今年の1月からほぼ毎週通っている東京の野川。先日も2週続けて流域を上流部から多摩川まで歩いたばかりですが、それとは別にいつもの散歩エリアで春の野川の光景をスナップしてきました。
先週の前半、桜も満開を迎えて風が吹けば桜吹雪が舞い散る野川の河川敷を歩きながら、いつのようにカワセミを始めとする鳥たちを探しながら歩きました。よく考えたらここまで同じエリアに連続して通い続けながら、写真を撮っているのも私にしては珍しいことかも……?
野川の桜は有名な桜スポットのように両側から川面を埋め尽くすようにある訳でもなく、結構控えめにポツポツと…… 一部親水公園的なスポットには多めにまとまってますが、散歩していると川辺の菜の花の黄色に新緑、桜のピンクがバランス良く(?)目に入ってくる感じ。
桜の枝に止まるカワセミが見られたらいいな……と思っていましたが(冬の間にカワセミがとまる桜の木は数本確認はしていたのですが)残念ながらそのような光景は見られませんでした。
それでも徐々に目立ち始めた新緑の中に佇むカワセミの姿はまさに春そのもの。当初は見つけることに苦労していた鳥ですが、今はかなり広範囲に縄張りがあることも分かったので、丹念に歩いていればほぼ毎回会えることも分かりました。あとはやはり鳴き声で見つけられることも増えたかも。
飛んでる姿のように見えるけど実は止まったままの羽ばたき。羽根を閉じていると丸っこくて可愛い姿ですが、羽を広げると本当に美しい鳥。そのギャップに魅せられてしまう人も多いのでしょうね。
この控えめな黄色とピンクのバランスが好きです。
せっかく望遠レンズを持って歩いているのだから、こういう切り取りもできますね。
菜の花の額縁に囲まれたコサギ。
ダイサギ(とよく見るとカルガモ)。
向こうから目の前に飛んできてとまってくれたカワセミ。
思わずレンズのズームを少し引いてしまったぐらい。
近くから大きく撮れると嬉しいですが、狩りのスピードには付いて行けなかったり……
ペアのカワセミ。顔が隠れている方がオスですね。
オスが飛んで行ってしまいました。
コガモのカップル。メスにも綺麗な緑の羽根があるんですね。今まで気づきませんでした。
飛んでいったオスが戻ってきました(けど今度はメスが何処かに行ってしまった……)。
遠くの桜吹雪を撮るのに望遠レンズは便利ですね。
楽しい春の散歩でした。先週末から我が家もようやく登山を再開したので、探鳥散歩の頻度は少し減ってしまうかもしれませんが、機会があれば引き続き野川の鳥たちの姿も覗かせて貰いたいと考えています(山を歩いていても、すっかり鳥の鳴き声が気になるようになってしまいました)。