I AM A DOG

途方に暮れる 犬とよばれる でも生きてゆく

愛用してたけど、いつの間に使わなくなった山の道具とか…

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先日、ハイキング中にちょっと話題になったこと。

登山を初めた頃は愛用していたり、とても便利だと思っていたのにいつの間に使わなくなった道具とか、やらなくなった習慣について。紙地図とコンパスはもういらない、みたいなよく燃えそうな話ではないです。

ハイドレーションボトル

まずはこれ。行動中に水を飲むためのハイドレーションボトル。バックパック内のウォーターボトルから伸ばしたホースで給水するあれ。我が家は私がキャメルバッグ、妻がプラティパスのハイドレーションを使ってました。使い始めた頃はなんて便利なものがあるのだ!と感動していた気がします。

最初の何年かは山に行く際には常に使っていましたが、今では全く使ってません。現行のハイドレーションがどれだけ進化して、飲み口のゴム臭がしないモデルがあったとても、多分もう使わない気がします。

理由は単に面倒くさいから。準備もだし使用後に洗ったり干したりメンテが面倒なのです。基本水しか入れられないし、ザックを開けないと残量が確認できない、継ぎ足す際には取り出す必要がある。氷点下ではホースが凍ってしまうし、そもそも冬は温かい飲み物が飲みたいので使わない。
ペットボトルやナルゲンボトルで好きな飲み物を携行すれば十分だし、補給や中身の移し替えもそちらの方が楽です。でも、こまめな給水の大切さや一度に飲みすぎない習慣を身につけるためには良い道具でした。

コンプレッションタイツ

C3 FitやCW-Xなどのスポーツ用タイツ。血流をどうこうする(?)着圧機能、テーピング的なサポート目的など、タイツによっていくつかの機能がありますが、トレッキングパンツでは下半身が暑くなってしまう夏山登山では、短パン+コンプレッションタイツが基本スタイルでした。愛用していたのはC3 Fitの「エレメントロングタイツ」と、真夏は薄手の「インパクトエアーロングタイツ」。

最近、夏山に全然登ってないので使う機会がなくなったのもありますが、寒くなると使わなくなるし、トレッキングパンツのみだったり、雪山用のゆるい保温タイツを履いたからといって、さほど足の疲労は変わらないなと。テーピングも一時期効果がある気がしてましたが、自分程度の運動量だとさほど関係ない気もします。

家から履いて行くには少々鬱陶しいし、登山口の駐車場で履き替えるのも面倒だ…… とか思っているうちにかれこれ数年履いてません。虫刺されや転んだり引っ掛けた際の怪我のことを考えると、真夏に短パンを履きたくなったら今後も使うかもしれませんけども。

体の正面に吊り下げるカメラバッグ

体の正面にぶら下げるタイプのトップローディング系カメラバッグ。最初は専用のハーネスを使ったり、その後自作でバックパックのショルダーハーネスに吊り下げるようになり、行き着いたのがパーゴワークスの「フォーカス」でした。フォーカスは今も超愛用してますが、バックパックに吊り下げる使い方はしてません。

この携行方法は正面足元の視界が遮られることの他に、バックパックを下ろしたり、上着を羽織ったり脱いだりするたびに、いちいちバッグを着脱が発生するのが面倒です。いつの間にフォーカスは斜めがけのショルダーバッグとして使うようになりました。現行モデルは一度もザックに吊るして使ったことはない。
他にもCAPTUREやb-grip等のカメラホルスターを使うようになったことも理由のひとつですが。

ガスストーブでお湯を沸かしたり山飯作ったり…

昼飯のたびにストーブでお湯を沸かしたり、ちょっとした調理をしたりコーヒーを淹れてみたりとか。
最初のうちは楽しかったのですが、今は面倒なので極力やりたくないです。日帰り登山なら最近はお湯すら沸かしたくない……。

頑張ってカップラーメン(熱々のお湯た食べたい派なので仕方なく沸かす。山専ボトルを使っていてもさらに沸かす)、なんならゼリー飲料とパンやコンビニおにぎりを食べるだけの軽い休憩で十分かなと。

氷点下の雪山だとお湯もすぐに冷めてしまうのでカップラーメンすら微妙ですし、長時間の休憩で下手に体を冷やすぐらいなら、ゼリー等すぐエネルギーになる行動食をこまめに取る感じになって、その流れで夏山でも食事が面倒になってしまった感じ。食事を楽しむのは下山後でいいじゃない……と。

山小屋にお金を落とした方がいいじゃない!?

あとは普段、家で毎日料理していることもあって、わざわざ山やキャンプに行ってまで限られた材料や器具で料理したいとは思わないかも。野外料理全般にモチベーションが低いです。

機能性よりも面倒だから…

ざっと思いついたものをいくつか書いてみましたが、使わなく(やらなく)なった理由のほぼ全てが「面倒くさいから」のようです。機能性については理解しつつも、メンテナンスだったりそれを着用するためにひと手間増えることだったり、とにかく時間が掛かることを徐々に避けるようになったというか……。
どれも使用を否定する訳ではないですし、使ってたことが無意味だったとも思ってませんが、今の自分はそこまで必要と感じてないのかもしれません。

他にもまだありそうな気もしますが、最初は良いと思ったけど徐々に使わなくなったとか(ヘッドライトに被せるランタンシェードとか)、別のアイテムに収束されて中途半端になったとか(ラチェット式のアイゼンとか)、なんとなく合わなくなって同じジャンルの別商品に買い替え(靴下やインナーであるある)みたいのは今回は取り上げていません。