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途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

西尾根からの天狗岳周回で八ヶ岳ブルーを堪能した日

2年ぶりに八ヶ岳の天狗岳(西天狗&東天狗)に行ってきました。

西尾根からの天狗岳周回ルート

これまでにも何度か登っている冬の北八ヶ岳・天狗岳(標高2,646m)。手頃なコースタイムで素晴らしい展望や雪山らしい雰囲気を楽しめることでも人気の山です。
最もポピュラーなルートは路線バスでのアクセスも可能な渋の湯、或いは(マイカーのみですが)唐沢鉱泉からスタートして、黒百合平の黒百合ヒュッテ〜中山峠を経由して東天狗岳〜西天狗岳を巡るもの。

中山峠側から見るお馴染みの天狗岳(西尾根は右側の西天狗岳の向こう側)

そしてその他に、唐沢鉱泉から直接西天狗岳の山頂を目指す、西尾根ルートがあります。黒百合平経由と大きく難易度が変わる訳ではありませんが、山頂に至るまで山小屋がないので雪山初心者やテント泊が目的の場合は、先に黒百合ヒュッテを経由するコースを選ぶことが多くなります。

西天狗岳山頂付近から伸びる西尾根

前回登った一昨年の1月もテント泊だったので、唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテを目指しました。

ということで何度目かとなる天狗岳は、西尾根経由で登ることにしました。
スタートは唐沢鉱泉から。唐沢鉱泉までの林道は四駆&スタッドレスタイヤならば、特に問題ないレベルの雪道。唐沢鉱泉(現在は冬季閉館中)の方が除雪してくださっているのでしょうか。ありがたいことです。

到着したのは日の出前のまだ暗い時間帯で駐車スペースに停められましたが、スタートする頃には次々に車が増えてこんな状態になっています。

気温はマイナス12℃表示(実際はさらに数度低いはず)とそこそこ寒い。

唐沢鉱泉は4月まで冬季休館中です。駐車場のトイレも閉鎖されているので、事前に高速パーキングやコンビニですませておきましょう。


唐沢鉱泉から西尾根に向かってスタート

西尾根経由の場合はスタートしてすぐの橋を渡って「西天狗」方面に進みます。

トレースは既にしっかり付いています。

蓼科山方面、いい感じの青空が見えています。

最初の分岐、ここから西尾根の尾根道となります。枯尾の峰方面は結局唐沢鉱泉に通じる登山道なので、トレースは付いていませんでした。

振り返ると御嶽山と諏訪盆地。

進行方向に青空が見えてくると、最初の展望台が近いです。


展望の良い天狗岳西尾根

目の前が開けて振り返るとこの絶景。諏訪盆地の向こうに中央アルプスから御嶽山、乗鞍岳。

中央アルプス。

諏訪湖も見えています。空には月。

北アルプスから蓼科山。その間には、霧ヶ峰や高ボッチ高原、美ヶ原など。

少し進むと第一展望台に出ます。

南八ヶ岳の峰々も見えてきました。

横岳の稜線から赤岳、中岳、阿弥陀岳。

南アルプス。

展望は開けましたがまだまだ樹林帯は続きます。青空を雪の付いた木々の間を歩く気持ちのいい西尾根。


振り返ればこの展望。天狗岳西尾根、かなり良い。

そして目の前に西天狗岳が見えてきました。東天狗側とは違って、かなり高い標高まで樹林帯。

登山道から崖下にトラバースして行くカモシカの足跡もあちこちに。

第二展望台からは西天狗岳がいよいよ目の前に。

森林限界は本当に山頂直下だけですね。

樹林帯と雪、日の光と影によるコントラストが美しい。


こんな美しい樹林帯歩きはは大歓迎。


そして最後の森林限界へ。やや急登をジグザグに登って行きます。雪の状態などでは、ここからピッケルを使った方が良いかも。



先程歩いてきた第一展望台と第二展望台の間辺りでしょうか。

蓼科山。

北岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳。

正面に天狗岳西尾根と日本アルプスが全部見える。

西尾根からだと、森林限界の登りが楽しめるのはここだけです。


そして西天狗岳の山頂へ。


広々とした西天狗岳と大賑わいの東天狗岳

いつもの記念撮影ポイント。今年は雪が多いと言われてますが、3月頃に掛けてこの山頂標識がどこまで雪で埋まるでしょうか(初めて登った2017年には「山頂」の文字のあたりまで埋まっていました)。

風は冬の八ヶ岳にしては穏やかレベル(バラクラバがあれば気にならない位)で、気持ちの良い山頂です。

西天狗岳山頂(2,646m)は広々としていて360度の展望が楽しめます。

北アルプス。


風を避けつつ行動食のクリームパン(セブンイレブンの5個入りのやつ)。

シュカブラと東天狗岳方面。

東天狗岳、今なら空いてそうですね。

前回の入笠山から2台持ちの1台とパナソニックGM1とLUMIX G VARIO 35-100mmの超軽量セットにしています。12-100mm F4.0 IS PRO程ではないものの、望遠端200mm相当の描写もそこそこ使えます。


でも、やはり7-14mm F2.8 PROの方がキリッと写るし色乗りも断然好み。まあ何度も来ている天狗岳なので、写真はそこそこでもいいかなと(と言う割りにかなり枚数撮ってしまう)。

それでは東天狗岳へ。

こちら側から登るのは初めてですね。

東天狗岳山頂(2,640m)にやってきたら、人がめちゃめちゃ多くてビビりました。東天狗回りの方が登山者が多いのですが、丁度そんな朝方スタート組のピークだったようです。


東天狗から西天狗。G VARIO 35-100mmのワイド端とテレ端。


硫黄岳にも久しぶりに登ってみたいですね。夏沢鉱泉からのルート、今度行ってみようか。

帰りは黒百合平方面へ。

逆時計回りコースの景観もいいですね。


稲子岳。

天狗の奥庭と乗鞍、そして北アルプス。


中山峠あたりも雪深くていい雰囲気。

降雪直後は結構いい感じにスノーモンスターになったりしそう?


黒百合ヒュッテでビーフシチューセット

黒百合ヒュッテへ。

のんびり雪上テン泊したい。

現在の情勢もありこの日は行動食のみで下山するつもりでしたが、小屋内を覗いてみると思いの外空いていたので(窓際の喫茶スペースが貸し切りでした)ランチを食べて行くことにしました。極力人との接触は避けたい気持ちと、こんなときだからこそ少しでも山小屋にお金を落としたい両方があるのですよね。

やはりここに来たら食べたいビーフシチューセット(1,600円)。

食後に外に出たらもの凄いことになっていました! やっぱり人気の山と山小屋。

ここからはチェーンスパイクで足元も軽やかにスムーズな下山。


気温は昼過ぎでマイナス5℃、この日は1日氷点下でした。

黒百合平から1時間程で唐沢鉱泉に戻ってきました。


車も随分と減っています。2年ぶりの天狗岳、かなりのんびりと堪能しました。


冬の八ヶ岳エリアは運転中の車窓も最高ですね。

下山後の温泉は我慢してそのまま高速へ。富士山が綺麗でした。


YAMAPの行動記録

唐沢鉱泉からの逆時計回り周回(西尾根)ルート。黒百合平経由のピストンよりも行動距離やコースタイムは短くなるのですが、黒百合ヒュッテでは初心者の冬季西尾根ルートに注意を呼びかけています。確かに雪山初心者かつ天狗岳初挑戦の場合は、まずは黒百合平回りを選んだ方が無難かもしれません(黒百合ヒュッテでトイレ休憩やアイゼン装着、ピッケル準備などもできて安心感があります)。

あとは西尾根から下山する時計回りルートも悪くないと思いますが、黒百合ヒュッテの軽食を食べたい場合はタイミングが難しくなってしまいますね。


西天狗岳〜東天狗岳 / OKPさんの西天狗岳東天狗岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ