山までのコースの約半分なので、行動食を食べたりして小休止。

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雲の位置が少し高くなってる……。

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雲の中の稜線を中遠見山、大遠見山へ

再びガスの中へ下りて行きます。

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八方尾根は五竜岳に向かって上りっぱなしですが、遠見尾根は小さなアップダウンが何度もあります。抑揚があると言えば聞こえはいいですが、この下りが後で登り返しとなって立ちはだかります。

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まだ森林限界ではない樹林帯ですが、冬のアルプスは雪庇ができるぐらいに雪が降り、風も吹くのですね。この日は雪山とは思えないぐらいに、ほぼ無風でしたが……。

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小遠見山から中遠見山はちょっとしたコルを挟んですぐです。標高も2007mと2037mなので、別の山というよりはちょっとした起伏。

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中遠見山では少し晴れました。しかし相変わらず2000m台には雲。

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鹿島槍ヶ岳は相変わらず見えませんが、足元のカクネ里が見えました。カクネ里は夏には雪渓として雪が残る場所で、国内で氷河認定された雪渓としても有名ですね。それにしても谷の両側から雪崩の跡(デブリ)が凄いですね……。

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妻が斜面を指して「あんなとこにテント張ってる」と言うので「まさか!」と思って見たらひっくり返って斜面の途中に引っ掛かったテントでした。風がないので微動だにしません。

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山頂アタック中に飛ばされたのか、撤収中などに強風で飛ばされたのか……?
雪が締まっている時期ならともかく、グズグズの残雪で斜面はクラックだらけのこの時期、さすがにロープなしで取りに行くのは難しそう(ちなみにすぐ上の稜線側からは雪庇もあって見えない場所)。

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飛ばされたときの状況(天候)次第では、持ち主の方もここにテントがあることすら知らないかもしれませんね。雪が溶けたら回収も難しくなりそうですし、少し風が吹いたらまた何処かに飛んで行ってしまいそうですし、なんとも気の毒なテントでした。

恐らく正面の雲の中が大遠見山。

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稜線から少し下るとクラックだらけ。

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中遠見からの稜線。

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目の前に最後の急登が待ち構えています。

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崩れかけの雪庇(というか目の前で音を立てて少し崩れた……)。古いトレースよりも内側にクラックが入ってたりするので近寄りすぎないように。

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ただしあまり谷に寄りすぎるのもよろしくないかも。

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遠見尾根テント泊、いいですね。今シーズンこそ来ようと思ってたのですが、まさかコロナ禍がここまで続くことになるなんて……。

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虚無の大遠見山でガスの晴れ間を待つ

またしても虚無ってきましたが、どうやらここが大遠見山のようです(笑) 標高は2106m。

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本当にここ?…… ともう少し進んでみたらGPSで山頂を通り過ぎてしまったので、やはりここが山頂。標識などは見当たりません。そういえば、夏山シーズンは稜線のトップを少し外れた辺りに小さな標識があるだけの場所。確か小さな池があって休憩したのを覚えています。

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夏の遠見尾根。3枚目は中遠見山からの鹿島槍ヶ岳、4枚めは大遠見山からの五竜岳。

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夏の北アルプス五竜岳・唐松岳を縦走してきた【1日目・灼熱の遠見尾根から五竜岳へ】 - I AM A DOG

しばらくのんびりしながら、ガスが晴れるのを待ちますか…… と思ったらいきなり少し晴れたりして。

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遠見尾根の続き(名無しの小さなピークや西遠見山)の向こうに五竜岳。こんな感じの薄い晴れ間と虚無の繰り返し。恐らくこの標高に掛かっている雲が原因です。白岳(右奥の白い山)あたりからは丁度いい雲海に見えていることでしょう(笑)

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八方尾根や唐松岳から見る五竜岳も格好いいですが、この角度からの五竜岳も格好いいですねえ。夏に歩いたときはこの辺りはヘロヘロで、この角度の五竜岳をちゃんと見ていた記憶がありません(笑)

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みんなガスが晴れると一斉に立ち上がって山を見る。カメラ、スマホを構える(笑)

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恐らく一番晴れた瞬間の五竜岳。

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尾根の反対側、雲に隠れていた恥ずかしがり屋の鹿島槍ヶ岳もついに見えた!?

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山頂部だけが雲に浮かんだ島みたい。

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鹿島槍ヶ岳の山頂とカクネ里。

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こんな状態なのでちょっと急な斜面はいつ崩れてもおかしくない。

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尾根を歩いてる最中も大遠見に居る間も、尾根の両側から何度もゴゴゴ…… と雪が崩れる音(恐らくちょっとした雪崩)が聞こえていました。

遠見尾根を下山

大遠見山では結局小一時間ほどのんびりしていましたが、お昼を過ぎましたし予報的にもこれ以上晴れることはなさそうなので(?)そろそろ下山します。

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中遠見山と小遠見山。行きはあまり感じなかったアップダウンが地味にこたえます……。

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それにしてもカクネ里のデブリがエグい。

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先程のテントを逆側から。

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たまに突然見える鹿島槍ヶ岳の山頂。

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もう、これはこれでアリな気がしてきました(笑)

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氷河の上に島が浮かんでいるみたいじゃないですか?

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八方尾根は快晴。

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小遠見山に掛けて、この時間まだ上がってくる人が居ますが、テント泊の人もいれば小遠見山までの人もかなりいるみたいですね。遠見尾根からの景色は基本それほど大きくは変わらないので(角度が変わるので山の見え方は変わりますが)、小遠見山だけを目的にしてじっくり景色を楽しんだり写真を撮るのもアリだと思います。

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白馬盆地、こうして見ると地形的に面白い場所ですね(複数の川による扇状地ですよね)。

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今年の雪山シーズンはコロナで散々でしたが、残雪のアルプスも素晴らしい!

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小遠見山の人たちが一斉に見ているのは……

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恥ずかしがり屋の鹿島槍ヶ岳、この日何度目かのお目見え。

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しかし、なかなか五竜とつながった稜線までは魅せてくれません。

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遠見尾根の向こうに鹿島槍ヶ岳ドーン!

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五竜岳もドーン!

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谷筋のデブリを見るのにハマる。恐いけどずっと見ていたい(双眼鏡忘れてしまった……)。

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地蔵の頭が見えてきました。見事に頭だけ雪がない。

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遠見尾根の裾のから白馬盆地、その先に広がるのは飯縄、戸隠、妙高など北信の山かな。

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この時間、この標高になると緩んだ雪で踏み抜きもあるので注意。

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この辺り、油断するとズボッと行きます。

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スキー場を歩いてテレキャビンアルプス平駅へ

地蔵の頭に戻ってきました。ゲレンデよりも展望のいい場所なので、ハイカーだけでなくスキー客も板を脱いで上がって来てるみたい。

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午後は曇り予報でしたが、そこそこ晴れてます。

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地蔵の頭からはリフト側でなく、スキー場の脇に向かって直接下りて行きます。

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コースの端を邪魔にならないように歩いて……。

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八方池山荘が見えています。今回はパスしましたが、多分唐松岳のCTでも大丈夫そう。

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アルプス平駅。

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おつかれさまでした。アイゼンを外しておしまい。

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白馬五竜テレキャビンで悠々下山。

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昨年末以来、久しぶりの登山でしたが、やっぱり雪山は楽しいですね。残雪期を楽しめるのも残りわずかですし、もしかしたらGW前にまた緊急事態宣言が出かねない状況ではありますが、可能な限り自分たちのペースで楽しみたいものです。今年こそは春の立山に行けるといいのですが……。

あと、今回は久々の登山なのでカメラも1台のみ。最近は鳥を撮るのに望遠ズームばかり使っていましたが、やっぱりM.ZUIKO 12-100mm PROは便利だし使いやすいですね。

おまけ:八方美人のラーメンって変わりました?

下山後に無償にラーメンが食べたくなってやってきた白馬八方の「八方美人」。店の看板は以前と同じですが…… 出てきたラーメンが以前(2019年頃)とかなり違うような? 丼も以前の写真とは違うものですし、麺、スープ(醤油、味噌共に)、具材までも以前食べた際の記憶とは大きく異なります。

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今まで2回食べている店で、白馬五竜からあえてここまで来たのは(少々高いものの)好きな味だったからなのですが、どう考えてもブレのレベルでなく違うラーメンでした。

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以前の特性みそと特性しょうゆラーメン

味については特にコメントしませんが、食べたかったラーメンとは違うものでした。中の人(業者)が変わったのか、何か他に事情があるのかは分かりませんが、ここまで違うラーメンを出すのなら看板やせめてメニューは変えておいて欲しかったな(メニュー写真も以前のままだった気がします)。

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