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多摩動物公園が再開園されたので行ってきた:女王を失ったハキリアリの展示を見る

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6月4日より多摩動物園が5ヶ月半ぶりに入園再開されました。そういえば2019年以来しばらく行ってなかったこともあり、久々に訪れてみました。

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再開園された多摩動物公園、当面はネットでの事前予約制

先週は同じく入園再開した神代植物公園に行ってきましたが、同様の都立公園である多摩動物公園も長らく(昨年2020年の12月26日より)コロナ禍の影響により休園が続いていました。それが6月4日より入園者数を1日2000人に制限して、再開園となりました。
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多摩動物公園のオンライン決済と入園整理券予約システムのご案内 | 東京ズーネット

整理券の予約は特設ページから日時を選んでQRコードを取得する方式(神代植物公園と同じ手順だったので、都立公園系は同じ予約システムを使っているようですね)。

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予約は毎週土曜日の正午から、2週間先までの予約が始まります。週末の予約はすぐに埋まってしまうようですが、平日なら当日分の予約も可能だったりします(早い入場時間の枠から埋まって行きます)。私は気付いた時点で最も直近で予約が可能だったのが14日だったので、12時半からの入園を予約(入園は指定の1時間内にする必要があるので、昼からでいいかなと)。代休を取った妻と出掛けてきました。

動物園内の飲食店は営業しているようですが、昼からの入園だったので食事は高幡不動のらーめん専門店 小川にて。こちらも久しぶりですね。

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雨が振ったら高幡不動尊のアジサイも見に来たいと思っているのですが…… 東京もようやく梅雨入りしたことですし、どこかで機会がありそうでしょうか。

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多摩動物公園に到着すると12時半の入場者で既にこの行列ができていました。私たちが並んだ2列目もあっという間ににいっぱいに……。平日の昼入場でこの人の数、並ぶレーンは5本ほど作られていましたし、週末や朝一などはもっと人が多いのかもしれません(2000人を6枠の入場時間に単純に分けても300人強ですしね)。

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時間になると列の順番に検温とQRコードのチェック(この時間は2列でした)が行われ、確認を終えてから券売機でチケットを購入する流れ。

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園内は広大なので入園してしまいえば特に混み合うことはありませんが、1日2000人制限ということなので平日の入園者数としては、体感的にはコロナ前とそれほど変わりないようにも感じます。

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元々動物園は平日でも常連客が一定数いる場所ですし(大砲カメクラ含め)、この日などは平日にしては小学生ぐらいのお子さんを連れた家族連れが多いようにも感じました。

女王アリを失ったハキリアリの展示

先日、はてなブックマークなどでも話題になった女王アリが死んだハキリアリのコロニーについての記事(非常に興味深い記事なので未読の方はぜひ)。丁度いいタイミングでの知ることができたので、入園して最初に昆虫園に向かいました。ということで当然ですが虫の写真です(アリとチョウ程度ですが)。

多摩動物公園の昆虫園はたくさんのチョウが放し飼いされている温室のある生態園と本園からなり、ハキリアリの展示は本園の2階。実は毎回昆虫生態園には入っているのですが、本園には立ち寄ってなかったので、ハキリアリの展示を見たのも初めてのことでした。

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こちらがハキリアリの展示。

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女王アリが死亡したことで、新たな働きアリが生まれずに、かといって群れの機能が突然止まってしまう訳でもなく、残されたアリたちの寿命と共に徐々に衰退していく巣の展示となっています。その過程で、細かく役割分担されていたアリたちの仕事が停滞し、徐々に群れの機能が失われて行くのだそう。

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様々な体の大きさ、役割の異なるアリたちでによりハキリアリの社会は構成されているのだそう。

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葉切り作業中。

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運ばれる葉の上の乗っている小さなアリも遊んでいるのでなく、周囲の警戒を担っているらしい。

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通路の途中に一度切り出した葉が貯められています。

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巨大な巣。

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大小様々なサイズ、形状のアリがいます。

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巣の中の古くなったゴミを同じ場所に捨てていく習性があるのだとか。

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なかなか見応えのあるハキリアリ展示。女王の存命中から見ておきたかった気もしますが、今後の変化も気になるので展示が続いているうちにまた見に来たいものです。

その他の展示動物の写真など

ハキリアリの展示を見たあとは、反時計回りに園内を歩いて周りました。多摩動物園で飼育されている動物たちの写真は何度もブログに載せてますし、写真のみダラダラと貼っておきます。

昆虫生態園

今回はじっくりチョウを撮りたいと思っての予約だったのですが、その後妻と一緒に来ることになったので、それはまたの機会ということで……。チョウ以外の虫も色々撮ったのですが、写真はチョウだけにしておきます。飛んでいるチョウも撮れるようになりたいのですが、なかなかハードルが高い。

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蝶や昆虫をパピリオ IIで見始めるとめちゃめちゃ面白いので(目の前にいる生き物なのに精巧な立体図鑑を見ているような不思議感覚)、昆虫生園目的だけでまた来ようと思います。

アフリカ園

大きな猫園、チーターとサーバル。

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ちなみに、現在チーターの子ども3頭が時間限定(11:00~13:30分)で公開中のようですが、昆虫園にいるうちに公開時間は過ぎていました。

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ライオン園はぱっと見ライオンの姿が見当たらなかったので公開されてないのかと思いましたが、すでにライオン園の改修は終わって長らく休止されてたライオンバス再開に向けての訓練中のようです。ちゃんと探さなかったけどライオンいたのかな……?

フラミンゴ。

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ペリカン池には当然のようにアオサギ。

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キリンの赤ちゃん。

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オーストラリア園

おっさん。

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コアラ。

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タスマニアデビル。

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アオバネワライカワセミとワライカワセミ。

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初めて見たけどかなり衝撃的。フォルムは三頭身ボディで完全にカワセミなのに大きさはハトからカラスサイズなので、異常に頭のデカい鳥。かわいいけど、名前の由来になっている鳴き声が凄いらしい。

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アジア園

ワシとかフクロウ。

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このオオワシ。ずっと右目を閉じていたけど隻眼なのだろうか?

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ネズミあげる。

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アムールトラ。

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ユキヒョウ。

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レッサーパンダ。

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オオカミ。多摩動物園のタイリクオオカミ、一時は10頭前後の大家族だったと思いましたが、すっかり頭数が少なくなってしまいましたね。

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相変わらず動物園に行くのは楽しいですが、昆虫園を別にすると展示されている動物の写真を撮ることについては以前に比べ興味が薄れてしまったようです。今後は写真は程々にしてより、改めて動物たちの行動や飼育環境を含めて観察する場所としての動物園に触れて行きたいかなと。

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データ:多摩動物公園

  • 所在地:〒191-0042 東京都日野市程久保7-1-1
  • 開園時間:9:30~17:00
  • 休園日:水曜日・年末年始
  • 入園料:一般600円
  • 公式サイト:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/


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