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テレワークの定番、AfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンAEROPEXとOPENCOMMが手元にある

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今年の始めにAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホン「AEROPEX」を買いました。私自身も何度か使ってはいるのですが、普段は自宅でテレワークをしている妻がほぼ一日中使っていたこともあって、すっかりブログで紹介する機会を失っていました。

AfterShokz AEROPEX(左)とOPENCOMM(右)

最近になって妻が同じAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドセット「OPENCOMM」を手に入れたことで、ようやく私の手元に「AEROPEX」が常にある状態になりました(笑)
せっかくなのでOPENCOMMを紹介しつつ、AEROPEXと使い比べてみた感想などまとめておきます。

定番になっているAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホン

2019年に登場したAfterShokzの骨伝導ワイヤレスヘッドホンのフラッグシップモデル「AEROPEX」ですが、コロナ禍による緊急事態宣言が発令された昨年の春以降、テレワーク需要の増加と合わせてネットで話題になりました。
ただし、私自身は1人完結型フリーランスなこともあり、あまりオンライン打ち合わせなどもなく、普段から音楽リスニングもスピーカー派なので(楽器演奏や音楽制作以外でヘッドホン、イヤホンを使うことが少ない)この手の製品に興味を持つこともありませんでした。

AEROPEX(定価:税込19,998円)

今年の始めにAmazonの初売りでセールになっていたので、なんとなく購入してみたのですが、普段使うのはもっぱら妻で私はごくたまにオンラインの打ち合わせがある際などに使っていた程度。ブログで紹介するタイミングもすっかり失ってしまったのですが、最近になって妻が同じAfterShokzの「OPENCOMM(オープンコム)」を購入したので、改めて私の手元にAEROPEXがやってきました。

(開封とか外観とか付属品とか今更なので、適当に写真を挟んで行きます

ということでAEROPEX(エアロペクス)について簡単に。AfterShokz(アフターショックス)は2011年にアメリカで創業したメーカーで当初から骨伝導技術を利用したヘッドホンを作り続けています。一般的なイヤホンのように耳の中に向けて空気振動で音を鳴らすのでなく、頭蓋骨への振動で音を伝えるのが骨伝導。つまり耳の穴を塞がずに音を伝える(音が聴こえる)のが骨伝導ヘッドホンです。

シリコン製ケース、充電用USBケーブル×2、耳栓などが付属

耳の穴を塞がないので外音が聴きやすいこと、汗で耳の中が蒸れることがないので、元々はフィットネスやランニングなどスポーツ用途で需要があったようですが、テレワーク、テレカン需要の高まりにより耳にストレスを掛けずに音が聴こえるヘッドホン(ヘッドセット)として人気が高まっているようです。

マグネットの専用端子で接続するUSBケーブル

付け心地は良好で、ヘッドホン特有の閉塞感もない

AEROPEXの装着ですが所謂耳掛け式で、バンド部分は頭の後ろ側に来ます。バンドのサイズ調整はできませんが、男の私も頭の小さい妻も装着時の問題は特にありませんでした。ちなみに、頭の小さい子供向けでバンド幅を短くしたAEROPEX PLAYというモデルもあります。

耳の穴を塞がないのでヘッドホン、イヤホンにありがちな閉塞感はありません。感覚としては頭の後ろ側にメガネやサングラスを掛けている感じに近いかもいれません。

https://aftershokz.jp/products/aeropex

耳掛け式なので、メガネやサングラスのつるとの干渉が気になりましたが、実際に使ってみると思ったより気になりませんでした。ただし、普段使っているメガネとの相性や個人差もあるかもしれません。

ただし私自身はメガネ併用で半日装着していると、耳の上が汗ばんだり少し疲れるかなといった感覚も……。後はバンドの側圧もあるので、毎日長時間装着するのは少し嫌かもしれません(ですが、妻は毎日仕事中はほぼ付けっぱなしのようなので、これも個人差でしょうか)。

音楽リスニング用途に最高ではないけど

骨伝導のヘッドホンを使うのはこれが初めてでしたが、最初に感じたのは「思った以上にちゃんと聴こえるな」ということ。リスニング用のヘッドホンと鳴りを比べてしまうと、低音も出ませんし中域だけを強調したようなバランスの音ではあるものの、意外とちゃんと聴こえる。

そもそも聴こえ方が空気振動で鳴らすスピーカーへヘッドホンとは異なるのですが、あえて例えるならば液晶テレビの内蔵スピーカーみたいな感じの音というか……?

かといって「音楽向きでない」と言い切ってしまうのも違いますし、エクササイズやランニング中に音楽やポッドキャストをBGMにする用途には最適ですし、特に屋外を走る際などに下手に耳の穴を塞いでしまうのは車の音などが聴こえにくくなり危険なので、耳を塞ぐことなく音楽を聴ける骨伝導ヘッドホンならではの使い方でしょう。

ヘッドセットとしての通話はかなり快適

現在このAEROPEXを購入する人の多くがオンラインミーティングでの利用、つまりヘッドセット用途、通話用途を考えていると思われます。私もそこまでオンラインミーティング用途で使った訳ではありませんが、確かにAEROPEXでの通話は快適です。

耳を塞いでないので、喋っている自分の声は普段と同じように聞こえますし、中域中心のバランスなので相手の喋り声もクリアに聞こえ、かつ周囲の音が自然に聞こえる状態。スピーカー通話にもやや近い感覚ですが、外音と通話が紛れて聞こえにくいこともなく、音声が周囲に漏れてないのでハウリングの心配もなく、家族がいる場合なども必要以上に周囲に気遣いをする(させる)必要がありませ。イレギュラーに外から話しかけられた場合でも、ヘッドホンを外すことなく対応が可能です。

ただしマイク音質は微妙……?

通話の際に気になるのは。自分の声を拾うマイクの品質(音質)。通話にはあまり使わないこともあって自分の声が先方にどう聞こえているのかあまり気にしていなかったのですが、今回記事を書くに際して改めて確認してみたところ、AEROPEXの内蔵マイク性能は少々微秒なようです。
デュアルマイクによるノイズ軽減機能はあるようですが、耳あて(?)部分に一体化されていることもありそこまで高品位なマイク性能とは言えないようです。

2つの黒いポッチがマイク穴

こもったような音質ですし、なんというか電話みたいな声? まあイヤホン一体型のマイク(ヘッドセット)としては一般的な音質だとは思いますが、相手のために少しでも良い音で…… と考えた場合は、別途マイクを用意しても良いかもしれません。
別に私はそこまで多様する訳ではないので、別にこれでもいいかな程度。

マイクの音はOPENCOMMの方が良

ということでマイク音質以外は良い感じのAfterShokz AEROPEXですが、より通話に特化したモデルがこちらのOPENCOMMです。せっかく妻がゲットしたので(それで晴れてAEROPEXが私の手元にやってきた)ので少し使わせて貰うことにしました。

OPENCOMM(定価:税込19,998円)

AEROPEXと定価は同じ19,998円のフラッグシップモデルで、一見するとAEROPEXにブームマイクが付いた程度の違いですが、防水性能が「IP67認定」から「IP55認定」に1〜2段階下がっていること(恐らくブームマイクの可動部があるせいでしょう)、通話最大時間は8時間が16時間と倍増してること、NFCペアリングに対応してるなどの違いがあります。

見ての通り、かなり立派なケースが付属しています。

マグネットの充電ポート(端子)はAEROPEXと同じでで、ボタンが少し大きく色もオレンジになって分かりやすくなっています。実際に使う際はノールックで操作するのであまり変わりませんけども……。マイク部分が何処かに干渉する訳でもないので、装着感も殆ど変わりません。
厳密に比較した訳ではありませんが、同じソースで音楽を聴き比べた限りではヘッドホン部分は殆ど変わらないと思います。

同じデュアルノイズキャンセリング仕様でも独立したブーム式になったマイクの性能は確かに向上していて、電話のようだったAEROPEXの音声よりは数段階クリアな集音
になっている印象です。通話時間が倍近くまで伸びていることもありますし、通話やオンラインミーティング使用がメインならば、間違いなくOPENCOMMを使った方が良いでしょう。

マイク部分は折り畳めるようになっている

ただし、あくまで相手に聞かせる音声の違いなので、私のように頻繁にマイク機能を使わない人間にはシンプルなAEROPEXの方がうっかり可動部を壊してしまう可能性も下がりますし、屋外アクティビティとの相性も良いので今後もAEROPEXを使う予定です。

価格は同じですので、アクティビティの用途や通話使用の頻度で選ぶと良いでしょう。ちなみに同社の骨伝導ワイヤレスヘッドホンにはAEROPEXの約半額の廉価モデル「OPENMOVE」もあり、レビュー等を読むとこちらもなかなか悪くないようです(スペック的に気になるのは通話時間が6時間とやや短いので、長時間のテレワーク用途の場合は注意)。